アマゾンツアーを終えてルレナバケからラパスへ夜行バスで帰る道の途中でのできごと。
ルレナバケからラパス、バスで15時間。
ほぼ海抜のアマゾンから3,800mのラパスへと一気に高度が上がるので、高山病対策に水をたくさん飲む。
トイレ休憩は3回。
やばい、けっこーーーやばい!!
がんばれ!たぶんあとちょっとだ!!
暗闇を走るバスの中で、ギリギリの戦いを繰り広げる膀胱にさん、私はエールを送っていました。
バスが止まりました。
お、これは!!トイレタイム?!
と思ったけど、周りの人はほとんど降りない。
休憩のときは、もっとどわっと人が降りるもの。
トイレ休憩ですよーとか、
到着地のドコドコですよーとか、
海外のバスは大概言わないので、何で止まってるのかよくわからないことがよくある。
トイレ休憩じゃなくて、途中下車か荷下ろしか何かのようだな、、膀胱さん、もう少しだけ耐えてね。
膀胱さん「ともあれ、止まってるならその辺でしちゃわない?けっこーーーここに止まって長いじゃない?」
私「え、そんなやばいの??」
膀胱さん「うん、つらい。我慢して膀胱炎なるのも嫌だし」
私「わ、わかった!!」
後方からドアに向かって進む。
反対にドアから入ってきた人が3、4人、私の行く手を阻む。通路は狭くて1人ずつしか通れない。
膀胱さん「お願い、急いで!」
膀胱さんの気持ちはわかっていたけど、全く譲る気のないじいさんを目の前に道を譲るしかなかった。
何席か分下がって、空いてる席に体を押し込み、通路をあけた。
膀胱さん「もう!!私のことも考えてよ!!」
膀胱さんは、ご立腹。ごめん、膀胱さん。。
じいさんやお尻の大きいインディヘナばあさんに道を譲る。
彼らはのそのそと歩くのが遅い。
譲ってくれてありがとうなんて様子も全くない。
膀胱さん「ほらね?!強引に行けば良かったのよ!!」
気を取り直して、ドアに向かう。急がねば。
停車時間はいつも短い。
ドアまで、あと3歩、、、
というところで、無情にもドアはキーッと音を立て閉まった。
Σ(・□・;)
そして、無情にもバスは出発。
ごめん膀胱さん、、、(´Д` )
そこからまた1時間、私と膀胱さんは沈黙し、耐えた。
地味すぎる戦い。
次止まったらなんだろうと絶対降りてやる。。。!
そう膀胱さんと誓いあい、今度は停車したら迷うことなくすぐにバスから降りることができた。
バスは路駐しただけのようだ。
道路のど真ん中だ。
バスを降りると、乗客のおじさん何人かが横並びになり、既にスタンディンスタイルでおトイレ中だった。
こんなときは男の人がお手軽で羨ましい。
少し離れたところにある小屋のトイレは施錠されてて入れなかった。
他にちょうどいい茂みや物陰はない。
やむなし、バスの右側面はスタンディングおじさんに占拠されているので、背面に向かった。
背面には誰もいない。
後続車が来る音もしない。
よし。
アフリカだったら、もっと男女がトイレしやすいいい場所にバス止めてくれるのになあ
なんて、ちょっと思いながら、膀胱さんと私の厳しい戦いは終わりを迎えた。
いつの間にか来てた後続車に、クラクションを鳴らされて焦ったなあ。笑。
めでたしめでたし。
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