2014年4月22日(火) 第106カ国目 二度目のスーダン 




カリーマでとてもピュアな気持ちに満たされたあとは、首都ハルツームへ向かいます。

スーダンを訪れる全ての外国人は入国後3日以内にレジストレーション[外国人滞在登録]を
しないとならないけれど、このカリーマは田舎すぎてオフィスがない。

そのため今日中に移動しないと、明日のレジストレーションの期限に間に合わないのだ。。。


カリーマの散歩は早朝だったため、ハルツーム行きのバスステーションには10:40頃着いた。
6-7時間かかっても明るいうちには着けるかな~という算段は、甘かった。

口を酸っぱくしていいますが、
発展途上国ではバスの出発時刻など無いに等しい。

“乗客が集まったら出発”が基本なのです。
だって、運営側はめいっぱい運賃を稼ぎたいからね。




そんでその乗客が集まってる気配がまるで無い・・・。


一応「何時に出発する?」と聞いたら、「11時」という。
でも絶対出発しないだろうことは見えている。

その間に他のミニバスとか着たら乗りかえたいから、チケット代の支払いは先延ばしにして
11:20、再び「何時に出発する?」と聞いたら、「12時」という。
暗くなる前に尽きたいワタシはイラッとしつつ、他のバスも来ないので仕方なく待つ。
そして12:40、再び「何時に出発する?」と聞いたら、「13時」という。

あーそうですか、あきらめましょう!
はい、これチケット代75ポンド(=約975円)!!


世界旅ではよくあること。

こんなこと繰り返し経験してたら、
日本での友人のちょっとした遅刻とか、電車の遅延とか、ほんとどーでもよくなる。。。

もともと我慢強い性格だけど、今なら忍耐力は誰よりも磨かれている自信があるわ!!



結局バスが走り出したのは13:30すぎ。
しかし意外にも5時間弱でハルツーム旧市街のオムドゥルマンに到着したので、まだ明るかった。


問題はここからである・・・。


このオムドゥルマンからハルツームへはバスもあるのだけど、
超満杯まで人を詰め込むアフリカで
バックパックを持っての公共バスはあまり現実的ではない。

となると次の選択肢はタクシーになるわけだけど・・・

タクシーは料金交渉が厄介だし、
密室なので多少の危険も伴う。


日本みたいにメーターは付いていない。
仮に付いていても大概壊れているか、ドライバーは使いたがらない。



タクシー料金の交渉は、乗る前に“決着をつけてから”が基本で、
100%に近い確率で外国人はカモられている ことを
自覚しておくべき。

そのため、ドライバーの言い値とそいつが持つ雰囲気は必ず疑ってかかる。


今回のように 初めての場所で、
その国でタクシーを使ったことが無く、距離による相場が全くわからない場合は


①長距離バスが到着する前に、隣の席の地元人とかにいくらくらいか聞いてみる。

②長距離バススタッフに事情を話して、いくらくらいか聞いてみる。

③バスを降りて、群がってくる地元人に、いくら?いくら?と声を上げて聞く。



つまり周りをガンガン巻き込むことで、
外国人だからボるという良心に反したことをさせないようオゴトにしてしまうのであーる!

もちろん、巻き込む人たちを不快にさせないよう決して怒らず万遍の笑顔を振りまきつつ!!



これらの情報を集めた結果で、ドライバーの言い値よりちょっとだけ下げて交渉してみる。。。

このとき英語は通じない可能性が高いので、紙に書くか電卓で数字を見せるとスムーズ。


今回の場合、ドライバーが最初100ポンド(=約1300円)と言ったら
周りの群衆がそれは高いでしょーとブーイングしたので、じゃあ90と言ったようで
片言の英語を話す地元人が「あいつは90って言ってるよ」と言ってきた。

この状況を判断すると「100はさすがに無いけど90なら有り得る」って意味でしょ?

ならば90は相場の頂点と取れる=もう少し下がるってこと。
渋っていたら、80と言ってきたので、なら70!とワタシは押した。
えー?75にしてよ、って感じだったので
いやいやワタシのmaxは70ポンド(=約910円)!応じてくれないなら他探すもん!
と歩き出そうとすると、わかったわかった70ね。と、交渉成立。


ちなみにこれワタシは英語で、ドライバーはアラビア語で、
会話としてはほぼ成り立ってません。

ときどき片言の英語で地元民が助けてくれることもあるけど、
基本、言葉はただ発してるだけで、お互いの言ってることは電卓と雰囲気でしかわかってない。
更に、当たり前のことではあるが ドライバーには自分の命を託すもの

これを甘く見てはいけない。

運転が下手で事故に遭うかどうかという点では、乗ってみなければ判断がつかないけれど
良からぬドライバーが 外国人を仲間のエリアへ連れて行き強盗する
という手口も考えられる。



実際に今回、治安が際立って悪いとは言えないエジプトのカイロで
同じ日本人宿に泊まっていた若い日本人男性が、
ボロボロになって帰ってきたことがあったらしい。。。

話を聞いてみると、彼はタクシー利用時 ドライバーに人気の無いところに連れて行かれ
タイマンで彼の財布を奪い合うもみ合いになった。
彼は最後までものすごく抵抗したため、
走り去ろうとするドライバーによって車と壁に幅寄せされ
板ばさみにされて身体は擦り傷だらけになり、財布を諦めざるを得なかった。

こういうことが頻発するわけでは決して無いし、やっぱりこれも“運”のうちで
襲われたら最後、基本は貴重品よりも現金よりも
全て諦めてでも命を優先するのが正しい選択。


ただ、彼は学生時代強豪チームでバスケをやっていて細いながらも身長は180cm近くあった。
その筋力と体格に多少なりとも“おごり”があって、
最後まで抵抗するという行動に出たのだろう。

この場合はお金を取られただけで、怪我も流血とはいえ擦り傷で済んだし、
何より全てを目撃していた地元民が家まで連れて行って手当てしてくれた上に
「これは自分と同じエジプト人が起こした恥ずべきことだから」といって
500ポンド(=約8000円)彼に手渡したのだという、感動エピソードもあるにはあるのだが。




つづく




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