今欧米で起こっているアシア系ヘイトクライムにより被害を受けた方に、心よりお見舞い申し上げます。

 

海外に行くことが殆どできない今、早く旅行に行きたいなぁって単純に思っている私にとって、今回欧米各地で起きているアジアンヘイトクライムは、非常に悲しく怒りが湧いてきます。

 

人種差別問題は本当に根深く、解決するには多大な労力と時間が要するでしょうが、少しずつでも皆が声をあげる事で、より良い未来がくることを祈っています。

 

日本にいると人種差別を受けることは殆どないと思うのですが、欧州を観光しているとよくニーハオと声をかけられます。(これがどう言う事を意味しているのかは未だにわかりませんが、単純に中国人が多いせいなのかもしれません)

 

そのニーハオには、からかうようなニュアンスが含まれているのは確かなのですが、日本人の私としては外人は結構フランク挨拶をすると言う思い込みのせいか『ニーハオ』ではなくて『こんにちわ』って行った方が良いのかしら? 普通に英語で返せばいいのかしら? せっかっく挨拶をしてくれているのに…なんてすぐに思ってしまいますが、短期間ウィーンに住んでいた長女に『いちいち悩まなくてもスルーすれば良いよ』と言われそんなものなのかな〜て思い、今はその時の雰囲気で適当にやり過ごしています。

 

旅行中もアジア人だからといって差別されたことは殆ど無いのですが、一度だけケルンからアムステルダムに向かう列車の中でかなりムッとする事がありました。

 

以前も書いたように、列車はなるべく居心地が良いようにと一等席で、座席もかなり検討して選ぶのですが、この時も通路側のドアと壁がが透明でサイレントスペースというコンパートメントを予約していきました。(4人席)

 

私達がコンパートメントに入った時は、すでに1人の女性が座っていました(欧州の鉄道では一等席のチケットを持っていれば、座席指定券を持っていなくとも空いている席に座れる)指定がされているかどうかは、ドア入り口の座席番号が点灯しているのでわかります。(彼女は指定席券はなし)

 

その女性は、私たちに向かい『ここは指定席なのよ』っていきなり、怒った口調で言うので、私達も再度座席番号を確認した上で『この席を予約してきた』と答えてコンパートメントの中に入ると、3人分のキャリーバッグはかなり場所をとり困っていると

上にあげれば良いじゃないと怒って言うので、一応試みたのですがバッグが重くて小柄な私たちに上げれるわけもなく『上に乗せる力がないので無理』って言うと、いきなりタブレット端末を取り出してオンライン通話を始め、言葉はわからないんですが(多分オランダ語)完全に私たちのことを大声で悪くいっている様子(言葉はわからなくとも不思議なことに悪口を言われているのはわかるんですねー笑)

 

ここはサイレントスペースだから静かにしてと、言おうかと思ったのですが…

 

娘曰く、万が一トラブルになった時に車掌さんが私たちの味方をしてくれるかも確信がないしオランダ語で何を言われるかもわからず、反論できないので無視してやり過ごした方が良い とのことで、知らんぷりしていたら静かになりましたが…

 

アジア人という事で最初から攻撃的にでる人がいる事に、びっくりしたと共に、

このくらいで済まないくらいに悔し思いをしているアジア人が沢山いるんだなと改めて思いました。

 

反面、日本人は他国の人と列車で乗り合わせてもこんな敵意剥き出しの対応はしないだろうなと、意外に日本人て素晴らしかもとラブラブ って思いました

 

いずれにしても、同じ人間同士のヘイトが無くなるように私達も努力しなければと思いますね。