【エチオピア民族めぐり①】ダサチネ族でブルジャンプ。 | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

テーマ:
《12/28/2015》《235日目》@エチオピア アルバミンチ~トゥルミ


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今日から5日間はエチオピア南部のオモ渓谷で民族めぐり!

6人でミニバス1台をチャーターして村を回ります。
費用は1台120ドル!!!


・ハマル族
・カロ族
・ムルシ族
の村を訪れます。
カイアファールの木曜マーケットにも寄って、他の民族にも会いたいと思っています。

車を一緒にチャーターするのは、宿でたまたま居合わせた

おじさんバックパッカーの杉本さん
、てつやさん、さやかさん。

さやかさんのブログはこちらから→



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今日はまずは、ハマル族!
アルバミンチを8時に出発。ハマル族のいるトゥルミに向かいました。

6時間の移動を経て、ハマル族にご対面!




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わーーーーー!!!

民族ーーーーー!!!!!!о(ж>▽<)y ☆




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羽ついてる!!
ラッパ持ってる!!!





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民族だ・・・!!!!(語彙なし。笑)






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ハマル族の女性は髪に赤土を練りこんでる。

赤土は焼く赤くなる石を焼いて砕いて水で溶いたものなんだって。

髪に触れたら指に赤土がついた。


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エチオピアの民族はオシャレな人が多いけど、ハマル族もとってもオシャレ。

金属のバングルや、ビーズのネックレス、ブレスレット、アンクレットをたくさん着けてる。

胸だけ隠れるように、タンクトップをたくしあげるのが健康的な印象でいいね。

太い首輪は既婚者の印。
突起が着いてる1番上の首輪は第一夫人だけが付けられる。

首輪は石で打ち付けて首の形に成形するんだって。




私たちがハマル族にやってきたのは、彼らの成人の儀式を見るため。


成人儀式には、女性たちは足に鈴をつけて盛り上げます。



成人儀式は『ブルジャンプ』といって、文字通り牛を飛ぶんです。



そしてその前には『ウィッピング』、むち打ちが行われます。



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女の人が、男の人にムチに打たれます。



使っているのは細い木の枝。



女の人が、男の人にムチを渡して、ジャンプをしながら打たれるのを待ちます。



女の人の足に付けた鈴がシャン!シャン!とジャンプの度に音を鳴らす。



そして、ピシャリと冷たい音と共にムチが打たれる。




打たれた直後のジャンプの着地はそれまでよりも力強い。



鈴がシャン!とより大きな音を鳴らす。


痛みに耐えているようにも、見える。




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女の人体にはムチの跡が何筋もできていて、見ていてとても苦しい気持ちになる。


でもそれは私の価値観。
ハマル族ではムチ打ちの傷跡はいい女の証で、多ければ多いほど良いとされてる。


打たれても女の人は笑っているし、女の人は何度も何度もムチ打ちを頼む。


ウィッピングとブルジャンプに参加するのは、成人する子の家族。
成人を迎える家族を、ムチに打たれることで盛り上げ、祝福してるのかもしれない。




ブルジャンプは別の広場でやるようで、民族の人も観光客も一緒に広場に移動。




広場には、



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牛。





大量の牛がいます。


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なんか顎からまるっとしたものが垂れてます。こんな牛は初めて見ました。




こんなにたくさんの牛を飛ぶんでしょうか。



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男の人たちは牛を引っ張り、整列させようと試みます。


角や尻尾や顎のまるっとしたものをぐいぐい引っ張ります。


そんなのおかまいなしに、放尿をはじめる牛さん。


もろともせず、引っ張り続けるバンナ族の男たち。



すごい、光景。



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何もしていないで見てる人もいます。
ピアスの穴何個空いてるんだ・・・!!!( ̄□ ̄)




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その間、女の人たちは、ラッパを吹き、歌を歌い、牛の周りをくるくると行進します。


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あ、妊婦さん。


牛を引く男たち、行進する女たち、それを取り囲む観光客に、強い日差しが容赦なく照りつけます。


女の人たちは時折行進の輪から抜けて、木陰で休みます。


たしかに暑い。


すんごい暑い。






暑さでホヤボヤしてたら、


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いつの間にか ブルジャンプがはじまりした!(◎_◎)



並べられた牛は5頭くらい。
あの牛全部並べるんじゃなかったんだ。。。!!!



