さてさてバラナシ2日目です。
本日もガンジス川に行ってきました。目的地は火葬場です。
ガンジス川のお話を少しだけ。
ガンジス川は地理的にはヒマラヤ山脈の流れを集めながら北インドを西から東に向かって流れています。この大河の周りはヒンドスタン平原、つまりインド平原と呼ばれてインドの農業地帯でもあります。最終的にバングラデシュに流れ込みインド洋にそそぎます。
古代からこの川とその周りの地域は重要でした。食糧が得れる場所にしか都市は発展しませんので、インドの人たちの文化の中心になりました。
ヒンドゥー教のヒンドゥーとはインドの事で、ヒンドゥー教とはインド教の事です。ヒンドゥー教ではガンジス川は聖なる川のされていて、ここバラナシはその中でも最大の聖地です。
ヒンドゥー教徒は生涯に一度はここにきてガンジス川の水につかる沐浴をします。
また、死んだ人はこの川のほとりで火葬され、川に流されます。
そんな川に行ってきました。
さて本日最初のびっくり
牛は街中でたくさん見かけるんですが
沐浴してましたw
ガンジス川の河岸です
向こうの先までずっと続いているのが沐浴場です
建物はヨガの修行道場だったり
宿泊施設だったり
死を待つ人の宿だったりします
死期を悟った人の中には
死ぬ前にここへくる人がいるそうです
ガンジス川で死ぬことはヒンドゥー教にとってとても名誉なことらしいです
沐浴をする人たち
このちょっと先で水に浮かぶものを見ました
最初ビニールが浮かんでるんだと思ったんですが
よく見ると人の形をしています。
左足の先からロープが出ているのも見えました
ガンジス川では子供や妊婦は火葬されずにそのまま流されるそうなので
これもそうなんでしょう
つまり死体ってことですね
白い布にくるまれてただ漂っている死体を見ていました
小さく見えたのできっと子供なんでしょう
その周りで遊ぶ子供たちと沐浴する大人たち
ひつこく勧誘してくるボートの客引き
たくさんの犬と牛
生と死がそこには共有していて
漂う死体とガンジス川を見ていたらなんだかこの世界の見方が変わってくる気がしました
きっとここにいる人たちにとったら死ってのは大したことないのかもしれません
それって幸せなことかもしれません
ちょっとさきにあった沐浴場
ここは人が多かった
しかし、いまだインドに来て一人の日本人も見ていない。
火葬場です
火葬しているところは当たり前ですが撮影できません
この建物は火葬場のすぐ隣にあって
火葬の煙で黒くなったます
ここでの勧誘がひどくってびっくりしました
死を待つ人たちの宿に行かないかと誘ってきます
すぐ横でお葬式してるんですよ。その宿を商売にしてしまっていいのか。とか
色々インドってすごいなー
明日は宿でのんびりして明後日コルカタに移動予定です。




