株取引は短期の売り買いで一日に何百万も儲けるものだと思っている人は多いと思います。


日本のテレビでトレーダーが特集されるのは決まってそういうシーンだからです。


僕も最初はそういう感覚でした。しかし、何年かやってみて徒労だなと感じるようになりました。


自分が忙しなく売ったり買ったりして出した成績がインデックスと殆ど変わらないか、少し負けている程度だったからです。


短期の売買では瞬間的に大儲けできるシーンが何度か訪れます。やったぞ!と喜びが溢れます。


しかし、それ以上に瞬殺で利益が飛んでいくシーンの方が多いです。絶望に打ちひしがれます。


これって脳内で起こっていることは、パチンコや競馬をやっている人と同じなのでは?と思います。


投資は利益を得るための行為です。そのためなら、

退屈でも良いはずです。自分の投資成績を振り返って、自分には有名なトレーダーのような才覚はないのだなと気づいたならば、戦い方を大きく変えるべきだと思います。


インデックスに勝てないならば、インデックスに沿ったPFにしつつも、一部の裁量投資で少し上回る投資成績を目指すことです。


ポートフォリオの半分以上を米国のインデックス(S&P500)にして、残りの20%、30%は自分の相場観に基づいた銘柄にします。


こんなことをしたら一気に稼げないじゃないか!という反論があるかもしれませんが、実際に稼げていないのだから仕方がないです。


有名トレーダーを目指してせかせかトレードしているうちは「もしかしたら自分も彼らのようになれるかも」という希望に浸っていられます。


しかしお金は減っていく一方だったのです。


投資にスリルは要りません。喜びも一切要りません。欲しいのは利益だけです。高い利益も要りません。リスクとオッズを比較して適度なリターンを出していく。そういった手法にこだわるべきです。


再現性のない天才トレーダーのいうことは無視してください。オッズの高い儲け手法にこだわってください。