本日成人を迎える少年は、ほぼ裸。裸にたすき掛け姿で牛の上を走ってゆきます。



牛の上を何回か往復。
牛の上を駆けるのはほんの数秒。





あっという間にブルジャンプ



終了。




え?!
終了?!はやっ!!!!



牛の上の写真撮れてないー!!!((((;゚Д゚)))))))



1番の盛り上がりどころだと思ってたんだけど、サーっと始まって、サーっと終わってゆきました。


正直、個人的には、大きな感動や衝撃は得られず・・・。
( ̄ー ̄;


これで少年は青年へ。

結婚することができるようになりました。

ハマル族は結婚相手は親が決めるしきたりで、来週結婚することもあれば何年か先になることもあるそうです。


ブルジャンプは10歳を過ぎればできるらしいのだけど、結婚するためには新婦の家に牛だの何だのと貢物が必要なので、早くに成人できてしまった場合はしばらくお金を貯めるんだって。


成人をしたけど未婚の男たちが、ウィッピングで鞭打ちの役割を担うんだって。


ちなみにブルジャンプの鑑賞料は1人500ブル、3000円。


今日はざっと100人くらい観光客がいたから30万円の収入になる。


このお金は村の収入ではなく、成人する子の家族の収入になるみたい。


原始的な生活をする彼らにとって30万円というのはどれだけの大金か。


きっと、結婚資金になるんだろうな。






ウィッピングとブルジャンプを終えて、私の心に残ったのは、





解せない。




という気持ちでした。







まずはウィッピング。

纏足しかり、首長族しかり、色んな民族で体を痛める行為が美しさの象徴とされる。



だいたいの場合、そんな習慣で体を痛めるのは女の人。



体に傷を作ることが美と考える文化は現代日本にはないから、うまく受け止められない。



美って抽象的な理由を建前に、男尊女卑を包み隠しているだけなんじゃないかな、なんて思ってしまう。



牛の背を歩いて渡るのは難しいのかもされないし、危険と隣り合わせなのだろうけど、そして牛も必要だからお金もかかるんだろうけど、


女の人は鞭打ちされて、流血して、それが前座扱い。


それもなんかちょっとね。


どうせするなら、女性の成人の儀式でウィッピングしたっていいじゃない?

女の子は成人の儀式ではごちそうを食べるらしい。


なんか力の入れようが違うよね?




解せないなあ。








そしてもうひとつ激しく違和感なのが、


群がる観光客(´Д` )


このブルジャンプの観光客の多さは本当にすごかった。


エチオピアって、私もっと秘境だと思ってたの。

年末年始の休暇に家族旅行で来るようなところじゃないと思ってたの。

まして、初老のおじいちゃんおばあちゃんがナイスカメラを片手にのほほんやってくるところだなんて思いもしなかったの。




私も一観光客なので、観光客が多いことに文句を言いたいわけじゃなくてね。



この、民族めぐりの行為そのものに違和感が一気にぶあっと。



民族よりも、圧倒的に多い観光客。
民族2.30人に対して観光客は100人近かったんじゃないかな。


見世物小屋に群がってるような、感覚だった。



どんな暮らしをしてるの?

鞭打ちについてどう思ってるの?

日本のこと何か知ってる?


そんなコミュニケーションが取れたらいいなって思ってたけど、とてもそんな雰囲気じゃなかった。




私の思う「民族の人」は、人里を離れ、ひっそりと何百年と続く暮らしをしている人。


独特の文化を築いてるから一見の価値があるし、私写真を見て、直接見たい!って思った。

いざ行って見たら、人の家に土足で入り込んでるような感覚だった。

せっかく高いお金をかけてやってきたのだし、写真を撮らせてもらったけれど、この観光は間違ってるんじゃないかってもやもやでいっぱいになってしまった。


民族めぐり、あと4日あるのだけど、私は楽しめるだろうか。。。



メモ⬇︎


*ハマル族
場所 トゥルミ
入村料 150ブル/人
ローカルガイド  400ブル/グループ
ブルジャンプ 500ブル/人

ブルジャンプを見るだけなら入村料不要。


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