それからは12ヶ月ごとに診察してもらい、症状もたまに右脇腹が痛くなる程度だったので、しばらく様子見をしていました。3月くらいの診察では、膀胱の3cm上くらいのところまで落ちてきていますと言われました。


その間は普通に生活し、旅行にも行ったりしていましたが、いつもいつ痛くなるかわからない爆弾を抱えている状態で、あまりメンタル的にも、暗い気持ちで何をするにも心から集中できない日々を送っていました。


7月くらいになっても場所はほとんど変わらず、痛みも少し増すときもあり、先生からもあまり放置すると、腎臓機能がダメになることもあり、その場合は腎臓透析の生活になるという話を受け、やはり手術をしてもらうことにしました。TULの方が確実に石が取れるという話でしたが、入院するのが嫌だったので、まずはESWLにすることにしました。


ESWLはまた別の担当医の先生がおり、こちらの先生からもいろいろ説明を受け、8月の上旬に手術を受けることにしました。手術の当日は14時から手術開始で、まず朝から抗生剤を飲み、以前から処方してもらっているボルタレンの坐薬を持参してくるとのことでした。


いよいよ手術当日は、朝抗生剤を飲み、ボルタレン坐薬を持参して、自分で自転車で病院へ行きました。

まずレントゲンを撮って、石の位置を確認し、ESWL1秒ごとに約3000発の衝撃波を当てるということでした。ボルタレン坐薬をお尻に入れた後、手術室まで歩いて行きます。


そこで、手術着に着替え、大きなベットに上から丸いスコープのようなものが設置されているところに横になり、お腹の上から衝撃波を当てるための場所の調整をおこないました。スコープのようなもので確認しながら、もう一つの衝撃波を出す丸く透明なシリコン状の装置をお腹にくっつけて、場所を調整します。一応こんな感じで、衝撃波が出ますというのを数回パンパンをやってもらって、いよいよ開始です。


パンパンという正確に1秒ごとの結構大きな音でお腹をゴムバンドで叩かれている感じです。最初はどうも右下腹部分を叩かれて、右腹の筋部分に当たって痛かったので、少し位置を変えてもらって多少良くなりました。その後も同じ拍子で続いていきます。ときどき少しずつ波動を強くしていくようで、その時は内蔵の石の部分を突かれているようで、少し痛みが走り、気持ち的にもたまらず、少し痛いですと言ってしまいました。最後のほうになるとさらに波動が強くなってきて。また少し痛いです、と先生に言ってしまいました。


そうしているうちに、50分は経過しましたが、あまり波動を強くしなかったため、少し長くやりますとのことで10分程長く行われたようでした。


やっとのことで、手術は終わり、終わってみると、どこも全く痛みはありませんでした。血尿も全く出なかったので、これはひょっとして割れてないでしょうかと先生に聞いてみましたが、石が尿管に詰まっている状態だと、割れているかどうかはすぐにわからないので、1週間後にまた状態を確認するということで診察予約をし、その日はそのまま家に帰りました。


(続く)