吉野川流域の平野は そんなに広くなくて 洪水も繰り返して
お米づくりには向かないけど 藍の栽培にはぴったりで
藍は平安時代から栽培されていて
今は インドから安い藍が輸入されたり 人造藍が使われたりして
ピークの頃に比べれば 激減しているけれど
藍染めに使われる すくも のほとんどは 今でも徳島県産で

徳島県は 天然藍の原料の藍の日本一の栽培地だ。


 

天然藍を使っている 鳴門の藍染工房の楓(ふう)さんで
穂のように小さな白色の花をつける藍の
緑色の葉っぱを乾燥させ 発酵させた すくもから
青色の成分のインディゴを取り出し
染液をつくる藍立てという作業を見せていただいた。

 

 

藍染め5
楓さんの素敵な工房。

 

 

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大きな甕の中で すくもに灰汁を加え
藍が立つまで 毎日3時間おきに 櫂入れする。

 

 

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表面に生まれてくる泡が 藍の華。
藍の華は生きているので 電気毛布で甕をくるみ
液の温度を25度に保って 櫂入れを繰り返す。

真剣勝負の作業だ。

 


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ぶくぶくぶくぶく きれいな藍の華。
この甕の中の染液に 布を浸し 引きあげ 空気に触れさせて
また浸して・・・を繰り返して 布を染めていく。
色の濃淡は その繰り返す回数で決まる。


根気のいる作業だけど もっと根気がいるのが藍立てで
染液は 2か月ほどしか使えないので
2か月たつと また藍立てからはじめるという。
ちなみに すくもは 1俵が何十万円もするのだとか。

 

 

楓(ふう)さんの先生は もともとデザイナーさんで

名古屋から鳴門に来て 藍染めをはじめたそうだけど
早川公恵さんではなく 楓(ふう)先生と呼びたくなる。

 

 

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睡眠不足だしお化粧もしてないしとおっしゃるけど
お肌はつやつやだし なにより この笑顔が素敵。



たまたま神戸から旅行に来た人たちと一緒に
真っ白のバンダナを藍染めする体験もさせていただき
藍染めのお話がとっても素敵だったうえに
おやつまで出してくださった。


藍染め6
鳴門わかめの酢漬けと 鳴門金時の干し芋。
どちらも手作りで 素朴な美味しさ。


日本のホスピタリティーといえば まずは
お遍路さんをもてなしてきた四国の人たちで
鳴門の人たちも ホスピタリティーにあふれていて
楓(ふう)さんの先生も 例外ではなくて
旅人を温かくもてなそうという気持ちが うれしすぎだった。
フランスで賞もとっているくらいすごい先生なのに。


藍染め7
工房の干し柿も アートに見える。


藍染公房 楓(ふう)

住所 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池15-5

電話 088-687-0098

公式HP http://kobofuu.com/