世界の三大潮流は 鳴門海峡と
イタリア本土とシチリア島の間のメッシーナ海峡と
北米西岸とバンクーバー島東岸の間のセイモア海峡。
イタリアに行かなくても カナダに行かなくても
日本で 世界の三大潮流のひとつが見られるのだと
外国人にちょっと自慢したくなる。
その鳴門海峡で 船に乗ってみた。
400人乗りの大きな きれいな船だ。
お茶園展望台とは反対側の 大毛島の西海岸の183号線沿い
島田島の少し手前の 鳴門観光港から船は出る。

船は穏やかな瀬戸内海を進んでいく。

大鳴門橋に近づくと 小さな漁船たちが一斉に流されてくる。
ものすごいスピードの潮流に乗って流されてくるのだ。
その美しさに息をのむ。

大鳴門橋をくぐると 穏やかな瀬戸内海(向こう側)が
ダイナミックな海に 一変する。

そして 渦を巻きはじめる。
1300メートルしかない 大毛島の孫崎と淡路島の門崎の間の
海底は 急に深くなって 深いところと浅いところの潮流の速さが
違うために 渦を巻く。
淡路島側の浅いところの地形はなめらかだから 渦は巻かなくて
複雑な地形をしている鳴門側でだけ 渦は巻いて
しかも けっこう一瞬だ。
渦は 巻いては消え 巻いては消え
巻くたびに 巻く場所も変わる。
巻いた瞬間を写真におさめるのは 意外にもむずかしい。
むずかしいから 楽しいともいえる。
撮れたときは ガッツポーズしたくなる。
船は ゆっくりゆっくり まわってくれて
大潮の日ではなかったけれど いくつも渦潮を見ることができた。
大潮の日は どんなにか渦潮も大きいことだろう。

潮位が違うのも 地球の自転とか 月の引力とか
宇宙の不思議を存分に感じることができる。

鳴門観光汽船の社長の若山さん。
渦潮は 見られる時間が限られているので
ホームページの潮見表で 確かめた方がいい。
渦を巻かないときは ただの海だ。
鳴門観光汽船
住所 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦大毛264-1
電話 088-687-0101
ところで 世界の三大潮流はどこも 美味しい魚介が獲れる。
鳴門は 鯛とか エビ。
セイモアは カニとか タコ。
メッシーナは なんといっても カジキマグロ。