タイの博物館にいったら久しぶりに勉強したくなった。
タイの仏像の変遷が面白かったのでまとめ
①お釈迦様
日本ではお釈迦様ですが、ブッタとも呼んだりします。どちらも本名ではありません。釈迦は小国が分裂していた古代インドの王族の一つシャカ族から来ています。お釈迦様はシャカ族の王子です。
ブッタはインドの地名ブッタガヤからきていて、お釈迦様がここで悟りを開いたから彼のことをブッタと呼んだりします。どうも悟りを開いた場所についてはいろいろあるみたいですが。
本名はガウタマシッダールタといいます。母親の脇の下から生まれて、生まれたときに「天上天下唯我独尊」といったといわれています。意味は
この世でもあの世でも一番偉いのは俺やで!
的な意味です。DQNです。
②タイの宗教
最初にタイの宗教について、タイの宗教は仏教ですが、日本の仏教とは違います。仏教は大きく大乗仏教と上座仏教(小乗仏教)に分かれています。
お釈迦様が悟りを開いてこうすりゃ悟れるんやで!って語ってた頃には大乗も上座もありませんでした。
年月が過ぎるとお釈迦様の行動が研究されて悟るには、厳しい修行が必要なんじゃね?と考える人がいれば、いやいや悟るのは仏さん信じてるだけでいいんやで!って考える人もできました。
前者の考え方をしているのが上座仏教で後者が大乗仏教です。
では、身近な大乗仏教から解説。
日本など中国の文化の影響下にあった国や地域では大乗仏教が多いです。
厳しい修行をしなくても座禅をしたり、お経を読んだり、写経をしたりすれば天国に行けます。
非常に簡単なので誰でもできるので広がりやすいです。
その分、信仰心は薄くなるかもしれません。
いま僕がいるタイは上座仏教です。あんまり信仰国は多くありません。因みに小乗仏教とも呼ばれます。
大乗はみんな信仰できるという意味、小乗は限られた人が信仰できるという意味合いもあります。
というのは上座仏教は厳しい修行が前提なので、たくさんの地域で信仰される条件をみたしてません。
タイの人は9割くらい仏教徒で信仰心が強いです。
出家するひとも多く修行をして善行をつみ、天国に行くことができます。
一般の人も普段の生活の中でもお寺に行ったり、お坊さんにご飯を分けたりして善行を積みます。
たとえば、タイのお寺の前にかごに入った小鳥を売っている場所があります。何のためかというとこれを買って逃がすんです。そうすると良い行いをしたことになります。なにか違うきがするけどこれで
天国ポイント1ポイント獲得です。
③タイの仏像
さてこっから本題です。
今回見てきたスコータイ様式の仏像についてご紹介します。
博物館によるとスコータイ様式の仏像はタイの仏教美術に大きく影響を与えているそうです。
写真でみてみるとどうですか?
僕は初めてスコータイの仏像を見たとき少し違和感がありました。日本の大仏とタイの仏像の一番大きな違いはおなかのくびれだと思います。
スコータイの仏像は共通してくびれています。指先も柔和なイメージで細く長い指をしています。胸をよく見るとほんの少し膨らんでいたりします。
ブッタは男のはずですがここの仏像は女性的です。
これは、ブッタがすべてを兼ね備えているというイメージからくるみたいです。つまり、男性も女性も兼ね備えている完璧な人物だといえます。
つまり、
ニューハーフは最強
ということになります。
ふと思ったけどタイのニューハーフ文化の根源はこういうとこにあるのかも。
タイに来てからやはり結構見かけます。おとといのレストランのマスターもそうだし、昨日いったスーパーのレジ打ちもニューハーフの方でした!
タイの仏像を探ればタイのニューハーフ文化が理解できるかも!?