ラストはたいして写真も無いので長文で一気に!
帰りは重慶→北京→名古屋と、北京を経由して帰国する便でした。
ところが航空会社の都合で重慶の出発が大幅に遅れてしまい、名古屋便に乗り遅れてしまいました。
機内でも、北京空港で聞いた係の人もみな「間に合います。大丈夫」と言っていたのに……イミグレーションまで来たところで、すごく冷ややかに"这个航班已经飞了。(このフライトはもう飛んだ)"と言われて出国させてもらえませんでした。
ションボリと航空会社のカウンターまで戻って尋ねると「今日飛べる便はもう無いので、明日に振り替えます。ホテルも用意します」と言ってくれました。なんだか(助けてもらえた!)と感じてしまったのですが、全面的に航空会社の責任なので当たり前のことなんですよね……。
ところで、私は明日から仕事があるのです。慌てて上司に国際電話をかけて休暇延長のお願い。上司は呆れられながらもすぐに休暇OKしてくれました。
そこからは……待てど暮らせどホテルに案内してもらえません。ドリンク券もくれなければ、いつ頃ホテルに案内できるとも何もお知らせしてくれません。ただただその場で待つのみ。そういうところだぞ!中国の航空会社のサービスの悪さ!
カウンター周りの椅子も無いような場所でずっと待たされました。数時間待つうちに私と同じように飛行機に乗れなかった人々がぽろぽろと増えていきました。
それでやっとバスに乗せられて、ホテルに案内してもらえることになりました。
空港近くのホテルは飛行機の遅延のために北京に足止めを食らったお客さんが沢山いそうなところでした。フロントの係の人も手慣れたもので、「あなたは549号室です。今は一人ですが、後から誰か相部屋になるかも知れませんがいいですね?」と早口で説明されました。念のため「え!それって女性ですよね?」と半分ジョークで聞いたら「当然」とのお答え。
部屋はいたって普通のツインルーム。一人でゆっくりできれば文句はないのですが……予告通り夜中になってから人が入ってきました。
全くの他人と相部屋です。
その時は帰国できないというちょっとした興奮状態にあったのですんなり受け入れましたが、こんなことって世界的によくある事なのでしょうか?逆にトラブルの元になりかねない気がします。
ただ、私がラッキーだったのは相部屋のお相手がとても気さくな良い人だったこと。10歳ほど年上のその人は、出張先から自宅のある内モンゴルに帰り損ねたそうで、「中国の飛行機はしょっちゅうあるのよ、まったくもう!」と文句を言いつつも、基本は明るくてニコニコしています。
もう他人は来ないだろうと高をくくった私は部屋のタオルを2枚とも使ってしまっていたのでそのことを謝ると「大丈夫、私自分のを持っているから」とスーツケースから自分のタオルを取り出して顔を拭きました。本当におおらかで、嫌味なところが全く無い人です。
「それより、あなたが飲んでいるのは紅茶?お茶が好きなの?うちの息子は北京でお茶を売っているの、足止め食ったついでに明日息子に会いに行こうかと思ってる。」と明日の予定まで話してくれました。「でも息子が働いている馬連道への行き方が分からない」というので、北京留学経験があり、馬連道へも行ったことがある私が、最寄り駅まで連れて行ってあげることにしました。
翌朝、ホテルで朝食を食べ、チェックアウト。
ホテルは交通の便が良くない場所だったので、地下鉄の駅までタクシーで行こうと思っていたのですが、同部屋のおばちゃんが「バスでいいよ、ホテルの前からバスがあるって聞いたから」というのでバスに乗ることに。
いや~長いバス旅でした。ただでさえ長い距離なのに、朝の通勤ラッシュも相まって、1時間以上乗っていたはず。
私は旅の疲れがどっと出て、ずっと眠りこけていました。記憶もあやふやで、バスが着いたのが地下鉄駅「東直門」だったか「朝陽門」だったか忘れちゃいました。
そこからおばちゃんを「軍事博物館」駅までご案内。大混雑の「国貿」駅での乗り換え時には、はぐれないようにとしっかりと腕を組んで歩きました。
この感じ懐かしい~ぃ。
若い頃ならまだしも、おばちゃん二人が腕を組んで並んで歩くなんて、中国にいて相手が中国人だから臆面もなくできることのような気がします。少なくとも私は日本ではやらないからなぁ~。
さて、おばちゃんの息子さんは馬連道茶城でプーアル茶の専門店を営んでいて、連絡をしたら「軍事博物館」駅まで迎えに来てくれることになったそうです。だから駅に着きさえすればもう安心。「北京に詳しい人に会えてラッキーだったわ。ありがとう」と感謝のお言葉をいただき、笑顔で手を振りあってお別れです。
その後、私は「車公庄」まで移動して取引先に顔を出し、そこの社食でお昼を食べ、会社の車で送ってもらいました。北京空港まで送ると言ってくれたのですが、「東直門」までにしてもらいました。
数年前に開通した機場快軌(エアポートエクスプレス)に乗りたかったのです。
切符売り場には列ができていました。
自販機もあったのかも知れませんが、よく分からない時には人がいるところで聞きながら買った方が安心できる。
中国の旅では人に聞きまくるのが基本のキ!昔はそうでしたね。ネットが発達した現在ではどうなんだろう?
「東直門」のホームは普通の地下鉄の駅って感じ。
車内も普通。
北京のやることだから、もっと近未来的なド派手な車両にするのかと思ってた。

混雑もしていなかったので、落ち着いた車内でうつらうつらしている間に空港に着きました。
空港に着いたら、これぞ中国らしい駅でした。
ただただ広い!バカデカい!
2000年頃の北京空港はあまり大きくなくて、私の友人は「え?これ首都の空港なの?」と動揺したほどのサイズでした。
それが2008年の北京オリンピックに向けて大工事が進み、新しくきれいで大きな空港に生まれ変わりました。
その広さが分かる看板↓
「一番遠い搭乗口E36までは歩いて10分程かかります」と書いてあります。ぼんやりしていると乗り遅れてしまいますね。
そしてニーズがあるところにすぐ商売が生まれる。
それが中国!
一人10元または1台20元で空港内で乗せてもらえる車があります。
こういうサービスがあることは驚かないのですが、この車にナンバープレートが付いていたことに驚きました。建物外でも走れるってことでしょうか?
長々と書き続けた2010年の重慶の旅は以上です。









