LGBT関連のニュースを見て、今時の学校はどのような教育をしているのかしらと、時々考えたりします
前回のPTAの件では無いのですが、長男がまだ中学生の時です
そこの地区には、息子が小学校の低学年の時に転校したのですが、転校初日に我が家に遊びにきたのが、気持ちは女の子だけど、身体は男の子という子でした
もちろん、最初は全然知らなかったのですが、中学になるにつれて本人の女の子になりたいと思う行動も周りにわかるようになってきました。
学生服を着てはいるのですが、頭にはリボンやらお花をつけたり、休日には女子の制服をきて出かけたりと…
幸いなことに息子も普通に接していましたし、もちろん拒絶反応を見せるクラスメートもいましたが、概ね多くの同級生が認めていた様な気がします
そんな中で、一番彼を拒絶していたのが、学校サイドだった気がします
最近では、LGBTが大きな話題となり、多様性を認めようなどと声高に言っていますが、20数年前はなかなか大変だったことと思います
彼？がリボンをつけたりスカートを履いたりと、自己を表すことは、かなり勇気のいる事だったと思いますが、学校では本当に居心地が悪かったんでしょう、3年の夏休みが終わると、学校には来なくなりました
卒業式が終わった後、息子が怒って下校してきたのですが、理由を聞くとその彼？が卒業式にきたそうなんですが、髪の色が茶髪で式場には入れないと先生に言われて、教室に1人待機させられた様です。ずっと学校を休んでいて、卒業式に出て来るのは勇気がいった事だと思うのですが、同級生達は受け入れているのに、学校が受け入れなかった事を卒業式の後で知り、なんとも言えない気分でした
（茶髪がネックになってたのでしょうが）
現在の学校では、もう少し寛容になっていれば良いのですが
そう言えば、今の家に越してきた頃、駅で坊主頭で女子の制服を着て登校する子の姿を時々見かけました。お母さんが毎日送ってきていたようですが、その親子を見る度に心の中で頑張れって言ってたのを、この文を書いているうちに思い出しました
私は、どちらかというと心が狭く(笑）それが悩みでもあるのですが（笑）だからこそ、本当の多様性が受け入れられる世の中になってほしいですね