当時の上海浦東空港の国際線ではWi-Fiがまだ使い放題ではなかったと記憶しています。お店やラウンジに入ってそこでパスワードを教えてもらい、その範囲内でしかWi-Fiが使えなかったはずです。
どうせ何か食べないとお腹すいちゃうし、カフェに入って時間を潰してみることにしました。
何時間も粘っても許されるかな?
もし嫌な顔されたら他の店もあるからはしごすればいいやと考えていました。
でも結局ここでずっと過ごさせてもらいました。
最初Wi-Fi設定がうまくいかなくてお店の人に聞いたら親切に教えてくれ、サービスが良かったです。
ご飯を食べ、コーヒーを飲み、もう一杯飲み物を頼みとちょろちょろと注文しながら長居させてもらいました。
その間に色々な人が店にやって来ました。
日本人男子のグループ(大学生?)がワイワイと入って来て、まとまって座れる席がないと探していました。私が隅っこの席に移動すればみんなで座れるようになると思ったので、店員さんに中国語で「私があっちに移動するからここ使って」と声を掛けました。
その様子を見ていた男の子が満面の笑みでこちらに向かって「え~っと、シェイシェイ!」と言ってくれました。
親切にしてくれた中国人のおばさんだと思ったのでしょう。
実は私も日本人だよって言いそびれちゃいました。
それなので、その後に彼らが「あれ?Wi-Fiどうやったら使えるの?」「俺のもつながってないし」と言っているところに首を突っ込んで、日本語でやり方を説明してあげるべきかどうか悩んじゃいました。
意味不明かも知れませんが、なんかファーストインプレッションの"席を譲ってくれた親切な中国人のおばさん"というキャラを崩したくない気持ちがあったんですよね。
彼らのWi-Fi問題は店員さんと英語でやり取りして解決していました。
「すげぇ英語できてんじゃん」
「俺にもやり方教えて」
「おお繋がった!そっちは?」
若者が無邪気にキャッキャと楽しんでいる姿はこちらまで和みました。
彼らの目的地がどこなのか知りませんが、私には(途中で立ち寄った上海のイメージが良いものでありますように)という謎の使命感がありました。
だから、楽しそうに過ごしてくれていて何よりです。
私が乗る22:00発のホーチミン(胡志明市)行きの出発時間がやっと近づいてきました。
中国語では"市"をつけているんですね。
人名のホーチミン(胡志明)と使い分けているということなのでしょう。


