NOT WHERE TO GO, WHO YOU MEET@マレーシア クアラルンプール | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。


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«4/28/2015»«31日目»@マレーシア クアラルンプール



どこに行くかじゃない、旅は誰と行くかだよ。


と、昔誰かが言ってた。

だから一人旅はどうなの?という否定的な文脈だった気がする。



旅は毎日誰かに会うもの。

1人で出発するけど、ずっと独りじゃないわ。

どこに行くかじゃないわ、誰と会うかなのよ。

って今日ロリーが言ってた。


私は全く意図せずクアラルンプールに今いる。

ロリーや宿の人と一緒に、どうしようどうしようって言いながら

ゆっくり寝て、調べ物して、夜散歩してって実はまったりと日々を過ごしてる。

仕事をしてたとき、辞めるときの葛藤だとか、結婚がどうとか、両親がどうとか、

旅が終わったらどうやって生きようかとか、旅で会った変人の話とか、、

教会で結婚式して寺で葬式する文化がどうとか、それはもういろんな話をしながら。


クアラルンプールみたいな大都市に、私が興味をそそられるものはほとんどない。

つまらない、次の飛行機までの休息タイムのはずだったクアラルンプール。

そのはずなのに、このひと月の中で、一番楽しい嬉しいと感じてるのは、今な気がするよ。


どこに行くかじゃない、誰と会うかなんだ。


********


写真のあとに、文が続きます。今日も長文の予感・・・・。










ロリーと食べに行った、インド料理屋さん。16時にお昼ご飯食べた。笑。

チキンカレー5リンギット弱で、150円くらい。

チーズクルチャがおいしかった。

ごはんは今のところ、タイのカオニャオがベストだなぁ。

日本のコシヒカリやゆめぴりかがおいしすぎなことは言うまでもない。



バスに乗って中心地へ。無料のバスなのに、きれい・・・!

冷房ききすぎで極寒。

取手のデッドスペースに広告を張りたい・・・!(-ω-)/










ユニクロとH&Mの存在感・・・・!

セミがTシャツ3枚しかなくて洗濯めんどいからって買物してた。

男子の買い物につきあう何も買わない女子。


中の作りが、それはそれは日本と同じで、

マクドナルドに続いて、なんだか安心してしまった。

世界的な企業って本当にすごいね。同一クオリティを世界中に提供するんだから。





屋台ハンバーガー屋さん。

カメラ向けたらいい笑顔くれました。

おいしかったー・・・!4リンギット、120円くらい。










バスで会ったドイツ人が行きたいというので、再びKLCCへ。

今日もビルと噴水ショーが美しい。


建物に興味がわきづらい私。

クアラルンプールはただの足止め地になるはずだった私。

クアラルンプールでの一コマ一コマ、すごく大切な思い出になりそうだよ。



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夕ご飯のとき、着席してメニューを見てたら、別のメニューと交換された。

新しいメニューをめくると、値段がさっきの倍になってる。

これが観光客料金というわけですね・・・・。(._.)なんとあからさまな・・・・。

気分が落ち込んだので、セミの行きつけのハラルのお店に移動した。


セミーイスラム教徒で、食事のために奪ってしまった命には祈りを捧げる習慣がある。

それがハラルで、食べる人、作った人両方にハラルが必要で、

ハラルのお店は、それとわかるように店頭にハラルマークをつけてるんだって。




水にもハラルマークがあるんだよって教えてくれた。(真ん中のマーク)

