若者がお線香を焚いていたことがどうも気になる。

それにこの日は街中でも何度かお線香を目撃しています。

 

たしか、取り壊しが決まった地区でも見かけていました。

これです↓

 

どうやらこれは"鬼月"と関係しているようです。

 

"鬼月"というのは日本でいうところのお盆。

旧暦の7月が"鬼月"にあたり、この1か月間はこの世とあの世を隔てていた"鬼門"が開き、行き来ができるようになるそうです。

それでご先祖様がこの世に帰ってくるだけなら良いのですが、悪い霊も一緒にやって来ちゃうらしいのです。だからお線香を焚いて弔うのだとか。

 

私が重慶旅行をした8月は旧暦では7月。まさに"鬼月"なのです。

だから色々な所でお線香を見かけたのですね。

お線香以外にも紙銭(あの世で使えるお金)を燃やした痕もあります。

 

地面に直にさしてあるものもあれば、果物にさしてあるお線香もあります。

これも何か謂れがあるのでしょうね。

 

街ではお線香と紙銭を売り歩く人もいました。

天秤棒を担いで売り歩いています。さすが重慶。

 

お買い上げ。

私にも「買わないの?」と声を掛けてくれました。

買って火を点けてみたいみたい衝動はあるのですが、なんの信心も無い私がやるのは不謹慎すぎるだろうと自粛。

 

この時期に重慶に来たからこそ出会えた光景。

 

中華人民共和国建国後、宗教とか信心とかからは暫く強制的に遠ざけられていた中国の市井の人々。だけど、こうした民間信仰はずっと手放さずにいたということなのでしょうね。