「滞在地域とテーマ決め」をマクロとすると、「便と宿決め」は、「メゾ」(マクロとミクロの中間)に当たるだろうか。
往復便と宿が決まれば、あとはそれに沿って細部、各日の旅程を詰めることが可能になる。

しかし、今回はここでも、大小のミスや右往左往が生じていた。

しかも飛行機便決めは、かなり基本的な部分。
年末年始は繁忙期なので、1日日程が違うだけで額が時期・場所により10万単位で変わってくる。
この日程ミスは痛恨だった。

宿決めも難しく、最初は市街地に予約していたのを、空港内のホテルに変更した。
右往左往したのは、ジャカルタ以外の都市移動を考えた時だ。
後から観光先を考えた時に、「移動先の宿泊が良かったろうか?」と思った部分があった。
事前情報収集不足によるテーマ決めの甘さと、時間がない中で、「早く宿を決めておかねば」という焦りが招いた優柔不断だったと言える。

また、久々の海外なので、毎日宿泊先が変わるというようなストレス要因を予め除いておこうというリスク対策の裏面でもあった訳だ。

尤も、この辺りは致命的なミスというほどではないが。

実際問題、「ずっと泊まる宿が同じ」というのは「自分の物理的精神的拠点」の役割を果たしてくれた。
ストレスや疲れが大きい中では、それだけでも大きな安心感の源泉になっていたと言える。