私はナニジンですか?
ポルトガル各地にて、日本人の個人旅行者の方と
少しお話する機会が何度かありました。
全て、私の方から話しかけたのですが、
こちらに住んでいる方ですか?
日本人の旅行者の方とは思わなかったです。
と、言われました。
何が違うのでしょう…。
私、旅行者と一体何が違っているのでしょう。
または、私、日本人と一体何が違っているのでしょう。
私は「旅人(バックパッカー)っぽい」と言われるような
言動・風貌だけにはならないように気をつけてはいますが、
そんなことに気をつけているうちに、在住の人っぽくなって
きてしまったのでしょうか。
ただの旅行者なのに・・・
ポルトガルだって、初めて来たのに・・・
どうしてなのでしょうか。
一週間ほど滞在したブラガを出て、リスボンに到着。
到着した翌日は、ユーラシア最西端のロカ岬に行きました。
別にユーラシア横断したわけでもないから、最西端に行く必要も
無かったのかもしれませんが、「深夜特急」を読んだことのある人間の一人として、
やはりロカ岬は気になる存在ではあったのです。
そして、そんなthe観光地のロカ岬でも、日本人旅行者に
「こちらに住んでいる方かと思いました」と、言われました。
リスボンでは、周りにポルトガル人がたくさんいるのに、
おそらくスペイン人の観光客に、私が、地下鉄の乗り方を質問されました。
英語で聞かれるのであれば「ポルトガル人は英語わからないかもしれないから、
このアジア人観光客のほうが英語が通じるかもしれない。ガイドブックも持って
いるかもしれない。」と思って、現地のポルトガル人ではなく私に質問した、という
ことも考えられますが、彼らは最初っからスペイン語で質問してきました。
もう、私は「観光客」でもなく、「日本人」でも無いのでしょうか。
そういえば、鬼ヶ島(ベネツィア)には、ニセモノブランド売りが、
けっこうウロウロしていました。
が、私、一度も声をかけられませんでした。
ショックでした。
なんで?
私、日本人だよ?観光客だよ?
あまりに声をかけられないので、彼らをジッと見つめてみたりするのですが
目線さえもそらされます。カメラを首にぶら下げて近くをウロウロする
という作戦にも出てみましたが、やはり声をかけられません。
なんでだろう…
お金持ってなさそうに見えるからかな…
でも、私そんなに小汚くないはずなんだけれど…
私の服装テーマは
「昨日日本から出てきました」と言ってもおかしくないこと、
なのに…
そんなことにモンモンとしながら、夕食を食べるために入ったレストランで、
一人旅の日本人女性と一緒にご飯を食べることになりました。
彼女にも偽物売りに声をかけられない、という話をしたところ
「イタリア人に見えますよね。顔がラテン系。」
と、衝撃的なことを言われました。
ラ、ラテン系?
あ。
…た、体格がか?
でも、顔がって言われたし…。
とりあえず「面白いことを言う人だな~」と、
彼女の意見は全く参考にせず、
「なぜ私は偽物売りに声を全くかけられなかったのか」
ということについての追及は、置いておくことにしました。
そしてミラノにて。
熱烈にナンパされたイタリア人に「日本人だ」と、
何度言っても信じてもらえませんでした。
「最初、僕はきみのことをイタリア人だと思っていたんだよ!
日本人なわけがない。君の顔はイタリア人だ。本当はどこの国だ?
ウノ キス ポルファボール。」と。
そういえば、パラグアイのスナックでも移民一世のオジサンに
「ご両親のどちらかがブラジル人でしょう。純日本人の顔ではないよね。」と、
言われたことを思い出しました。
日本人の男の子に「雰囲気メキシコ人っぽいな!
俺はあんたをマリアって呼ぶで!マリア~!」と、
チリ某所で呼ばれ続けたことも思い出しました。
サラエボでスペイン語でナンパされた謎も、解けるような気がしてきました。
私がニセモノ売りに声をかけられなかった理由は
「顔がラテン系で地元民に思われた」だったからという線が濃厚になってきました。
いったい、私は何者なのでしょうか。