休憩をし過ぎると疲れてしまうもので(勝手な理論)、特に目的もないままですが、そろそろ歩き出すことにします。

埃っぽくて空気がいつも黄土色な重慶ですが、道路の街路樹が緑に輝く気持ち良い所もあります。

緑に黄色のタクシー。重慶らしいなと思って撮りました。

 

歩き出して間もなく、違和感のある建物がありました。

このデザインはどこかで見た覚えがあります。

上海万博で大人気だった中国館の外観によく似ています。

重慶のこれは重慶美術館だそうです。

私が見た2012年はまだ工事中です。

中国らしさを前面に押し出した建物なのでしょうが、私の興味を引いたのはすぐ近くにあった別の建物。ぼろぼろの洋館。

屋根に木が生えちゃっているし、早く何とかしないと崩れてしまいそうです。

そして壊してしまうにはあまりにも惜しい建物。

上海や香港にもありそうな民国期の素敵な洋館です。

真裏で重慶美術館の工事をしていることもあり、洋館に近づくことはできず遠巻きに眺めるだけでしたが、柱もアーチも屋根もその素敵さにうっとりです。

 

追記:百度地図で確認してみたところ、重慶の五四路にあるこの建物は修復されて残っているようです。おしゃれカフェとかあるようで、有効利用されているならこれからも残っていきそうです。うれしい。