【キリマンジャロ登山 5】 バランコキャンプ〜 バラフキャンプ | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

《1/20/2016》《258日目》@タンザニア キリマンジャロ登山


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キリマンジャロ4日目  

バランコキャンプ(3,850m)~ ブレックファストウォール(4,200m)~カランガキャンプ(3,900m)~バラフキャンプ(4,750m)

コースタイム:7:30-13:24


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今日は登って、降りて、登ってと、体を高度にならす日です。

昨日から少しずつ高山病がでてきた私、今日は登り切れるでしょうか・・・!


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キャンプサイトのすぐそばにドカンとそびえ立つ岩のような崖。

その名をブレックファストウォール(朝食の壁)。
正式名称は別にあるのだけど、朝食後にこの壁を登ることからこの名前で親しまれている。


オイオイ、こんなん登の?!∑(゚Д゚)


という切り立った壁だけど、ジグザグに登って行くので、体への負担は見た目ほど大きくない。手足だけで何とか登れる。


と、ガイドは言う。


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いざ参らん。



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人ちっさ。




たまーに、落ちたら骨何本か折れそうな細い崖際をカニさん歩き。


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たまーに、急勾配の岩場を梯子を登るようによじよじ。



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そして大荷物で頑張るポーター。



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あぁなんて楽しいのでしょう。

眼下には昨晩キャンプしたバランコキャンプ。


日本の山は鎖場や梯子をちょこちょこみかけたけど、海外ではあまり見ない。

観光客に人気な山では危険だから、そういうのはないのかな。

そういう山の方が私は好き。



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登り切れたよー!!




今日も曇天。今にも雨が降りそう。
あまり休まず、足を進める。

せっかく登り切ったのに、ブレックファストウォールの後はアップダウンがずっと続く。

登りはしっかりな登り、膝の高さまで足をあげないと越えられない石がごろごろしてる。

これまで自分の足だけで歩いてきたけど、いよいよしんどくなってきた。

ゆきちゃんやガイドに勧められて、ストック(杖)を使うことにした。

体重が手足に分散されて随分歩きやすくなる。

一度ストックを持ってしまったら、もう手放せないな。



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やってきたよ、3,930m。
ずっと雨降ってたから、ブレックファーストウォール以降の写真はこれだけ。


今日も雨の中、岩の下で雨宿りをしながらのランチ。今日もお弁当。

サンドイッチとフライドチキンとフライドポテトとフルーツ。

ポテトフライがモサモサしていて、食べててのどが乾いた。

絶対に下界で食べたらおいしくないはずなんだけど、モサモサポテトがとてもおいしかった。

山って不思議。

雨は降ってるし、温度は低いし、食欲なし。

私は歩くのが遅いので、ごはんはささっと切り上げて、ゆきちゃんより先に出発することにした。


ストックを持つ手に雨があたって寒い。
手袋は1枚しかない。
もし今日手袋を濡らしてしまったら乾かない。
明日のアタックのときに手袋なしはしんどい。

素手のまま雨に耐えた。

寒い。

もう降っているのは雨じゃなかった。
みぞれだ。

道もぬかるみの上にほんのりと氷が積もってる。


ストックをトゥマニに持ってもらって、ジャケットの袖に手を隠したら楽になった。

4,000m超えた山は寒い。

ちょっと顔をあげるとキャンプサイトが見えた。

Almost!

ガイドのトゥマニが言った。

もうちょっとで今日のゴール、標高4,600mのバラフキャンプだ。


良いことの手前の「あとちょっと」っていいよね。

年内仕事納めの日や、休みの前日の夜、あと1ページで終わる課題、マラソンのラスト1周。

休みの当日よりも休み前日の方が瞬間幸福度が高いと思う。


そんなことを考えながら一歩一歩、ゆるやかな登り坂で足を進めた。

息が乱れる。

胸が苦しい。

頭がじんわりと痛い。

足取りが重い。


近くに見えているのに、なかなか着かないバラフキャンプ。

ゆっくり、ゆっくり。
1秒に1歩も進まない。
ゆーっくり足を進めていく。

almostと言われてから、1時間半、時刻は13時半、ようやくバラフキャンプに着いた。


長いalmostだったなぁ。

雨に打たれて寒かった1日が終了。

大変だったなぁ、今日は。



雨と寒さとアップダウンの道、大変だったのは私だけじゃなかったらしい。

いつもなら、私たちの到着のときにはできているテントができていなかった。

ポーターの1人が震えが止まらなくなって、別のポーター1人が付き添って下山をしたそうだ。

きっと荷物を再分担したりして、大変だったんだろう。

0度下回るみぞれの中、2、3枚の洋服でずぶ濡れに慣れながら歩いてたら体調悪くするのも無理はない。

ポーターもガイドも、なんて大変な仕事なんだろう。




テントができると、ポーターたちは私たちからカバンを受け取り、靴紐をほどき、テントのジッパーを開けて、早く中に入れるように、至れり尽くせり。

私の服はあちこち濡れていて、翌日トレッキングパンツをゆきちゃんに貸してもらうことになった。

自分の方がゆとりがあるからと、ここ数日も自前のいいレインジャケットを貸してくれたりした。

ゆきちゃんにもガイドにもポーターにもお世話になりっぱなしだ。





ごはんを食べて、仮眠をとったら、深夜から頂上を目指して歩く。


今日はまだまだ長い。

ここまでは何とかリタイアせずに来れた。

頂上まであと1,200m。



頑張ろう。

頑張ろう。






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