«5/2/2015»«35日目»@インド ハイデラバード
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引き続き、諸般の事情で写真がアップできず、スマホからの投稿です。
文章だけだと、どうも堅くなってしまってごめんなさい(・・;)
後日写真は追加したいと思います!
«5/9 追記»
写真アップしました!
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私が何でハイデラバードに来たかというと、
①クアラルンプール、ハイデラバード間のフライトが安かったから。
②ハイデラバード、デリー間の長距離列車に乗ってみたかったから。
ハイデラバードや南インドで何かしたかったことがあるわけではない。
南インドの素敵なところを調べてみたけど、どこもかしこも遠い遠い。
やっぱりインドはとてつもなく大きいね。
ありきたりだけど、やっぱりタージマハルは見たい。
インドには10日くらいしかいられない。行くところはかなり絞らないとね。
というわけで、観光もせずデリー行きのチケットを買いに行きました。
宿から駅は1キロの距離なので、歩いて10分ちょっとくらい。
どきどきしながら、インドの街を歩き始めた。
人が多い、車が多い、バイクが多い、車道のレーンを無視して走ってる、物売りが声をかけてくる、道端で寝てる人がいる、物乞いがいる、
走ってるバスからタイミングを見計らって走り降りてくる人がいる、ゴミが道路脇にたまってる、
ごちゃごちゃした道に太陽が照りつけて暑い。
気温は39度らしい。
正直、日差しは東京よりきついけど、湿度が低いから東京より過ごしやすい。
帽子はラオスでなくしたままだから、スカーフを頭に巻いて街を歩く。
早くいいの見つけて買いたいなー。
ハイデラバードの道には牛はいない。
足元を見ても糞は落ちてない。
お花を詰んでる人もいない。
(立ちションはいたけど)
ハエも飛んでない。
きつい体臭も、たちこめるガラムマサラの匂いもしない。
サドゥーもいない。
そう、案外普通。
車と人の多さと交通マナー は、もうインド!って感じさせるものがあるけど、他は案外普通。
おかげで、縮こまることなく歩くことができた。
タイ、ラオス、マレーシアは、アジア圏で、顔もどこか似ていたなあ。
肌の色が違うとぐっと外国にいるって実感がわいてくる。
駅に着いたものの、機械と改札があるだけで、どこで買えばいいのかわからない。
どうしたものかと見渡しているとインド人家族が声をかけてきた。
列車のチケット購入用の端末の使い方を教えてくれる。
出発地、到着地、等級、通常購入か急ぎの購入かを選択すると、空き状況が表示される。
みると座席はいっぱい。2.3日は待たなければいけなさそう。
カウンターならあるだろう、ということで、インド人家族とカウンターへ。
申し込み用紙に乗りたい列車番号を記載して、渡すとやっぱり空きがあった。
外国人用に席を確保してるってガイドブックで読んだ通りみたい。
パスポートを提示して、お金の支払って、、、、、
チケットゲット!!
こう書くととてもあっさりなのだけど、全部インド人家族がやってくれたヽ(;▽;)ノ
端末からカウンターは少し離れていて案内してくれたし、申込み用紙に色々書いてくれたのもお母さんだし、カウンターのおばちゃんの英語は私には聞き取れなかったからお母さんが都度都度説明してくれた。
支払いもおつりがないからって拒否されそうになったところを、細かいのを出してくれた。
見ず知らずの人にここまでできるってすごい。。。。!
その後、お昼ご飯までご馳走になってしまった。
はじめ、わたしが辛いもの食べれないと思ってサンドイッチがある店を探してくれてた。
生野菜が食べれないって言い張ってカレー屋さんに入ったよ。
はじめてのインドカレーは、日本で食べるインドカレーよりも辛くて、ずっしりしたペーストだった。
おいしかった(^^)
ありがとうインド人家族。。!!
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夕方からは宿にいたアメリカ人の団体さんと一緒にチャールミナールなる尖塔を見に出かけた。
チャールミナールはハイデラバードのシンボルの建物。
高さが50mはある大きな大きな尖塔。
すぐそばにきれいなモスクもある。
でも私はこの尖塔より道路の人混みが強烈に印象に残ってる。
夕方のハイデラバードの交通量はそれそれはすごくて、四車線道路の車線を無視して6.5車線くらいに車、バイク、人が往来してる。車線なんてないようなもの。
クラクションを皆が鳴らして、隙間があれば我先にとハンドルを切って車をねじり混む。
車の場所の取り合いにあっけをとられてると、ふと人が近寄ってくる。
肘までしかない自分の腕で器用に袋を抱え、お金を求めてきた。
痩せた子供抱えた若い女の人が何も言わずに子供を指したあとに手のひらをこちらに向けてくる。
子ども手に包帯を巻いてる。
バイクタクシーが進み出すとの手すりを握りしめてじっとこちらを見つめて、プリーズプリーズと小さく唱える。
道端で座り込んでコップに入ったお金をちゃりちゃりと鳴らす人もいる。
物乞いがたくましく、お金をくれと主張してくる。
日本ではホームレスは見かけたけど、物乞いは見たことがない。
カンボジアで物売りやお金を求めてくる子どももみたけど、力のこもり方が全然違う。
遠慮が、全くない。
みじめさが、感じられない。
もらって当然とでもいうか。
差し迫って生きるためにやってるんだって目が主張してくる。
堂々と、まっすぐにこっちを見てくる。
インドの生命力ってこれか。
隣に座ってたグラントが、お金を渡していた。
お金を渡すと物乞いの人は、深々頭を下げて、また次のバイクタクシーに向かっていた。
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グラントをはじめ、このアメリカ人の団体さんは、ボランティアと観光をしながらキリスト教布教の旅をしているらしい。
そんな旅のパターンもあるんだね。
隣人への愛の話や、バイブルには何が書いてあって、そもそも神様とは、、と色々説明してくれたのだけど、やっぱりネイティブの英語はよくわからない。曖昧な返事しかできなかった。
あなたの宗教は?と聞かれて、答えに困ったことがこの一月だけで何度かあった。
今日もそう。
日本人の大多数は無宗教なの。
でも何だかわからないけど、神様かはわからないけど、何かに祈ることはあるの。
晴れるように空に祈ったり、家族の無事を何かに祈ったり、食前食後に食べ物や作り手に感謝の言葉を述べたりするんだよ。
眉を顰める人もいれば、okと会話を終了する人もいた。
グラントは、
「そのわからない何か、それが神なんだよ。」
と言った。
たぶん私が眉を顰めてしまったのだろうな、グラントは
何か質問は?と聞いてきた。
こと宗教に関しては引き出しが少なすぎる。
何も聞けなかった。
あなたの宗教は何?
神様っていると思う?
この2つを理路整然と答えるのって日本人にはとても難しいんじゃないかな。
個人的には、他国が宗教の分野としてる事柄を文化として(販売戦略って話もあるけど)生活に取り込んでる、日本のあり方は寛容で好きなんだけどな。
そして後から思うと、あの説明の数々は布教活動の一貫だったのだろうな。
夜のお祈りと賛美歌を歌うミーティングに招待されたのだけど、断って
一人部屋に帰った。
ハイデラバードでの観光はそういえば一箇所だけだな。
その割りには今日も何だか色々あったな。
色々と消化不良なまま、眠りについた。
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最近さぼり気味のごはんアップ
チキンカレー炒め。辛い!うまい!
インドのマンゴードリンク「Mazaa」
これで20ルピーだったかな。おいしかった^^
暑いとエネルギー使うので、甘いものがしみます・・・≧(´▽`)≦