《2018年12月13日》マダガスカル ノシべ
今日はマダガスカルの古い歴史のお話です。
バオバブが生えているところはアフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリアの三ケ所。
この分布の仕方、なんかおかしくない??
なぜ急にオーストラリア??
バオバブ以外の動植物でも、現在では海に隔たれた大陸と類似性が確認されていいます。
そのなぜ?の答えとして有力なのが、『パンゲア大陸説』
時を遡ること三億年(!)、地球の大陸は一つで、それが途方もなく長い時間をかけて今の形に分かれていった、というもの。
な
る
ほ
ど。
出典:
https://www.indy100.com/article/what-world-looked-like-300-million-years-ago-panega-maps-7710571
パンゲア大陸でのマダガスカルトオーストラリアの位置関係ならば、ありえそう。
しかし三億年前って、、。
恐竜が絶滅したとされるのが6,500万年前
ヒト(新人)がいたとされるのが20万年前
縄文時代が1万5,000年前から2,300年前
キリスト誕生日 2,000年前
2,000年前でももうピンと来ないけど、途方もなく昔だね。
ちなみに地球誕生は46億年前だそうです。
人間の歴史を2万年として、地球の歴史の中では0.004% うわぁすんごいちょっと。
さらにちなみに、今から2億5,000年後には、広がった大陸がまたぶつかって一つの超大陸ができるという説があるらしい。
出典 https://tocana.jp/i/2017/03/post_12504_entry_2.html
ほーおもしろい!!
ネットサーフィンが楽しくなってしまった。
話をマダガスカルに戻す。
海に囲まれ、独自の進化を遂げて固有の生態系をもつマダガスカル。
発見されている生物約20万種のうち15万種類は固有種と言われていて、キツネザルはマダガスカルでしか見られない。
カエルや鳥もこの島だけのものがいる。
国土の大半が森林に覆われているので、まだ発見されていない動植物がいるかも!とも言われています。
私が探しにいったノシハラの世界最小カメレオン、ミクロヒメカメレオンも見つかったのは2012年と、かなり最近のこと。
まだまだ新しい発見があるかもしれないマダガスカル。ワクワクが詰まっているね。
火山活動と大陸の移動で島が押し込まれ、中央のアンタナナリボは高地
東は偏西風に吹かれ雨が多く熱帯雨林
北部は鉱物が多く高温多湿
西部は乾燥地帯
国土は日本1.6倍と考えると、一つの国でこれだけの違いがあるのはとてもおもしろい。
さらに海に潜れば、オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐサンゴ礁があったり、
クジラやサメがいたり、あのバオバブがあったりと、魅力の詰まったマダガスカルです。
マダガスカルでは石器時代にヒトが暮らしていた形跡がなく、ヒトが定住しだいたのは比較的最近と言われているらしい。
アフリカ系という説もあれば、2000年前にインドネシア系が最初に定住したという説もあるそう。
2000年前ならもう今の大陸の形になってたはずだけど、どうやってインドネシア系が。。??
まさか船で。。?!
その後インド人、中国人がなどが入植してきている。
マダガスカルの人の顔立ちが日本人からみてどこかほっとするものがあるのは、このアジアの血が入っているからだったのね。
キリスト教やイスラム教もいるけれど、一番の信仰宗教は伝統宗教。
日本の八百万の神と似ていると理解してるんだけど、色なものに神様、、というか神聖な力があると考えていて、それは場所によってはバオバブだったり丘だったりするらしい。
彼らは先祖をすごく大切にする文化で、現世の家よりも墓が立派だったり、イベントがあれば大地にラム酒をかけたりするそうで、
それはこの伝統宗教に由来する文化みたいね。
以上、地球の歩き方先生&グーグル先生&街の人に教えてもらったマダガスカル知識でした( ´∀`)
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今日は観光休憩(なんだそれ!笑)でブログ書いたり本読んだり調べものしたり、ほぼ一日中ベッドの上でございました。
あと、指の怪我の経過観察ね。ちょっと曲げられるようになってきました。
海の音を聴きながら、ごろごろするの、超いい!
同じごろごろするでもベッドじゃなくて、代々木公園でレジャーシートひいてにするとちょっと時間の無駄使いぽさがなくなりますが、
海の音を聴きながらベッドでスマホいじり、大変に贅沢な気持ちになります・・!
夜ごはんを食べていたら、中国人に会いました。
ノシべではじめてのアジア人ーーーー!!!!
中国からマダガスカルに漁業の出稼ぎに来ているんですって。
マダガスカル、中国よりお金になるんだ・・・!
英語ができない人たちだったので、漢字書いて遊んでもらいました。
今日も夕日がきれいです。