先日のグアム旅行は、81名のお客様との旅行。

添乗員一人では、ちょっと厳しい人数です。


ということで、もう一人動員して行ってきました。

その

”もう一人”

なんですが

インターンシップ研修生の清くんを連れて行きました。


彼は海外渡航の経験がなく、この添乗の為にパスポートを所得しました。

英会話も全く自信なし・・・。


そんな彼との珍道中を少し紹介します。



とっても個性的で、オヤジキャラの清くん。

それでいて、小心者。


彼の辞書には「ファッションセンス」なんて言葉はありません。

服装は無頓着。

いつもオッサンみたいな姿です。

”グアム”のリゾートスタイルは似合いません。

それで今回の添乗は、ユニホームを揃えることにしました。



添乗の2日前に、もう一人の研修生の藍ちゃんと3人でユニクロへ・・・

藍ちゃんが一緒なのは、彼女のセンスで選んでもらうためです。


旅行中に洗濯することを考えて、ジャケットとパンツとシャツを2枚づつ購入。

僕と彼は同じ服装ですので、男二人のペアルックは異様に見えるかも??

と思いましたが、

お客さんにはわかりやすい!

それに、なんてったって

”オヤジ風”

ではなくなります。


このユニホーム

お客様からも何回か指摘されて、僕としては予想通りの展開。

彼としては、なんとなく落ち着かないというか、気に入らないようでした。



そんなユニホームを洗濯したのですが・・・

夕方、一人で部屋のテラスに干したのをとりに行くと・・・


「あれ??」

「パンツがない?」

「僕のはあるけど・・・」


階下を覗くと・・・

彼のパンツが屋根の上に落ちてます。


(これは、おもしろいことになる)

そう思いました。


彼は英語を話そうとしません。

何か言わせようとしても

「勘弁してください」

「社長にお任せします」

でした。


でも、これは自分でやらせるしかありません。

ロビーで待つ彼のところに行き


僕 「洗濯物が落ちてたよ」

   「とってきてもらうように自分で言いなさい!」


清 「え~っ??」


僕 「何事も挑戦じゃ!!」


清 (渋々フロントへ)


 

そして彼は

「・・・・フォールダウン・・・」


自分の片足を上げて、ズボンの膝のあたりをつまみながら


「フォールダウン!!!」

「フォールダウン!!!」


今度は手を大きく広げて、下に下げる。

物が落ちたことを示すジェスチャーです。


なんとか通じたのかどうかわかりませんが


「座って待ってください」


と日本語(爆)で返されてました。


しばらくすると、無愛想なセキュリティの男がやってきて、彼と共に客室へ・・・




そして、数分後

ロビーに戻ってくる彼と、セキュリティの男

このセキュリティの男が、笑顔になっていた。


(こりゃチップを渡したと感じながら)

僕 「よかったね、あの人愛想いいじゃん」


清 「あのポリスもどきに$2チップをあげました」

  「フロントのねぇちゃんにも渡した方がいいでしょうか」


僕 (どっちでもいいんじゃないと思いながら)

  「世話になったからね~」


清 「行ってきます」


と言ってフロントへ

バツが悪そうな顔をしながらも、チップを渡していました。

フロントクラークの女性は、微笑ましい笑顔で受取り、同僚を顔を見合わせて笑っていました。


清くんにとっては精一杯の行動ですが、どこか滑稽で微笑ましい。

彼のキャラクターそのものです。


初海外で初添乗

大きな不安を抱きながらも、精一杯がんばってくれました。

この経験を活かせる時が来ることを祈ってます。