モラ夫から離婚訴訟を起こされた際、わたしは移送の申立をしました。



移送の申立とは

民事訴訟において、現在訴訟が係属している裁判所から別の裁判所へ事件の審理を移すよう裁判所に求める手続きです。



離婚調停は相手方の居住地の裁判所、

離婚訴訟は自分の居住地の裁判所に提訴するのが基本です。



今回モラ夫は離婚訴訟を起こしたので、わたしは遠いです。

裁判所へ行くことになれば高額な交通費と時間がかかります。


またモラ夫は親権を主張したので子どもの家庭調査が行われる可能性があり、その点も理由に挙げました。

(子どもはわたしと同居です。)



移送の申立は答弁書提出前か同時に行うのが望ましいそうです。


わたしは答弁書提出前にしました。

訴訟の弁護士は依頼前でしたので自分で移送の申立書を作成しましたが、簡単です。



1枚にまとめました。

理由は箇条書にしました。


・裁判所は遠方であり、交通費が経済的負担になる。

・モラ夫はわたしの居住地の裁判所で行われている離婚、婚費、面会交流調停に参加しているので負担にならないはず。

・モラ夫が親権を主張しており、子どもの家庭調査が行われるなら居住地に近い裁判所の方がいい。

・子どもの世話があるから長時間家をあけられない。

こんな感じです。



移送の申立は必ず認められるわけではありません。

離婚訴訟はほぼウェブか電話なので、遠方だけでは難しいかもしれません。



移送の申立をすると、初回期日は取り消されます。

モラ夫からも反論書が出され、その後、移送するか審理されます。



結果、わたしの移送の申立は認められました。


モラ夫が離婚訴訟を起こしてからわたしの居住地の裁判所へ移送されるまで、約5ヶ月かかりました。