間が空いた時にやってくる
日にちに空欄が出来てしまった時には、穴埋め要員である僕が書きます。
四条堀川が本についてです。
最近のミステリーと犯罪小説ってのは、切り離せない感じですが、まあ、犯人の視点から書くのか、それとも犯人を捜すのかで、変わる事になるって事です。
どちらにしても、トリックや謎解きを主体にするのか、それとも犯罪を主体にするのかで考え方が違うかも知れません。
まあ、どちらにしても、面白ければ良いのですがね。
古典的なミステリーや謎解きってのは、トリックを探偵が看破するって事ですが、逆に犯罪者の視点から書かれつつも、追い詰められる仮定でミステリーになるとか、謎はそこじゃあないとか、色々とある訳です。
クライムノベルと言えば、「OUT」が思い浮かぶ訳ですが、これも犯罪者の視点から書かれている訳で、また、長編に至っては、多くの登場人物の視点が交わりながら、一つの物語になるってのも面白い訳です。
まあ、最初から最後まで一人称ってのも良いですが…
面白く無いのが、話し手の視点が何処にあるのか定まらないドラマのノベルズとかです。
前置きは、これくらいにして、分析をしても意味の無い事ですので…
小説ってのは面白いか、面白くないかだけです。
で面白い小説を読みました。
前五冊です。
普段、僕は、ハードカバーを読みません。
そして、映画の方は面白くなさそうなので見ませでした。
なぜならば、映画とか見てしまうと、文庫の面白さが失われる感じがするからです。
つまり、待っていた訳ですよ。
本当に、ずっと、この文庫を!
で、もう時間を忘れて読んでしまいました。
多分、読んだ方は、凄いとしか思えないし、物語にのめり込む事だと思います。
その辺が宮部みゆきの凄い所です。
リアルってのは、肌理細やかな描写と、実感を持った人々の生活の積み重ねの上に物語が展開して行き、ます。
先ず、舞台が、土台がしっかりしています。
世界感として、端々で物語が展開して行き、それぞれの人々が混じりながら進んで行きます。
先程の視点で言うと、犯人と被害者、被害者の家族、ジャーナリスト、そして警察、人々の視点が混ざります。
ここで、神の視点と言う物があります。
これは、物語を上から眺めて、流れを見る視点で、それぞれの人々の視点で書かれている上に、読者が神の視点になると言う事です。
リアルと言うのは、そういった細かな所から痛みとか感情で考えさせられて、最後にはクライマックスが待っています。
宮部みゆきと言えば、「火車」が思い浮かびますが、この物語では、犯人は最後まで姿が見えません。
また、直木賞も取った、「理由」もあります。
この物語も、犯人は最後まで正体不明な感じです。
それと、同じ様に、この「模倣犯」も犯人が一つの悪意の形として書かれているのではないかと思えました。
また、映像的とも言われる書き方は、語り部とも言われる宮部流の書き方では有りますが、映像では無いですし、映像に向いてるかと言えば、良く解りません。
良く、映画になったりしますが、まあ、その辺に関しては、面白い物もあるし、駄目な物もあるって事でしょうか?
ともかく、この文庫本五冊が短いと思えるくらい面白いです。
五冊って所で敬遠するのは辞めて下さい。
スラスラ読めてしまいます。
とりあえず、一巻だけでも読んでみて下さい。
少しでも読んで頂ければ、短さに読み終わるのが惜しくなると思います。
京極堂もそうですが、厚いとか長いからと言って敬遠するのは駄目です。
読んでみて下さい。
多分、病み付きになると思います。
今日の一冊は京極夏彦で「絡新婦の理」です。
この長さで病み付きになります。
- 京極 夏彦
- 絡新婦の理
この今日の一冊ってのも被っているのでは無いかと考えるのですが、全て確認している訳でも無いですし、その時の気分によって書いているので、以前にも書いたと言うクレームに付きましては、謹んでお受け致します。
と言いますか、誰か、今まで紹介した作家とか本について纏めて下さい…
まあ、また間が空きましたら、現れますので…




