神戸新開地、喜楽館に行ってきました。
ほんとは、11日の昼席のチケットを買いに行ったのですが、残念ながら売り切れでした。
その時、今日の出演者を見たら素敵な方ばかりなので、思い切って聞くことにしました。
今日の一番太鼓は、笑福亭松枝さんのお弟子さんのゆかりさん。
なかなか切れのいい太鼓でよかったです。
開口一番は三河さんの「動物園」。
もちろん園長さんは河村さんです。
パン持ってる子供の声がとっても良かった。
二番手は、桂そうばさん。
この方の賢そうな感じが好きなんですよね。
師匠のざこばさんを枕に出して手水回し。
塩水の飲み方がおじょうず!
楽しかった!
次は桂珍念さん。
弟子入りして32年ですって。
限界集落を題材にした創作でした。
この村で一番若い人が63歳。
この噺を聞きながら「ぽつんと一軒家」を思い浮かべましたよ。
四番目は漫才。
以前新開地にあった松竹座にも出てたという、北京一・京二さん。
時代を感じました。
中入り前は、松竹座に出たことがないという梅団治さん。
「夏のお話を一席」と始まったのが「青菜」
上手かったなぁ。さすがです。
中入りの後はひさしぶりに聞く宗助さん。
この方の上品な雰囲気も素敵です。
そして「七度狐」が始まりました。
宗助さんのいい声に、ところどころはいるはめものがなんとも情緒をかきたててくれます。
この噺の入ってる「東の旅」大好きです。
七番目は、染左さん。
「まってました!」の声がかかりました。
始まったのは見たことを何でも義太夫にして語るという豊竹屋。
噺家に芸がないとこの噺は語れませんよね。
楽しかった!
大トリは、文之助さん。
何を聞かせてくれるのか、楽しみ過ぎました。
気象予報士をちょっぴり自慢して笑わせ、「星野屋」
この方のちょっとおちゃめな目線や、色っぽい語りがなんとも言えません。
男と女の駆け引き、いつの世も変わらないのでしょうね。
出演者に魅かれて寄席に入りましたが、演目も聞かせるものばかりで、いい喜楽館でした。
いつもこういう風だったら毎日でも行きたいです。
(ホントは毎日は、無理です)