《6/8/2015》《72日目》タジキスタン イシュコーシム~ヤムチュン
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最後に旅情報あります。
◼︎旅情報
※イシュコシーム~ムルガブ 移動
※ビビファティマ 温泉
※ビビファティマ 宿
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一日中宿で寝てすごした昨日。
正露丸さまさまのおかげで、
概ね 復活 (・ω・)ノ
たまにお腹はキュルキュル言ってるけど行けそうだ。今日はワハーン回廊を巡る!
タジキスタンの東側の見所といえば、
・パミールハイウェイ
・ワハーン回廊
の二つ。
厳密にどこからどこが、そのエリアなのかはいまいちわからないのだけど、イシュコシームからランガルがワハーン回廊、
ホーログ~ムルガブ~がパミールハイウェイなのかな。
全体図
拡大
この後のタジキスタンを抜けるまでのルートは先人達のブログと南旅館で教えてもらったことを踏まえて
ホーログ
↓
イシュコシーム: 今ココ。
↓
ヤムチュン(プトゥプ村):ビビファティマ温泉
↓
イシュコシーム
↓
アンダロープ:ガラムチャシマ温泉
↓
ホーログ
↓
ムルガブ
↓
オシュ(キルギス)
に決定☆
そのあとウズベキスタンのフェルガナ盆地を駆け抜けてタシュケントを目指す。
本当はランガルまで行ってみたかったけど、後の日程が苦しくなる。
ワハーン回廊で一番楽しみにしてたのは温泉だから、そこまで行ってイシュコシームに引き返すことにした。
計画通り、進むか否か。。!やれるだけやってみよう。
今日は行けたらイシュコシーム往復、
無理そうだったらビビファティマ一泊!
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今日のヤムチュンまでのドライブも1人じゃない。
宿に泊まっていたドイツ人のおじさまが今日はランガルまで行くから乗せていって下さるって。
ドゥシャンべでチャーターしたときに支払い済みだからお金はいらないって。ヽ(;▽;)ノ
おじさまありがとうございます。。!!!
ツルの折り紙くらいしか渡せない私です。
昨日宿にいたシンガポール人はイシュコシームからランガル往復で1人で車チャーターして400ドル払ってたなぁ。。
ドゥシャンべ往復でチャーターって一体いくらするんだろう。。。
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そんなリッチなチャーター旅行をするドイツ人のおじさまは、ドイツで大学の先生をしていて、農学を専攻している。
中央アジアとアフガニスタンの農学について研究して15年になるそうだ。
ワハーン回廊の見所といえば、連なる山々と対岸に見えるアフガニスタンの暮らし、それとたまに現れる朽ちた城。
だから視線は遠くに行きがちだ。
先生はそれに加えて違うものを見る。
田畑と乾いた土地に根を張る木や草や花だ。
先生のおかげで近くも遠くもよく見ることができた。
イシュコシームから車で20分くらいだろうか、ムスリムと仏教徒の戦いで滅びた仏教徒の城、おそらく名前はカカ城。
土作りなので、雨に流され石の土台だけが残る。
城跡の高台に登ると、アフガニスタンとタジキスタンがきれいに並んで見えた。
左側のアフガニスタンの畑の方が青々としていて、畑の区画もはっきりとして整備されている。
アフガニスタンサイドの畑。
ズームすると小さく人と家畜が見える。
アフガニスタンの人の暮らしが垣間見えるよ、嬉しいな。
なんとなーく、タジキスタンサイドよりもいい農業をしているのが伝わってくる。(気がする)
ソ連時代にタジキスタンの人々は都市は移動させられた。その時にそれまでこの土地で培われてきた農業技術や、農地は失われてしまった。
対岸のアフガンは変わらず田畑を育て暮らし続けた結果が、この畑の違いなんだと先生が教えてくれた。
砂漠に咲く典型的なお花たち。
50cmくらいまで成長して、80年位生きるんだって。この子たちはまだ5歳くらい。
ここは標高の高い山に挟まれて雨が降りづらい。わずかな雪解け水を養分に草木が生きている。
そうかと思えば砂漠から青々と木が生えていたりする。
これは風が砂を運んできただけで、風網の下には水を多く含んだ土がある証拠なんだって。
こうやって角が置かれたところは神聖な場所であることの表れなんだって。
地獄っぽさがでるけど、いい意味なんだね。
イシュコーシムには何もないと聞いていたし、確かに街に何もなかったけれど、たった少し車で走っただけで、知っている人がいるだけで、こんなにも発見があるんだ。
ドライバーのおっちゃんが天気がいいねぇ!って突如脱ぎ出した。笑。
つ、つよそう。。!( ̄Д ̄)
フリーレスリングを3年、柔道を7年やっていたんだって。今はメインはハンターをムルガブでやっていて、時間があればタクシードライバーをしているそうです。
趣味なのか仕事なのか、いずれしてもいかつい経歴。。!
