《5/14/2016》《 373日目》ボリビア ポトシ
7:30 ウユニを出発!
11:20ポトシ着!
14:00 -17:30ポトシ鉱山見学!
21:30 コチャバンバに向けて出発!
翌6:45 コチャバンバ着!
9:00 コチャバンバからトロトロに出発!
バッタバター!!!
今日めっちゃ頑張りました。
スロートラベラーゆかさん、ウズベキスタンぶりのスピードトラベルしました。
ポトシ着いてからバスの時間確認して、ツアー会社さがして、ご飯かっこんで。。
今日は3泊したウユニを離れ、ポトシへと向かいます。
ポトシにはセロリコという山があり、そこで働く人々を見学するツアーに参加することができます。
ポトシ銀山はそのむかし、銀が山ととれた。そして、労働従事者の犠牲者は800万人に及んだという歴史がある。
過去の過ちを忘れないために、負の世界遺産として登録されています。
セントラルプラザ(カテドラル周辺)そばQuijarro通り沿いの旅行代理店をいくつか回って、おばちゃんの雰囲気が良かったアルティプラーノで80ボリで申し込み。
いくつか見て回った感じでは、9時、13時半、14時でツアーがあり、値段は60ボリ~150ボリ。一人でも参加可能です。
鉱夫に渡すお土産のコカの葉とお酒(10ボリ)を買ったら、ツアースタートです。
ちなみにこのお酒、なんとアルコール濃度は96%
どんだけ酒強いの鉱夫。。。
※コカの葉は麻薬のコカインの原料になる葉っぱ。
高山病対策や、疲労回復、の用途でペルー、ボリビアでは合法的に普及しています。
葉っぱを口に含んだり、お茶で飲んだりして、成分を摂取します。葉っぱの段階では、麻薬のような多幸感、依存性はありません。
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街から鉱山はもう目と鼻の先です。
最初の感想は
きたな、、、。(´д`lll) でした。
どうも鉱夫の皆さんはゴミをその辺に捨ててしまうみたい。
規則正しく礼儀正しくなんかやってられっか!ってことかな。
街を一望できるロケーションはいいけどね。
ここで、働く人たちはどんな気持ちで自分たちの街を見るんだろうか。
暗がりのトンネルに入ると意外とひんやりしていました。
水はけが悪いのか、トロッコレールは水浸し。
何の水なんだろう。きれいではなさそう。
換気のために張り巡らされたホースが少し不気味でした。
入り口が遠ざかると、今度はモヤが。
150cmの私でも首を曲げたり、膝をおったり、ときには四つん這いになったり、鉱山内は狭い。
なんとも頼りないハシゴ。
こんな悪路を鉱夫たちは40kgもの石を抱えて移動する。信じられない。
埃も舞っていて、マスクなしでは息苦しくて仕方ない。
鉱山の奥は40度近くになり、マスクなど暑くてしていられないので、鉱夫は肺を悪くする。
そしてここは標高4,000m超えのポトシ。
空気は薄い。
四つん這いでありの巣のような洞穴を進むのは、息がきれて、胸が苦しかった。
なんか垂れてた。
今は死傷者こそ出てないのだろうけど、労働環境は最低だ。
奴隷ではないけど、奴隷のような生活。
奥にはポトシ鉱山の神様、ティムがいた。
ティムは神様だけど、悪魔らしい。鉱山の中は暗く、地中。神様が地中にいるなんておかしいから悪魔なんだって。
鉱夫たちはタバコをいくつも加えさせ、お酒を与え、ティムとともに大地の神パチャママに祈りをささげ、安全と豊富な資源を祈願する。
ティムは男性神だそうで、立派なシンボルがついてました。
鉱夫たちが鉱業に従事するのは
14歳から50歳、子供が必要なんだろうね。
ここで取れるのは、銀をはじめとした複数の鉱物。
発掘したら成分を分析して、企業に売る。
売り上げのうち、20%は税金、10%は共同設備使用料へ。その他もろもろ関係者に払うと、マネージャーの手元に残るのは20%くらい。
働き手の坑夫たちは、10tで100ボリ(1,600円くらい)の報酬が受けられることになっていて、日給にしたら1000円にも満たない。
鉱物価格は変動するし、掘ってもいい鉱物に当たるとは限らない。生活は安定しない。
4~12時間労働。
コロニアル時代は1月?半年?鉱山内で暮らしたこともあったそうだ。
坑夫でいられるのは、14歳~50歳。
多くが肺の病気を患うそう。
そんな坑夫たちは、どんな顔で仕事をしているのか、、、
は、見られなかった。
今日は年に一度のお祭りで、坑夫たちは一斉休暇、鉱山の外でリャマを焼いてパーティをしていました。
リャマはその場でさばくワイルドスタイル。
たくさんの鉱物を祈り、安全を祈願するお祭りだそうです。
(・∀・)。。。。。
これは、、むしろラッキーなのかな。。?
うーん、働く坑夫たち見たかったな笑
まぁ、子どもや鉱夫と触れ合えたからラッキー?かな?
鉱夫たちの顔は明るかった。
平日の山手線の顔ぶれの方が悲壮感に満ちてるね。
鉱夫たちは、自分の人生を受け入れてるんだろうな。
そういえば、街もお祭りモードで、パレードなんかも見られました。
こんな可憐な乙女もいつかはしわしわでかわいい三つ編みおばあちゃんになるのね。
さあ、今日は引き続きサクサク行きます。
ポトシには泊まらず、夜行バスでコチャバンバに向かいます。
バスターミナル超きれい。
この待ち時間が、死ぬほど辛かった。
あいつがやってきたんです。
高山病!!!!
頭が、、、、割れる。。。(/TДT)
気持ち悪い。。。(/TДT)/(/TДT)/(/TДT)/
高山病は高いところにやってきたらすぐ出るわけじゃなくて、ある程度
累積して症状が出てくる。
鉱山ツアー中は大丈夫だったけど、今になってやってきた。
もう一刻も早くポトシを早く出たいつらすぎる頭痛い気持ち悪い頭を切り落として捨ててしまいたい。
遅々として進まない荷積。
ほんとお願い早くしてまじ早くし高度下げないと吐く吐く吐く吐く。。。
祈るような気持ちで何とか堪えて、バスではのび太ばりにすぐに就寝。
夜行バスは一回も起きずに熟睡でした。
鉱夫たちは、こんなにも空気の薄いところで、毎日毎日薄給で肉体重労働。
ツアーでヘラヘラ高山見に来る人たちを、どんな気持ちで見てたんだろうか。
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