昨年は出張で神奈川と東京でほとんど過ごした。
初めて関東で過ごしたので感じた事がいくつかある。
そこで何点か首都圏と第二都市圏の違いを綴る。
①事業数の差
現在、東京は渋谷界隈を初め、建設ラッシュに沸き返っている。
もちろん老朽化への対策も含むが何せ次々と街が変貌を遂げている。
公共事業費なども都の潤沢な税金で賄われるだろう。
②ファッションカルチャーは老若男女問わない
お金持ちが多いから。
もちろん理由としては大いにあるだろう。
だが、都内で過ごすと小汚い(言い方は悪いが)服装は出来ない。
僕個人としても、服が変われば気分が変わり、やる気が生まれる。
見た目から違うのだ。
③首都界隈の押し上げ
僕は前述の通り、神奈川に住んでいた。
首都東京を除く、首都圏最大の商業都市である。
都内から少し足を伸ばせば神奈川へ来れるのだが、東京にないものが程よくあるという印象。
いくつか紹介してみよう。
横浜エリア
桜木町は若者のデートスポットであり、たくさんの人で賑わっている。
みなとみらい、馬車道などはオシャレなお店が多く、わざわざ足を運ぶ人も多い。
そして中華街は、さらに人が多い印象。
テレビで紹介されるお店も多数あり、神戸の中華街とは規模が違う。
湘南エリア
住みたい街ランキングで上位常連の湘南。
江ノ島、鎌倉を初めとする観光地に加え、藤沢、茅ヶ崎など、海が近い住宅地。
葉山、逗子など海が綺麗な別荘地。
湘南エリアから都内へ通勤する人も多く見られ、人気スポットとなっている。
箱根、湯河原エリア
言わずと知れた温泉地。
箱根は山中に露天風呂があったり、日帰りで温泉を楽しむ人も多い。
小田急ロマンスカーで新宿から一本という立地の良さから箱根湯本駅はいつも人で賑わっている。
川崎エリア
近年急速に発展している川崎。
その勢いは横浜すら圧倒するほど。
何より立地が良く、都内へのアクセスは抜群である。
湘南新宿ラインでは武蔵小杉駅。
上野東京ラインでは川崎駅。
小田急(快速急行)では新百合ヶ丘など、隣の駅は都内なのだ。
住みたい街ランキング上位の武蔵小杉は現在も発展を続ける。
神奈川県以外にも都内へアクセスするために住居を構える人が多い。
④人から伝わるパワーの違い
個人的な意見であるが、東京と大阪の最も違うところ。
僕は東京で凄まじいパワーを感じた。
夢を見る若者、起業家、都内のサラリーマン。
どれもこれも大阪で感じられるものではない。
ご縁もあり、企業経営をされている方や投資家の方と食事をご一緒させていただいたのだが、未来へのビジョンを明確に持っている。
稼ぐ事、世の中へ還元すべき事。
大阪では普通じゃないことが普通なのだ。
これはサラリーマンにも同じ事が言える。
一生サラリーマンに甘んじるつもりが無い。
僕自身パワーをたくさんいただき、ビジョンを持つようになった。
大阪は変化を恐れる人が多いと思う。
現状維持であればいい。
そのような風潮を感じたのが、当時の橋下市長が提案した2015年の大阪都構想である。
個人的には非常に残念な結果となり、大阪市民は今までの大阪でいたいと投票したのだ。
これが間違いなのかどうか。
やってもいないのに結果はわからないのだ。
それ以降大阪は何も変わっていない。
今回は首都と第二都市の差を4点挙げたがまだまだ物足りない。
僕は大阪が嫌いなわけではなく、今のままではいけないと思っているのだ。
もし、首都直下型地震が発生した場合、今の大阪で東京の機能を補えるか。
答えは否。
第二都市としての責任を果たす必要性が大阪にはあるのではなかろうか?