日本は島国なので国境を意識することはほとんどないが、世界の多くの国は大陸にあり国境が存在する。今回は国境の比較をしてみようと思う。
香港深圳
同じ中国なので国境ではないが、香港がイギリスから返還されるときに民主的かつ自治を守るということを丸ということを約束した。よって一国二制度というシステムにより、香港と深圳の行き来はパスポートコントロールが必要となった。何度か通過したことがあるが、審査は極めて厳格で、かなりの時間並ぶことを余儀なくされる。香港側からイミグレを超えると、漢字が繁体字から簡体字になり、通貨は香港ドルから元に変わる。昔は経済力にはかなり差があったが、近年では差が縮まってきており、なおかつ香港の政治システムも統制が始まったので、このシステムはいつまで継続するか分からない。
中越国境
ハノイから南寧へバスで移動するときに、ドンダンの国境を越えた。国境はとても簡素で、地方の役所のようであった。中国人の中に一人だけ日本人が混じっていたので、自分の名前が呼ばれたときにどっと笑い声が起きた。バスの移動丸一日バックッパッカーでもないと利用しないルートなんだろね。
マレーシア・タイ国境
クアラルンプールからバスに乗り込み、タイ南部の町ハジャイを目指した。かなり前なので良く覚えていないが、いったんバスを降りて出国審査、入国審査を済ませた。経済的にはそこそこ豊かでイスラム教徒の多いマレーシアからタイに入ると景色は一変。タイの中でも比較的貧しい南部は道路事情があまり良くなく、ピックアップトラックには人がびっしり乗り込んでいた。しかし物価がぐんと安くなるのは助かった。
タイ・カンボジア国境
バンコクのカオサンロードからバスに乗り込み、カンボジアのシャムリアップを目指した。同乗者は自分以外ほぼ白人だったのだが、カンボジア人のバスガイドがなぜか自分だけに馬鹿にした態度を取る。自分の持ち物を指差し、これは何ドルだとかいちいち突っかかってきたのだが、同じアジア人なのに金を持ってるように見えて悔しかったのかも知れない。白人には何も言えいないところを見ると、このへんの人々がもつコンプレックスを感じ取れる。国境の町はポイペトと呼ばれ、スラムの投稿でも書いたがかなり治安が悪い。ガイドには子供に囲まれたら注意しろと言われるのだが、幸いそんなこともなく無事通過。カンボジアの観光ビザは国境で発行され、パスポートに貼られていた。少し進んで両替所に降りた。ガイドにここでしか両替できんと言われたが、両替を拒否したら怒鳴られた。ドルのほうが流通してること知ってるンゴね・・・。終点に到着したが、周りには何もなくタクシーしかない。明らかにぼったくり系で、提携しているホテルにしか連れて行ってくれないようだった。覚悟を決めてオススメのホテルまで案内してもらったが、たった5ドルでラッキーだったのだ。到着と同時にぼったくりツアーを勧誘されたけど、断ったから脅された。この辺一人でぶらついてたら殺されるぞと。うざいので勝手に行動しました。ちなみに、やっぱり訳ありホテルだったようで、定期的にスタッフが盗みを働くとか。自分がいたときも事件があったようで、めちゃくちゃ警察が来てました。おっと、国境と関係ないところまで話してしまった・・・。
カンボジア・ベトナム国境
プノンペンの安宿といえばキャピトルが有名だが、ここでツアーバスも敢行している。バスに乗り込みホーチミンを目指した。隣は行商のおばあちゃんで、カンボジアとベトナムは自由に行き来できるようだった。イミグレのことは覚えていないが、さくっと終わったはず。ホーチミンの大渋滞を抜け、無事到着しました。
タイ・ラオス国境
バンコクからノンカイへ寝台列車で移動。ノンカイで出国手続きをしタイラオス友好橋を超えてターナレーンで入国審査をしたと思うのだが、全く覚えていない・・・。国境からビエンチャンまではぼったくりバスしかなく辛かった・・・。
フィンランド・エストニア国境
双方ともシュンゲン協定に加盟しているので入国審査はなく自由に移動できる。ヘルシンキからフェリーでタリンへ向かったのだ。往来が多いようで、みたこともない巨大なフェリーが用意されていた。中は商店街のようになっており、買い物や食事が楽しめた。
スペイン・モロッコ国境
アルヘシラスからフェリーに乗りタンジェへ。入国審査は船内で実施された。EUからアフリカへの移動なので入国審査はかなり厳しいと聞くが、何も問題なく終わった。フェリーは貨物がメインだったため、モロッコ人ドライバー以外には自分と、なぜか日本人しかいなかった。あとでこの日本人とタクシーをシェアすることになった。
イギリス・フランス国境
パリからロンドンへはユーロスターに乗ればあっという間だ。双方ともEUに加盟はしているが、イギリスがシュンゲン協定に加盟していないため入国審査が発生する。特にイギリスの入国審査は厳しく、英語で入国の理由をいくつか聞かれる。英語は苦手なので少しまごついたが、無事入国することができた。
ブラジル・アルゼンチン国境
イグアスの滝はブラジル側とアルゼンチン側がある。ブラジルのホテルに荷物を置いたまま、アルゼンチンへ一泊旅行した。バスで国境まで行き、出国審査、続けて入国審査。地元の人と一緒のバスに乗ってるとスルーしてしまうことがあるので注意。
ブラジル・パラグアイ国境
ブラジルのイグアスの隣、パラグアイのシウダーデルエステは路線バスで行ける距離。本当は良くないんだけど、地元の人に混じって不法入国してしまった。(たぶん、日帰りの人はほとんどそうしてる。)シウダーデルエステは南米一の電気街で台湾系中国人が牛耳っており、繁体字の看板だらけだ。また、ここは免税の街としても有名で、多くのブラジル人が買い物にやってくる。大量の家電を抱えて帰るブラジル人をよく見るが、ときどき抜き打ちでブラジル側で税金が課されるらしい。ところで自分はせっかく来たものの、店が全部休みだったので翌日出直す羽目になった。治安が悪いと聞いていたけれど、街を歩いた感じでは普通のショッピング街だったので、スリにだけは気をつけて、しばし街の探検を楽しんだ。
(番外)横須賀米軍基地
一般の日本人は米軍基地へ入ることはできないけど、年に数回のイベントの日は基地が開放され入ることができる。桜祭りのときに行ってみたのだけど、当たり前だけど何もかもが英語で書かれていてアメリカに来たようだった。マクドナルドも完全にアメリカ仕様。あまりおいしくない米兵の屋台料理を食べ、空母であるジョージワシントンに乗ったのだ。