皆様ごきげんよう
就活にようやく本腰をいれたゆかさんです。
今晩は黒豆納豆を肴にビールを飲んでいます。
冬のビールはまずいと思ってたけど、風呂上がりのビールはいつでもおいしいですね。
お風呂ありがとう。
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世界一周というのは、イメージされているほど劇的な変化を旅人に与えません。
が、とにかく時間がたくさんある分、思いもよらぬことを思いついたり考えるようになったりします。
要はストレスがなかったから楽だっただけでしょ?
なんていう人もいます。
それは本当にそうです。
旅をしていた頃、私の中にあった素敵な気づきは、就活という現実とストレスでちょっとずつ消えて行っています。
それでも、今でもまだ覚えていることがあります。
忘れないように、今日はその話。
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■息をしてるだけで幸せだ。
と、本気で思っているときがありました。
死ぬ前に見たいとか枕詞がつく景色が目の前に広がっている。
みたいな特別なシチュエーションのときだけではなくて。
自分の居場所があると感じたとき
何気ないワンシーンに愛や平和を感じたとき
(なんか宗教くさいけど、私は無宗教です)
あぁ、幸せって、思いました。
宿の誰かがメロンをわけてくれた。
とかそんなことが、すごく幸せでした。
そんな風に思えた日は、息を吸っているだけで幸せだなって、思えました。
日常の中にね、絶対幸せってあります。
日常は、毎日のことで、慣れてしまって、
立ち止まってその温かみを咀嚼することはなかなか難しいけれど
絶対にある。
■常に最悪の事態は避けられている。
だって、私は今日も生きているもの。
と、これまた本気で思っていることがありました。
バッグを丸ごと宿で盗難に遭ったことがあったのだけど、
そのとき
あぁ、強盗じゃなくてよかった。
あぁ、完全一人旅をしているときじゃなくてよかった。
と、良かったことが最初に頭に浮かびました。
私はそんなできた人間ではないので、その後の宿の不誠実な対応にそこそこ
腹を立てたりはしましたが(笑)
どんなに、最悪な出来事があっても、
生きている限りは最悪ではない。
と、本人が思ってる限りは、常に最悪の事態は避けれられています。
・・・・・無宗教です!!
■自分の過去のすべてに意味がある。
頑張ってても、頑張ってなくても、
成功しても、失敗しても、
自主的でも、能動的でも、
とにかく過去の自分がいたから、今の自分があります。
もっと、ああすればよかったなんて思うことも、振り返ればきりがないけど、
ああしなかったから、今日も生きてて、何かあります。
死ぬまでに、何が正解かなんてわかんないです。
だめそうに見えたって、そんなだめだった私にありがとうと
言いたい日だって来るかもしれない。
私は来ました。
■生きていくために必要なモノとカネなんて、ほんの少しだ。
世界一周をしている人で、荷物が重い!!!!って言ってる人でも、
30キロを持ってる人はまずいません。
私は最後、お土産含めて13キロの荷物で旅を終えました。
2週間の旅に必要な装備と、1年の旅に必要な装備はそう変わらないといいます。
とある旅人はパスポートとiphoneとクレジットカードをポケットに入れ、手ぶらで旅をしたといいます。
さぁ、生きていくために必要な物とは何でしょうか。
ちなみにゆかさんの自室には
思い入れのあるブタの貯金箱が10個あったり、
木彫りのキリンと、おっさんと、カバがいたり、
就活中も年収は大事な判断要素です。
難しいよね。
■日本人にもっと幸せを感じてほしい
繰り返し、申し上げます。
私は無宗教です。
日本は素晴らしい国です。
真面目で、多くの人が誠実で、他社を慮り、協調を重視し、
清潔さ、快適さ、利便性を求め、
教育水準も高く、経済も発達していて、選択の幅も広い。
世界を見れば、もっともっと「良さそう」な国はある。
それと同時に、もっともっと良くなさそうな国もあります。それはたくさんあります。
他との比較で得られる幸せなんてみみっちぃという議論もありつつも、
世界の中で、日本は幸せというものに、かなり近い方だと感じました。
一方、自分が幸せだって、思いながら生きてる人は、
私のまわりには、そう多くありませんでした。
(まぁ、恵まれてるんだろうけどさ、、、、、、はたくさんいました)
こんなに素晴らしい国なのに
こんなに素晴らしい国民性なのに
どうしたら、足元に幸せにもっと気づけるんだろう
どうしたら、日本はもっと元気になるんだろう
そのために私は何ができるんだろう
そんなことを真面目に考えました。
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さて、現在就職活動中の私です。
就活、というのは、旅の非現実に対して非常に現実感のあるものです。
そういう現実と向き合う中で、こういう気持ちは大切にしたいな、と過去の私が今の私に言ってきました。
これだけ長く日本にいても、まだ覚えている気持ちは、それだけ強かったということでしょう。
過去の私の気づきを大切にしながら、先に進みたいと思います。