投資判断においてアノマリー(経験則)は極めて重要です。


アノマリーとは過去の統計において、理由はわからないけれども、こういう時はこうなりやすいという傾向のことを指します。


例えば米国株は2月、3月、9月、10月は下げやすく、11月、12月、4月は上げやすいです。とりわけ、2月と9月は相場が弱くなりがちです。そして10月に底を打つ傾向があります。


2023年の相場を見てみましょう。

おおよそな動きはアノマリー通りでした。

8月ごろから様子がおかしくなり、9月、10月と下げましたが、そこから反発。11月、12月は強い上昇となりました。


また大統領選挙前年の年は一番株価が上がりやすいとの傾向にも当てはまって、一年で+25%と好調な年になりました。


2022年も10月に株価は底を打っています。

アノマリーは使えるということです。


僕自身、今年は良い年になるかな?ならないかな?、〇月は良さそう、悪そうという大局的な判断にアノマリーを使っています。


金利動向、企業業績、アノマリー、経済動向などが相場判断において重要だと考えています。


では、そういったアノマリーはどこで確認すれば良いのでしょうか?


米国の投資家は毎年発行されるストック・トレーダーズ・アルマナックで確認しています。


この本では最新のデータをもとに、米国株の動きの傾向、つまりアノマリーを全て確認することができます。日本語版がないのが難点ですが、日本からでも購入が可能です。


積立投資以外にも、趣味で米国株投資を行っている人は一度手に取ってみるといいかもしれません。