国内外のショッピングモールへいくつか行ってみたのでレビューをしたいと思います。

 

・越谷(埼玉)

イオンの運営する越谷レイクタウンは日本一のモールとして有名。実際に歩いてみると、一日では到底全て回ることなど不可能な規模だと分かる。ありきたりなチェーン店よりもアウトレットのほうが楽しめた。


・バンコク(タイ)

古くからショッピングモールが発展した都市であり、BTS沿いなどには大きなモールが無数にある。日本人が多く住むエリアにもモールはあり、さまざまな日本食が食べられるのは非常にありがたかった。

 

・マニラ(フィリピン)

マニラにはアジアでもトップクラスのSMモールがある。治安の悪いマニラでもモールの中であれば安心して歩ける。だいぶ前のことだが、モールでiPhoneを使っている子供がいて画面をちらっと見たら文字が日本語だった。当時はフィリピンでiPhoneを持てる子供はいなかったが、今ではどうだろうか。

 

・プノンペン(カンボジア)

行った当時はまだまだ貧しい国で、ホテルが数百円で泊まることができた。そんなプノンペンにもショッピングモールがあり、日本と変わらない物価だった。その後は中国の進出が激しく、今ではいくつものショッピングモールがあるようだ。

 

・クアラルンプール(マレーシア)

東南アジアではシンガポールについで発展した都市であり、モールへ行けば何でも手に入るのだ。駐在員も多く、ペトロナスツインタワーのモールには紀伊國屋書店が入っていた。

 

・ヤンゴン(ミャンマー)

まだまだ貧しい国ではあったが、意外にもモールはいくつもあった。日本食が人気なのも意外だった。

 

・ジャカルタ(インドネシア)

アジアではトップクラスの人口を誇るジャカルタ。モールもいくつかあったがローカルなモールへ行ってみた。するとそこにいる店員さんの多くは中国人。少数派の中華系の人々が経済を支配しているというのは本当かも知れない。数十年前には中華系が虐殺される事件も起きているが、構造は変わっていないのだ。

 

・カトマンズ(ネパール)

インドの隣、ネパールにもモールがあった。まだまだ貧しい国なので、田舎から出てきたような人はエスカレータに乗るのもおっかなびっくりだった。

 

・ウランバートル(モンゴル)

ウランバートルは意外にも大都市で、多数のモールが存在した。主に食料と日用品を扱っており、現地の人たちで非常に混雑していた。米の文化があるのか知らないが、日本語表記の米ブランドがいくつも売られていたが、日本では目にしないものだった。驚いたのはモンゴルにもキャンピング用品が売られていたということ。野原には伝統的なゲルが立ち並んでいるというのに・・・。

 

・ドバイ(アラブ首長国連邦)

成金パワー全開のドバイには世界一の規模を誇るドバイモールがある。駅から直結ではあるが、意外と距離があり入場までに疲れてしまった。当然中も広くて全フロアを歩くのは断念した。現地の人は何千万もするようなスーパーカーで乗り付けていた。

 

・ジェッダ(サウジアラビア)

産油国サウジアラビアは車社会であり、都市部にはいたるところにモールが存在していた。中華資本もかなり入ってきているようで、宿の近くのモールは中華系だった。ショッピングは酒の飲めないサウジでは数少ない娯楽のようだ。

 

・アンマン(ヨルダン)

イスラエルの隣国ヨルダンは政治的にとても安定しており、周辺の内戦中の国から多くの難民を受けていれていた。景気も悪くないようで大きなモールも活況であった。

 

・フェズ(モロッコ)

中世から続く迷路の街フェズ、城壁を出るとフランス系の近代的なモールが存在した。カフェやレストランの値段は高く、庶民が日常的に使うような感じではなかった。

 

・バルセロナ(スペイン)

サグラダファミリアのあるバルセロナは中世の街並みが延々と広がっている。靴が生乾きで臭くなってしまったので買い替えようと郊外のショッピングモールへ行ってみたのだ。やはり大都市なのでなんでもある。

 

・ヌーク(グリーンランド)

北欧の西側にアイスランドがあり、そのさらに西側にデンマーク自治領グリーンランドがある。世界最大の島ではあるが、そのほとんどが氷に閉ざされていて人間の住める場所は沿岸部のごく僅かな場所である。そんなグリーンランドの首都ヌークは人口2万程度でありながら、いくつもの商業施設を抱える。街の中心部にはちょっとしたショッピングモールもあり、飛行機が欠航して何もやることが無かったので入り浸った。物価はとてつもなく高く、だいたい日本の三倍。それでもデンマークの首都コペンハーゲンやアイスランドよりもマシだったので、北欧の物価は異常としか言いようが無い。

 

・サンフランシスコ(アメリカ)

ショッピングモール発祥の地アメリカでは、生活のほとんどがモールに依存していると思われるが、都市部に限ってはそうでは無さそうだ。サンフランシスコの街は半島の斜面に広がっており個人商店が非常に多い。チャイナタウンからほど近い場所に日本人街があり、ここにちょっとしたモールがあった。今では日本人はそれほど住んでいないというが、紀伊國屋書店など日系の店が入っていた。

 

・リマ(ペルー)

ペルーで最初に降り立ったペルーの首都リマ。南米でも有数の都市であり、治安は悪く自由に歩けそうも無かったのでタクシーでまずは海近くのラルコモールへ向かった。ここはリマ有数の高級住宅街で、あのフジモリ元大統領が生まれ育った場所なのだ。このモールの近くに宿をとり、食事もほとんどモールで済ませた。

 

・シウダーデルエステ(パラグアイ)

ブラジルのイグアスの滝から日帰りでパラグアイのシウダーデルエステへ行ってみた。そこには台湾系華僑が営む電気街が広がっていた。この街の電化製品は免税ということでブラジルやアルゼンチンが多くの人が買い付けに来ており、その規模たるや南米一であった。

 

・ヨハネスブルグ(南アフリカ)

世界有数の治安の悪い都市ヨハネスブルグ。犯罪に巻き込まれないためには空港からサントン地区へ直行し、駅近の宿に泊まるのがセオリーである。ここには駅直結の巨大モールも存在するが外国人向けの高級店が多いと感じた。そこから何駅か移動した場所にも大きなモールがあり、こちらは庶民的な店が多かったので少し買い物などをした。どちらも治安の悪さを感じなかったが、気をつけていないと犯罪に遭うこともあると思った。