《6/26/2015》《90日目》アゼルバイジャン キナリック
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◼︎最後に旅人情報あります
※バクー ~ キナリック 移動
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今日はちょっとすごいよ。
ほら。
バクーから車でたった5時間。
キナリックXINALIQというところにやってきた。
キナリックでは山の頂きに昔ながらの石造りの家がずらりと並んで村を作っているところ。
緑が豊かで、空が青い。
空気が澄んでいて、胸が晴れる。
自然の中で暮らす村人の暮らしにほっとする。
生活の知恵に驚かされる。
目で見えるもの以上に、感じるものが多い、とてもいいところだ。
どう表現したらいいのか、私の知っている言葉では足りない。
旅をしていてどこが一番よかった?と聞かれると、素敵なところが多くて困るけど、
これからキナリックは私を困らせること間違いなしだ。
あんな大都会バクーからは全く想像もつかない。
たった5時間の距離なのに、すごい世界が広がってた。
キナリックの人たちはケシュと呼ばれる独自の言語を持ってる。アゼルバイジャン語も話せるし、ロシア語を話せる人も少しはいるみたい。
そしてここは「ヨーロッパで1番高いところにある村」なんだそう。
アゼルバイジャンってヨーロッパだったんだ?!(・Д・)笑
なんて小さな驚きもあった。
私は恥ずかしいけれど、地理が苦手だな。
ここを起点にトレッキングができそうな山がずらーっと並んでる。私は村の中を歩いただけだけど、すっごく楽しかった。
村人が作る表情も、バクーとは違う。
素朴な優しがある顔を見ることができる。
バクーも悪くはなかったけれど、やっぱり田舎に比べると他人との距離感がある。
目と目があった瞬間に流れる空気が田舎はとても優しい。
いい顔するなぁ。みんな。
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ところでキナリックにはホテルはない。
タクシーの運転手が民泊も受け入れているというので、泊めてもらった。
ごはんつきで20マナト。2,300円。くー(>_<)高い。。!
振る舞ってくれたのは、スープとパン、自家製のヨーグルトとチーズ。
スープにはヤギのタンが入ってた!
はじめての、ヤギたん。。。(・Д・)
牛よりはやわらかくて、少し臭いかな。
ちょうどはじの部分をもらったようでいかにもな形をしてて、ちょっと、絵的にはきつかった。
ヨーグルトの酸味に隠れて独特の臭みがあって、、ヤギのヨーグルトだったんじゃないかな。。?これは風味がちょっときつかった。
チーズはポロポロとした白いタイプ。酸味が強くてヨーグルトにも近い感じ。これはおいしかった(^^)
アゼルバイジャンでも紅茶をよく飲む。
グラスにお茶を入れ、お茶受けのお皿と一緒に振る舞うのがここのスタイル。
グラスからそのまま私は飲んじゃったんだけどわお茶受けに少しずつ移して冷まして飲むものなんだって(^^)
お砂糖も、カップじゃなくて角砂糖を口に入れておいて、口の中でお茶を甘くして飲む。
お茶の飲み方も場所によって違っておもしろいね。
もうひとつ、手での数字の示し方を教えてもらった。
4までは指を折り畳んだ本数で数えるんだって!
折り畳むのは小指からで、親指を上から添える。
5は指を全部開いてパー。
絶対3だと思ったのにこれだと1なのかー。ややこしい。
6だと思ったら8だし。ややこしい!( ゚д゚)
キナリック限定なのかアゼルバイジャン全域なのかわかんないけど、
バクーでもどうも数字が手で示してもらってもわかんないことが多かったから、アゼル全域なのかな。
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アゼルバイジャンなんて高い高い!って素通りされがちだけど、ちょっと足を伸ばしただけでこんなに素敵なところなんだよね。
キナリックへはバクー往復することになるから、例えばグルジア向かうついでに来るってわけには行かない。だから更にあまり人が来ないところだけど、本当にここに来て良かった。
山や秘境、村の暮らしが好きな人には是非訪れてほしい。
高所ならではの涼しい空気の中を歩いていると、
恥ずかしそうに、でも興味をもった目でこっちを見てくる村人がいる。
こういう瞬間にその土地や人を愛しく感じられる。
カメラを向けると照れたり喜んだり、中にはカメラを嫌がったり、いろんな人がいるけれど
総じていえるのは、訪問者を受け入れようとする意識があるということ。
とっても恥ずかしそうに、お茶に誘ってくれた家族がいたことが、印象的だった。
この家族は屋久島や花火、伊豆諸島や和食の写真をすごく興味深そうに見てくれた。
後から旅人に聞いたのだけど、民泊で肉入りスープが出た私はラッキーだったそう。
旅人にはジャガイモばっかり出てきて、キッチンを覗いたら家族用の具材豊富なスープを発見!とか、
シャワー使っていいって言ったのに、いざとなったら故障してるとかウソをつくとか
民泊はあたりはずれがあるものみたい。
不便ばっかりのド田舎の山かと思いきや山から水路が引かれていて、水の便はすごくいい。
電気もあって、夜はあまり星が見えないくらい(これは残念)
なんとWi-Fiある家もあるし、家の中にパソコンがある人もいる。
つまりはお金は、そこそこある土地なのだと思う。
ホスピタリティを示す以上に、お金に価値を見出す人がいても不思議はない。
ホスピタリティを感じられるのがやっぱり旅人としては、嬉しいけどね。
そんな人の姿を見て、どうして執着する人としない人がいるんだろうとか、
果たして私は、どちらに価値を見出したいと思っているだろうかとか
無意識に選択しているのはどちらだろうかとか
そんなことに考えをめぐらせてみたりする。
そんなことに思考が及ぶ心のゆとりがある旅というモラトリアムに自分がいることに
喜びと少しの罪悪感を感じてみたりする。
旅って本当に本当に贅沢だ。
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最後まで読んで下さってありがとうございます!
おまけ
鳥類の、胸に頭をぽてっと乗っけてる姿が好きです。
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◼︎旅人情報
※バクー ~ キナリック 移動
・バクー ~ クバQUBA バスターミナル
バスターミナルからバス
4マナト
3時間
30分に一本の運行
・クババスターミナルから市内のキナリックホテル前タクシー乗り場
バス5分+徒歩数分
バス0.2マナト
1番バスが市内に向かう。他もあるかも。
この門のところで下車。
門をくぐってキナリックホテル前まで歩く。
門。
キナリックホテル。バザールの路地すぐ横。ホテルに見えずわかりづらい。
・キナリックホテル前からキナリック
シェアタクシー
2時間弱
5~7マナト
言い値片道10、往復宿泊つきで50など、色々言ってくるので何人か交渉すると◯
私は往復10マナトの車をゲット。