昨日からの体調不良を若干引きずっている私に運ちゃんがビタミンウォーターをくれた。
おっちゃんも昨日は具合が悪くて、これを飲んだら良くなったんだって。
俺が1ℓ飲んで良くなったから、嬢ちゃんは800mlだな!ガハハ!だって。
ありがとうございます。。。!。・゜・(ノД`)・゜・。
ゲンデクーシュ山脈とパミールアライ山脈に挟まれたパンジ川。
水量も景色も流れも形も、カヌーに絶好な川だよ。
いつかアフガニスタンに平和が戻って、国境カヌーができるようになったらおもしろいな。
どこにでもあるJAIKA.
近くの発電所の協力かな?
こんなところでも電線はあるし。
13時ごろ、ヒビファティマ温泉のある村、ヤムチュン(プトゥプ村)に到着。
ミハエル先生とドライバーとお別れだ。5時間ばかりのドライブだったけれど、先生と運ちゃんのおかげですごく楽しかった。
先生はすごく楽しそうに、この土地は一歩ごとに新しい発見がある、なんて素晴らしいんだと子どもみたいに目を輝かせながら色々なことを教えてくれた。
ムルガブまで一緒に行こうって言ってくれてとても嬉しかったです!ありがとうございました、先生!
岩に一緒のよじ登ったのも楽しかったです!
むきむき運ちゃんもありがとう!
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温泉は麓の村から徒歩だと2時間程度登ったところにある。車道があるくらいだから過酷な山路ではないとは思われるけど、病み上がりだしね、できれば車がいい。
30分ほどごはんを食べつつ、車を待ってみるけど、
通りやしない(。-_-。)。。
うむ。歩くか。( ̄Д ̄)
ぜ、、、
ぜーーーはーーー(´Д` )))
ぜーーーはーーーー(´Д` ))))
ぜーーーーー(´Д` ))))))(略)
病み上がりのせいかしら。
やたら息が切れる。
麓の方は、標高は2,600mちょいくらいだと先生が言ってた。
高山病になるには、高さが足りない気がするのだけど、息切れと動悸がおさまらない。
ゆっくり足を進める。
温泉、、待ってなさいよ。。。!
ぐぅ絶景。
山の上の方に住んでるのか、地元のおじいちゃんが、こっちだこっちだと道案内をしてくれる。
じいちゃんの足取りは軽い。
山の上の方に住んでる人はこれが日常なんだな。
車道をそれて険しい石の道に進む。
お、さすが住民。近道だね!
って、
じいちゃんの家じゃん!笑。
お茶はいらない、宿もいらないって何度も伝えたのだけど、自分ちに連れてきちゃったのね(。-_-。)
もーー。招き好きだなぁタジキスタンの人々!
せっかくなのでいただきます。
ちょっとだけだよ!
じいちゃんはお茶の後も私の道案内を続けてくれた。なぜかスコップを持ちながら。
高さが上がれば上がるだけ、私の足取りは重くなるばかりだ。
殺されるのか?とか一瞬でも考えてごめんね、じいちゃん。
残り1キロというところで、車が通りかかった。やったー!!ヽ(;▽;)ノ
既に7人乗ってる定員5人のオンボロ車に乗せてもらう。
中に6人外に2人で、車は苦しそうだ。私は楽ちんだ。
坂道発進できなくて、下りながらエンジンをかけるっていう山道の知恵?をやってた。
車、詳しくないからわからないけど、それでかかるものなんね??
そんなこんな経て、、、
渓谷の合間の絶壁に作られた温泉、ビビファティマに到着。
そしてなんてところに温泉施設を作ったんだ。
ここだよ?!
右手のほんのりオレンジの屋根。
絶壁すぎるやろ。。。
温泉を背にして見える景色。(温泉の窓からではないけど)
すごいところだーーー
世界の秘湯に認定した。
門をくぐって温泉の中に入ると、、、
洞窟。。!
滝スタイル!!!
無色で特別においもしない、さらっとした質感の温泉。
源泉かけ流しとおぼしき、窓からの眺め。
今はお客さんは私だけだ。
貸切露天風呂だ。。!
あぁああぁぁぁぁああ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(。-Д-。)・*:.。. .。.:*・゜゚・*幸せ。
夕飯手持ちがこれしかなくて、こんなんやったけど
しかも、こんなんをもう2日食べているけれど、
もうおっけーおっけー、
あーー幸せ。
温泉愛してるよ・・・・!!!!
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◼︎旅情報
※イシュコシーム~ムルガブ 移動
・宿のおばちゃん情報で、使用したわけではないので悪しからず。
・月曜日から金曜日、朝8時くらいから、ミニバスあり。
・40ソモニ。
・村の東側の丘から出発。
※ビビファティマ温泉
・ヤムチュン(プトゥプ村)にある。
・メインロードからは徒歩で2時間強の上り坂で到着。
・麓の村の人は40ソモニで車に乗せてくれるって言ってた。却下。
・10ソモニ。出入口にいる人に渡す。
・ドネーションボックスはあくまでドネーションなので、料金は人に手渡すこと。
・男女交代制って話だったけど、浴槽は二つあるようで、すぐ入れた。
・浴槽と体を洗うエリアがべつにあるようなのだけど、体を洗うところが工事中?で入れなかった。
※ビビファティマ 宿
・麓の村~温泉付近、いたるところにホームステイあり。
・温泉に一番近いレンガ作りの宿は、一泊40ソモニ。キッチン借りれる。
・トイレは離れ、シャワーwifiなし