湯の峰温泉一番の老舗宿「あづまや」さんに泊まりました。
実は二十数年ぶりの宿泊でした。
以前は何度かお世話になっていましたが、熊野古道が世界遺産になったとたん予約の取れないお宿になりました。
もうすっかり落ち着いて予約がうまくとれてよかったです。

 
 
 
以前と変わらないひなびた温泉宿の雰囲気を残していました。
懐かしい💓

 
紅梅やあづまやのゆをこひ宿る  青畝

玄関の横に文学碑がたっています。

 
お部屋には樹木の名前が付けられています。
そのお部屋の床の間に使われている木の名前です。
下は「こくたん」

 
このお宿は、私が温泉に目覚めたところです。
ほのかに硫黄のかおりがするお湯は肌にしみわたります。

 
環湯と名付けられたお風呂は壁と天井が新しくなっていました。
お湯の心地よさは昔のままでした。

 
小さい方の湯船は「さまし湯」
源泉から出る湯は92度もあるので大きな湯船は加水してありますが、こちらは源泉をさましています。

 
湯船も建物も昔のまま、とは言え数十年たっているのですから朽ちた感は否めません。

古くても何かしら心が惹かれるお宿です。