初日は地下鉄で「台電大楼」へ。
ここに残る「眷村」の様子を見てみたいという気持ちと、ドラマ『求婚事務所』に出てきた場所を見てみたいというミーハーな動機で行ってみることにしました。
観光地じゃなく、普通の住宅街なので住民の皆さんのお邪魔にならないよう心掛けながら行ってみます。
眷村というのは、蒋介石と共に中国大陸からやってきた中華民国国軍やその家族など、いわゆる外省人と呼ばれる人々が集まって住んでいる場所。
私が眷村に興味を持ったのは2010年頃からで、もっと早くから興味関心を持っていたら、リアルな眷村を目にすることができただろうにと後悔しております。
何故なら2010年頃の台湾は都市開発がどんどん進んでいて、当時の様子を残す眷村はわずかになってしまっていたのです。
台湾に詳しい方なら「彩虹眷村」をご存じかも知れません。
観光地として有名ではありますが……私が見たい眷村はもうちょっとリアルというか、寂れているというか……そんなところを見てみたいと思っているのです。
先ずは永春街の細い道を歩いてみます。
ペパーミントグリーンと赤レンガ。
それが眷村に対する私の勝手なイメージ。
ここがいわゆる眷村と言えるのかどうかはよく分かりません。ただ、"嘉禾新村"という眷村が近くにあり、国軍の施設もあるので、きっとこの辺りもいわゆる外省人の居住区だろうと想像しております。
車1台がやっと通れるくらいの細い道の両側に古い建物がびっちりとありますが、人が住んでいるのかどうか??分からないような状態のところも多くありました。
この色使いが台湾ぽくもあり、眷村っぽくもあります。
猫もいます
タクシーを生業にしている人が多いのか?
家の前にたくさん停まっていました。
眷村には古い建物が多いのには理由があります。
1945年以降、日本が去った台湾に中華民国国軍がやってきたのですが、その多くはずっと台湾に住み続けるつもりはなく、内戦に勝ったら中国大陸に戻るつもりでいました。なので下級兵士のために新しい建物をわざわざ作ったりせず、空き家などをあてがって住まわせました。
計算通りにはことが進まず、彼らは結局中国大陸に戻れることなく、ずっと台湾に暮らし、今では孫やひ孫の代になってしまいました。
若い人たちは古い仮住まいに住み続けることはなく、新しい住まいに移ります。
そして、再開発の波に乗って眷村はどんどんと消えていく運命となってしまいました。
ただ、「消えてしまった」と感じるのは私の勝手であって、いつまでも古臭い建物に住まず、より豊かに、より良い環境で生活できるようになるのが当事者には良い事なのだと思います。
苔むした屋根が渋い!
こういう石造りと赤い門も眷村っぽさを感じます。
もう少し歩いて、お目当てのお家を目指します!








