《5/31/2016》《 391日目》ペルー クスコ
つい最近まで全く知らなかったけど、クスコ近郊に虹色のお山があるんだそうだよ、その名もレインボーマウンテン!
写真で一目惚して、このためにクスコに来たと言っても過言じゃないよ!
昨日のうちにアルマス広場の旅行代理店で送迎を80ソル(朝昼ごはん付)でお願いして、早速行ってきたよ、レインボーマウンテン。(別途入園料10ソル)
真夜中でございます。
いつも賑わってるアルマス広場もガラリ。
いやー気合い入ってますねー、いいですね、それでこそ登山です。
おそらくどこで申し込んでも、最終的に一台の車に乗せられるスタイルなんでしょう、ミニバンは15人くらいの人が乗ってました。
クスコから登山道までの3時間、当然全力で寝て来たる戦いに備えます。
というのも。
レインボーマウンテン、なんと登山道入り口が4,380mという関東平野育ち泣かせの標高です(/TДT)/
そして、お目当てのレインボーエリアの標高は5,023m.
ごせんめーとるほう!!!!Σ(・□・;)
人生2度も5,000mの高さに足を踏み入れられるなんて光栄ですヽ(゜▽、゜)ノ
風邪っぴきでマスクしながら5,000m登ることなんてもうないでしょうね。ふふ。
わんこは可愛いけどゲキ寒。
サボテンも寒いのかもっこもこ
早速美しいけれど、ゲキ寒!!
南米には、アルパカさん的な生き物が、ビクーニャ、リャマ、ワナク。とあと三種類いるんだけど、アルパカさんが1番かわいい。
家畜にできたのがアルパカとリャマ。そして1番高級なのがビクーニャ。なんとその毛は1キロ800ドル、セーターなら1着1,000ドルするらしい。
登り始めてしまえば体はあたたまるけど、せっかく出してくれてる朝ごはんタイムがすこぶる寒かった。
南米はあったかそうなイメージなのに、冬に来たのと標高の高さで、半袖で過ごせたのはビーニャとアレキパの日中だけだ。
南米って、寒いんだなぁ。(´・ω・`)
うーん、アルパカさんはあったかそうでいいなぁ。
それでは登山、スタートです!!
比較的なだらかな道が続くけど、4300mの空気の薄さはハンパじゃない。
のろのろ運転な私をよそに
高速でずんずん登ってくローカルのおばちゃん。
それでも息は切れてる。
生まれ育った人でもこの環境はきついんだね。
4300ってキリマンジャロのアタック直前のベースキャンプの高さだよ。
ゆっくり登ろう!とか言ってたガイドは電光石火のごとく山を登ってゆき、私は安定の殿をつとめます。
他の参加者は苦しそうながらも、ガイドについてった。
みんなタフーΣ(・□・;)
あまりに足取りが遅い私に、ガイドはゆっくり歩きすぎると余計に疲れるとか、馬に乗らなければ君は時間がなくなるとか、、、、
後ろ向きなことばっかりうっさい!!ヾ(。`Д´。)ノ
これ以上早く歩いたら絶対高山病なるわ!!
だまって登らせんかい!!
私はホーストレッキングしにここに来たんじゃない!!
もし時間が足りなくなるなら、自分はお昼ごはんはいらないから!!
お願いだから、ゆっくり1人で歩かせて!!
って頼んだら、うまくゆきました(°∀°)b
自分のペースで一歩、一歩、ふみしめる。
景色もきれいなんだけど、あんまり前を見てるゆとりもない。
足元をじっとり見つめながら、余計なことは考えずに足を進める。
頂上はもっときれいなのかな。
かなりゆっくり歩いてるのに息が切れるよー
馬に乗りなよー、と地元の人?もちょこちょこ声をかけて誘惑してくる。馬はスペイン語でカバーリョというらしい。
しんどいのに、勧誘がしつこいから馬なんか乗らんし!!って強めにあしらったらチケット売りの若者だった。
すいませんでした。。。(´・ω・`)
あーー道のりは全然きつくないのに!
ひとえにこの高さが強敵。
頂上までたった3時間、8キロの道のりがとてつもなく長く感じる。。
どんどん人が遠ざかってゆく。。。
コカキャンディと水を大量に取って、大丈夫大丈夫。ゆっくりゆっくり。と独り言を言いながら、
なんとか高山病にならないように抗う。
のだけれども。
じりじり頭が痛くなって来て、
じわじわ手足がしびれて来た。
ゆきちゃん、、、おすまに、、、(キリマンジャロ登山時のバディとガイド)つらいよぅ、、、。
あかん、、、これはあかん、、、。
ほんとに、あかん。。。
二回くらいガイドに会って、その度に悪くないペースだよ!って励ましてはくれたけど、、、
きっと、あともう30分も登ればいいはずだけど、、
たぶん、登った瞬間にまたすぐ降りないと時間切れになる、、、。
かくなる上は、、、、!!!
最後ちょっとだけ馬乗っちゃった。
そしてたぶん払いすぎたわ。10分で15ソル。
(※満身創痍すぎて写真撮るゆとりすらなし)
いやーもーね
馬すごい。
早い。景色がサクサク進む。
なのに、息は切れない。
どんな革命かと思った!
馬で行けるのは、最後の急登坂の直前まで。
最後の最後、このきつーい登りを登り切ったら、虹色の山々が目に入るはず。
牛歩の如くというか牛よりも遅く坂道を登る。
稜線は冷たい風が吹く。
標高5,023m。
そりゃ寒いはず。
たった3時間歩いただけで5,000mの高さに来れるなんて、南米はすんごいなぁ。
坂では、苦しそうにゆっくりと登る人、顔をしかめる人、みんな5,000m峰にこてんぱんにやられてた。
自分で登った山は裏切らないからね。
あとちょっとだけ頑張ろう。
登り切って、振り返ると、、目線の先には、、、
虹色!!!!
写真マジックではなくて、そこには本当に縞模様に色づいた山があった。
プルママルカの七色の山よりも色鮮やかで、山の造形美もこちらが一枚上手。
すごい!
これはすごい!!
これは唯一無二の景色だよ!!
ペルーの主産業の一つは鉱業で、銀細工が有名だったり、その昔スペインが根こそぎ銀を取りに来たりしているんだけど、この山の色も鉱物の影響。
全体的に赤みが強いのは、鉄が主成分だからなんだって。
どうしてシマシマになったんだろうね!
頂上からすぐ先は谷のようになっていて、ここもエチオピアのシミエン国立公園を思わせる素晴らしい大渓谷が広がってた。
立派な氷河も出迎えてくれる。
頑張って来た甲斐があったよー!!!(≧▽≦)
ゆるやかな登りが続いた分、帰りはずーっとゆるやかな下り。
すごく楽チンだ。
帰りは景色に目をやるゆとりがあるよ。
なだらかな緑の後ろに雪をいただいた巨峰がそびえ立つ。
あぁ美しや。
山好きにはたまらない景色が広がってるよ。
家畜のアルパカもあっちのちに。
行きは気づかなかったなー!
こんなにいたんだなぁ。かわいいー!!!
行きは気づかなかったものばっかり!!
ここはきっとこれからもっともっと有名なところになるに違いないよ。
きついけど、一見の価値あり!
トレッキング後のごはんも絶品だった!!
2リットルのお水と脱ぎ着しやすいあったかい服でお越しくださいませ^ ^
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