11.クルーズ最終目的地「アブダビ」でラマダンが始まった。 |  60代世界一周旅の続編→75歳女子「安・近・短・楽 近海クルーズ」に乗る

 60代世界一周旅の続編→75歳女子「安・近・短・楽 近海クルーズ」に乗る

 「60代で世界一周を旅した経験を参考に」日本近海クルーズで役に立ったもの、びっくりしたこと

船はドバイ港で1泊し、次の日にアブダビに出航しました。 


アラビアンクルーズの最後の日で、これからコスタトスカーナは喜望峰を回り地中海へと移動するのです。
ですから、乗客も少なくなり静かな船内です。

この日の観光はシェイク・ザイード・モスクから始まりました。
このモスクは2007年に竣工し世界一広いペルシャ絨毯があるので有名です。

 



モスクですが、イスラム教徒以外のも解放されています。
もちろん、女性はヒジャブというスカーフを被り、アバヤという黒い脚が隠れるマントみたいな服装が推奨されます。

外国人は髪を隠し、足が見えなければよいということで、パンツにトレーナーでフードを被ることでOKでした。

 


このモスク、豪華ですが、華美ではありません。
白い大理石に象嵌された花模様が薄色で控えめです。

理石に金、スワロフスキーなどを使用しているため、総工費は550億円。
ドバイのギンギラとは異なるテイストで、結構私は気に入りました。


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アブダビは、石油産出で潤う国、UAEの首都です。
日本大使館も日本人学校もあります。

UAEの豊富な原油(埋蔵量約980億バーレル)の殆どは、アブダビ首長国で採掘され、実にドバイの2倍以上もの経済規模を有しいます。

 



ドバイの高層ビル群は有名ですが、こちらのアブダビにもへんてこな高層ビルがたくさん!
世界一傾いた人工建築物の「キャピタルゲート・ビル」これはギネス世界記録に認定されています。

高さ165m・地上36階で、西方向に18度、意図的に傾けて設計されている。(ウイキペディアより)

 

 


その他に今回は訪れませんでしたが、世界最大の屋内スカイダイビング飛行室としてギネス世界記録®を保持している「CLYMB アブダビ」
など、ドバイとは違った世界一がたくさんあるのです。


建築物ではありませんが、
世界最大級を誇る政府系投資ファンドのアブダビ投資庁(ADIA)の存在を忘れてはなりません。


[BUSINESS INSIDER ]最新レポートによると、

2024年には過去最高となる12万8000人のミリオネアが国を移動する見込みだ。

中でも、アラブ首長国連邦(UAE)はミリオネアの流入が最も多くなると見られている。
「富を引き付ける場所」と呼ぶUAEがランキングで1位になるのは、今回が3度目だ。

最新レポートによると、富裕層は他のどこよりもアラブ首長国連邦(UAE)への移住を選択している。

富裕層に資産を守り、成長させるための移住先をアドバイスする会社の最新レポートのデータによると、今年は6700人のミリオネアがUAEに移住する見込みだ。


個人所得税は「なし」、「高額な投資や特定の条件を満たすことで取得できる最大10年間の長期滞在ゴールデン」ビザ、贅沢なライフスタイルのおかげで、UAEは自らを世界的な「富を引き付ける場所」に位置付けている。

UAEはこのランキングで、3年連続で1位を獲得している。

個人富裕層(HNWI)の誘致と維持は、地政学的関係において重要な戦略の1つだ。

ミリオネアの移住は「政府にとって借金いらずの資金源」として、受け入れ国に資本と人材を注入すると指摘している。


なるほど、お金がお金持ちをひきつけ、またそれがお金を生むわけなのですね。

税金を取ることばっかりに知恵を使うどこかの政府にこんな考えは無いのね?


やれやれ