水も殺してるの?って聞いたら、

それは俺にもよくわかんないって楽しそうに笑ってた。



セミーもロリーと同じフランス人。

ワーホリでマレーシアに来ていて、宿の隣のコーヒショップで働いてる。

高校を卒業してから、ワーホリと旅とで約3年、世界のあちこちに行っている。

勉強は好きだったけど、大学で何を学ぶか決めかねて旅に出たんだって。


セミーは、底抜けに面白くて、人の助けのために手間を惜しまない。

今日も一日、ロリーに付き添って飛行機トラブル対応をしてくれた。

私のiphone充電器の買い物も付き合ってくれて、サクサク値切ってた。

物の買い物でも外人料金があって、これが適正価格なんだよって。


会う人会う人に話しかけて、出身国がわかると知ってる言葉を使って、どんどん仲良くなる。

私も「なまらめんこい」って言われた笑。 

昔日本人と一緒に旅をしてて教えてもらったんだって。


俺的におもしろい日本人の姿シリーズを披露してくれた。


①電話切るとき


「じゃあねー、うんうん(*'▽')、元気でねー、またね、うん、またねまたね(*'▽')、

ありがとー(*'▽')、またね、ばいばーい、はーい、またねー(*'▽')」


( *´艸`)爆笑。

たしかにやるわ・・・。特に親と電話するとき・・・!



②女子のお買いもの

「かわいいー!!かわいいーーー!!かわいーー!!」


( *´艸`)爆笑。

たしかにやるわ・・・。特にわ・・・、若かりし頃に・・・!笑




イスラム教のことも教えてくれた。

(イスラームに詳しい方、ムスリムの方、

もし表現が不適切なものがあったらごめんなさい)


サミいわく、


「5つの大切な決まり事があるんだ。

神を信じること、一日に5回お祈りをすること、人のために何かすること、

断食をすること、死ぬまでにメッカに行くこと


だけど、柔軟性があるんだ。

仕事を抜けられなくて、お祈りが日中できないなら、夜にまとめて祈ってもいい。

人のためには、お金があるなら寄付だけど、ないなら微笑みかけるだけでいい。

お金や、身体的に難しいならメッカに行かなくてもいい、断食中も食べていい。


断食は、食べれない人の苦しみを理解するためにやるんだ。

断食は30日間続いて、その間は日のあるうちは食べ物飲み物を口にできない。

だから、ラマダン中は朝水めっちゃ飲んで、めっちゃトイレ行くんだよね笑。

あと、日の短い国に旅してるときのラマダンは楽。笑。


イスラム教は優しさと愛にあふれた宗教で、

やりすぎな人たちがテロだ何だと騒いでいる。あれは、やりすぎだよ。おかしいよ。」


そんなサミ、

10代の頃は、ムスリムとしてのモチベーションが低くて

お祈りも適当だし、お酒もタバコもしたし、女の子も普通に触ってたらしい。

(話したり、触ったり不用意にしちゃいけないんだって)

ここ2,3年で、ちゃんと祈ろうと感じるようになってから、そう生活しているんだって。

フランスにはそんなソフトなムスリムはたくさんいるんだって。


イスラム教=よくわかんないけど何か怖い厳しい宗教。テロのやつ。


そんな負のイメージが、日本にはあるんじゃないかな。


少なくとも、私は人のために何かをすることが、大切な決まりごとになっているなんて

思いもしなかった。


イスラム教の家に生まれた、死ぬまでずっと神様第一に生きなきゃいけなもんだと思ってた。


誰もそんなこと私に言ってないのに。

私は、ムスリムと今日まできちんと話したこともなかったのに。


イメージだと気づかずに、あと10年も過ごしたら、

事実だと思い込んでしまうかもしれない。


今日、私が話したのはたった一人のムスリムで、実は彼が超異端児なのかもしれない。


そんな彼だって、敬虔なスーパームスリムに何年後になってるかもしれない。


事実や知識なんて案外そんなもんだったりする。


知的探求心があるなら、新しいものにも、もう知ってるいるものにも、

本当はわくわくできるはず。



心も頭も開いたままでいたいなと、思いました。





セミのまつ毛。

全世界の女子の憧れ・・・・・!

あら、これも思い込みかもね。





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セミともロリーと話すのが楽しくて、

ゲストハウスも居心地がよくて、

気づけばもう3日。


マレーシアも広いし、クアラルンプールから次の国に行くとしても

違う街で何かを見るのもいいかもしれない。

そろそろ、次に進もうかな。



今日は、とっても元気です!