悲しい歴史があった場所が今では観光地と化していたり。旅先でそのような場所に訪れる機会があった。写真を見ながら思い出してみる。

 

網走監獄

元々網走刑務所だった場所を網走監獄として保存している。古くは高倉健の映画、今はゴールデンカムイで人気の場所だ。なぜこのような北海道の片隅に刑務所が作られたのかというと、明治時代、南下を続けていたロシアに対抗するために北海道の開拓が急務であり、インフラ工事のために全国から受刑者を集めたのだ。環境は劣悪で、早くに死んでしまう者が多かったらしい。

 

このような簡素な場所で寝泊まりをしながら鉄道建設に勤しんだ。寒そう。

 

刑務所内には大浴場もあり、数少ない娯楽だったようだ。

 

皮を剥いじゃ駄目だよ?

 

 

原爆ドーム

原爆の爆心地にほど近い場所にあった広島県立商品陳列所。同時は珍しい重厚なつくりの建物だったので、骨組みは残り原爆被害のシンボルとなった。見るべきは隣接の平和記念資料館。原爆の被害の様子を詳細に解説している。

 

長崎原爆資料館

ここも爆心地から程近い場所にあり、周辺は公園となっている。広島と同様、原爆が投下されるまでの過程、投下後の被害の状況が詳しく解説されている。実は高校生のときに修学旅行で訪れたのだが、そのときとは全く違った印象だった。

 

 

水平社博物館

他とはちょっと毛色が違うけど、部落差別の歴史を後世に伝えるためにつくられた博物館ということで紹介。小説「橋のない川」の舞台ということで訪れてみた。差別の歴史、闘争の歴史、水平社設立の経緯などが展示されている。子供向けのアクティビティもあるので家族連れにもおすすめ。

 

 

戦争記念館(ソウル)

友人に連れて行かれた朝鮮半島の戦争に関する博物館。とにかく広い。屋外には本物の兵器がずらっと並んでいる。戦争の悲惨さを伝えるものではなく、武力を誇示するためのものなので今回のテーマには合わないかも。これだけの兵器を一度に見れる場所はなかなかないのでおすすめ。

 

 

戦争証跡博物館(ホーチミン)

ベトナム戦争に関する博物館。当然ながらアメリカを批判する展示が多い。資本主義陣営である南ベトナムと社会主義陣営である北ベトナムの戦争は硬直化していた。米軍が大量の枯葉剤を撒いた結果、多くの奇形児が生まれ、ベトちゃんドクちゃんは戦後に反戦の象徴となった。

 

近くにはサイゴン陥落の地、統一会堂があるのでこちらも訪れたい。

 

 

トゥール・スレン虐殺博物館(プノンペン)

残念ながら写真が残っていないのでプノンペンの適当な写真。ここはポルポトの武力組織クメールルージュによって大虐殺が行われたキリングフィールドのひとつ。虐殺された数は150万から200万と言われ、当時の人口の四分の一に相当したらしい。この博物館は人の顔写真と、敷地から出てきた頭蓋骨が大量に並べられている。気の遠くなるような悲惨さで、想像することもできない。虐殺のターゲットになったのは眼鏡をかけている者がおおかった。インテリ風に見えるからだ。この出来事は70年代のことであり、今でも人口統計がいびつである。