2014年5月4日(日) 第30カ国目 二度目のイエメン 





フライトが遅れること1時間、イエメンに到着したのは深夜3時。
イミグレで滞在登録について質問するも、イミグレ職員ですら英語が全く通じない。

さすが、イエメン・・・。


空港が閉まらないでくれたので、空港のベンチで明るくなるまで横になる。

6時半ごろ起き出し・・・どう動くか整理する。


外国人に対する治安の悪さ[誘拐など]を考えると迂闊には動けないものの、
空港タクシーは20分弱の距離で3000YR(=約1500円)と高額だという。



時はすがすがしい朝。

この穏やかな空気・・・イケるんじゃない?



とりあえず空港の外に出てみる。

早朝のため交通量はおく無いものの、ちらほら走るタクシー。

近くの中学生くらいの少年に方向を聞いてみると、タクシーを止めてくれた。
街まで1000YR(=約500円)というドライバーにさらに800YR(=約400円)と値切る。


アラブの最貧国イエメンなのに、途中に見える景色がとても近代的に見えて、
スーダンやエリトリアにはなかった立体交差点がものすごく新鮮だったり。

“アフリカ”の未発展さをしょっぱなから痛感しつつ、
20分ほどで無事バックパッカーに有名な安宿まで辿り着きました。。。




しばらくしてどこからともなく英語が話せる自称ガイドがやってきて、
いかに今のイエメンが、ワタシが以前訪れた2009年時よりヤバイかを語る。

テロ事件や外国人誘拐殺人にまつわる新聞記事は
この3年分で2冊子に及んだ・・・。



サナアからモカまで陸路で移動して船でアフリカ大陸に戻るつもりでしたが
うん、それどころの話じゃないってことはよぉぉぉくわかりました。

もちろんこの自称ガイドの話だけを鵜呑みにしたワケじゃないけど、
何かが起きてからでは遅い。

何かが起きてからでは生命の安全すら保証されないという深刻な状況であることは確か。


船で移動したら約US70
フライトを使ったら約US200


旅人としてはラクチンな空路移動より、情報が少ない船移動の経験値が欲しかったけれど・・・

US130の差額と経験値のために、今この命を投げ出すわけにはいかんのだ。



というわけで船移動を諦め、次のフライトを待ってイエメンを脱出することに決めました。
こういう“勇気ある撤退”が、
旅を重ねると意外に難しかったりする。


「なんとか出来るんじゃないか…」と、冷静な判断を鈍らせる。

それは交通費の節約という意味以上に「自分はここまでやったんだから!」っていう
一種のプライドみたいなものだと思うんだけど、
そのために命を落とす旅人はやっぱりいる。。。


旅の基本として最初から言っているけど、
生きて日本に帰ること これが最低限のお約束なのです。

たとえ経費がかかってしまったとしても。

日数や手間が多大だとしても。


命を脅かすかもしれない危険な賭けには、のらない判断をするのが懸命で
その境目がどこなのかを見極めるアンテナを常に持ち続けていることも
旅人の心得のようなもの。




つづく




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