4.タリン 中世の街で薬草ビール |  60代世界一周旅の続編→75歳女子 東急サブスク「ツギツギ」春夏編

 60代世界一周旅の続編→75歳女子 東急サブスク「ツギツギ」春夏編

 「60代で世界一周を旅した経験を参考に」ホテルのサブスクで良かったこと、ビックリしたこと。

フィンランドのヘルシンキからバルト海をフェリーで2時間。
中世の旧市街が残るエストニアの「タリン」という街に着きます。
この町はいつか行ってみたいと思っていた場所です。

タリン旧市街 

学生時代、英会話の先生のご主人がこちら「タリン」の出身で、金髪の青い目の大男でした。
すごく聞き取りにくい英語を話しました。

なんでも、まだ、ロシアがソビエト連邦の時代、タリンからドイツに逃げ、やがてアメリカへ移民し、私の先生とはボストンの大学で知り合ったとのことでした。

彼の夢は「いつか故郷タリンに帰ってみたい。」と、ニシンの酢漬けを食べながら話していました。

先生の家で、古いタリンの写真集と、重たくて美しいウールの民族衣装を見て、「いつになったらその夢はかなえられるのだろう?」と思っていました。

先生夫妻は現在サンフランシスコに住んでいます。聞くところによると、彼はソビエト崩壊後、タリンを訪ね、親戚と涙の再会をしたそうです。 

 

そこで、今回、ヘルシンキに行くことになり、タリン行が実現したのです。 

ついてみるとタリンはソ連支配下の暗いイメージとは全く異なる、近代的なヨーロッパの街でした。

現代的な街で、スカイプの開発者がエストニア出身のせいか、市内にはwifiが張り巡らせています。

世界遺産の旧市街は港から10分ほど歩いた丘にあります。

タリンの城壁 

城壁に囲われた地区で、中央には広場があり、中世ハンザ同盟の雰囲気が残っています。

とここまでは、観光の話ですが、じつは旅行中、注文が失敗だった口に合わない食べ物や飲み物に遭遇することがあります。

たいがい、よくわからないメニューを指さしで注文したり、面白半分で注文したりした場合におきます。

ここタリンの広場脇にある中世レストラン「オルデ・ハンザ」は、店内がローソク照明のみ、器も中世スタイル。こちらでは日本語のメニューもあります。

しかし、このメニュー読んでも内容がよくわかりません。
 そこで、日本でも食べられているメニュー「マッシュルームのスープ」にしました。

そして、飲み物は「薬草ビール」と「シナモンビール」です。

実はビールはホップが味付けに使われる以前の中世では、ほかの薬草が味付けに使われていたとか。

この薬草ビール えも言われない漢方薬の味がするビールでした。

シナモンビールは普通のビールにシナモンを「これでもか」と加えた味です。

一口飲んで、どうしようか?と考えさせられます。

しかし、5ユーロも払ったのですから
飲まないわけにはいかないのです。
そのうちに舌がマヒして、喉が渇いているのがうるおい、全て飲んでしまいました。 

マッシュルームのスープは美味しかったので、中世を体験したい方にはお勧めです。

ごちそう様

タリンのスープとビール 


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