
こんにちは
まさかず@ウガンダです。
ウガンダに来て3カ月が経ちました。
3カ月という節目は、何かと成長を感じる時期ですね。
今日の記事は、アフリカのビジネス関連で中国の面白い情報を得たのでその話をしたいと思います。
絶対に現地以外でしか入ってこない情報です。
最後まで読んで頂ければ幸いでございます。
私は10月の前半、ファッション関係のリサーチを行っていました。当時自分の中で面白いアイデアが浮かんだので、その実現可能性を探っていました。しかし、その過程で一つの大きな疑問が生まれました。
それは
「中国製の商品は何故あんなにも安いの?」
服を例にとってみましょう。カンパラでは多くの中国製の服を売っている店を軒並みに見ることができます。それも何百円の世界で、少し良いものでも約1000円前後です。
でも冷静に考えてみると、そんな値段で売ることができるわけないですよね?
原価、中国からウガンダへの輸送コスト、関税などクリアレンス費用、そしてwholesalerの取り分等、挙げればこれだけの費用が加算されるわけです。
ちなみにウガンダの服に関する関税は輸入関税25%、VAT(Value Added Tax付加価値税)18%、Withholding Tax(源泉課税)6%等をとられて約50%の関税がかかります。
では、中国人はどうやってこの法外なコストをMinimiseしているのでしょうか?
①原価コストのカラクリ
中国は言わずと知れた「世界の工場」です。彼らは今や安い労働力に加えて、技術を手に入れました。
つまり、彼らは自由自在にクオリティを変えることができるのです。現在、イタリア、フランス等の高級ブランドの洋服はほとんど中国で作られています。最近は本当にMade in Italy, Franceなんて見なくなりましたね。そして日本やヨーロッパ向けのハイブランド商品から、アフリカへの安価で質の極めて悪い商品を作り分けているわけです。もちろん、傷もの商品はアフリカへ送られます。
②輸送コストのカラクリ
これは単純に安い船会社に依頼していることと、保険をかけなければ、コストは安くなりますね。
ソマリア沖の海賊問題は本当に深刻ですが、彼らからすると「船=保険」なんだそうです。
船会社も自分の船を盗まれれば、商売になりませんし、何億の大損なので、必死に守るんだそうです。
また、海賊は安い中国船籍より、日本、ヨーロッパの船を狙いますよね。泥棒と同じ心理です。
なので彼らには保険をかけるという概念はありません。
③中国流関税攻略法
アフリカは途上国なため、関税は他の先進諸国に比べると法外に高いです。
政府は産業がないので、そんなとこでしか収入を得れないんですね。守る産業もないくせに、本当に愚かな政策だと思います。
アフリカのビジネスでは必ずFormal Way(正規ビジネス)とInformal Way(非正規ビジネス)が存在しています。
中国人が行くのはInformalです。彼らは以下の2つの方法をとり、法外な関税コストを減らしています。
1)例えばコンテナに500piecesの洋服が入ってたとしましょう。しかし、実際にインボイス(量や値段が記入されている書類)に記入しているのは100piecesだけです。あとは税関にペイして、中を開けさせなければ、100pieces分だけの関税を払うことになります。もちろん彼らがVATとWithholding Taxを払うことはありません。
2)もう一つの方法はウガンダの投資を専門にしている政府機関に"インベスター"としての登録を行います。その登録が認められると1年間のTax-Holiday(免税期間)をもらうことができます。つまり、税金を払わなくて良いわけです。しかし、期間は1年間、その後彼らはどうするのか?
それは、同じ人が名前を変えてまた申請するんです!
その時にもその職員にペイすれば、それで通ってしまうそうです。
この手の手法は中国人の得意とするビジネスです。中国にはこのような賄賂、コネ文化が未だにあり、彼らからすると朝飯前なのかもしれません。
こんなこと書いて、中国人に見られたら、大変まずいことになりそうなので
最後にこう書きたいと思います。
これは全て僕の想像です、と。。。
これはアフリカのビジネスの一部分でしかありません。
例えば、お店を出して、同じような商品を売っている店が隣にできた、
しかし、隣の店は税金を払ってない。
こんなの馬鹿らしくてやってられないですよね。
日本のような正直者の国にとっては、アフリカでのビジネスは、損をすることも多いかもしれません。
アフリカでビジネスをするなら、"覚悟"が必要です。でもリスクがある分、リターンは大きいです。
ウガンダ人は日本製の製品を高く評価していますが、皆"高すぎる"と不満を持っています。
日本製の製品で売れているのは唯一、車だけですね。
後の製品では中国、韓国、インドにやられています。
アフリカのビジネスを知るにはいくら文献やニュース、JETROの情報を見ても、絶対に"真のアフリカ"は見えてきません。
「インフォーマルにこそ、アフリカのビジネスがあります。」
日本企業の皆さま
もしアフリカでリサーチしたいことがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております。
私にやらせてください。この3カ月でリサーチ能力は随分上がったと思います。
以上です。
今回の記事で、アフリカのビジネスを違う角度からご理解して頂けたのではないでしょうか?
今後もこうゆうビジネス関係の記事も書いていこうと考えています。
週末には現在、準備中のデモンストレーションファームの記事を更新する予定です。
まだ準備段階ですが、何故農業に戻ったのか、何をするのか、しっかり自分の想いを書きたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメントお待ちしております。
まさかず@ウガンダ