大好きだった松谷みよ子さんが亡くなって、早一年。
思うに、わたしが今書いている物語にいちばんの影響を与えた人だと思う。
『ふたりのイーダ』を読まなかったら、読書好きにはならなかっただろう。好き、とうか淫するというか。
本のなかにダイブする感覚を、いちばん深く味あわせてくれた。あのとき、わたしは直樹だった。
そうか、もう一年も経ったのか。
こう書いていても、やっぱり涙が出る。
この一年で、わたしは前よりもいいものを書けただろうか。
すこしでも、進歩上達しただろうか。
シンプルで美しく、人の胸を打つような物語を書きたい。
まだまだ手が届ない、はるかな高みだけれど。