昨年に書いた記事を少々修正しながら、今、熱が冷め始めている着地型について
改めて創りあげていこうという方々に向けて、情報発信者の目で見た着地型造成の
問題点や課題、気づきなどを書き連ねていこうと思います。

本日はその第3回目です。


これまでに「個人志向の商品造成」「おもてなしの心」と着地型商品を作る上でのキモを
書かせて頂きました。

今日は情報発信について書こうと思います。

それでは…


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着地型旅行や着地型観光、体験型プログラム等を実施する関係機関が必ずと言っていい程に困るのが
その商品を露出する場所。

最近ちょいちょい参加させて頂く様になった各地の観光商談会の席上などでお話しをお伺いさせて
頂いた行政関係者の方なども、商品を作ったはいいけど、どうやって売ったらいいかわからないと
いう声が沢山聞かれました。

そこで手っ取り早く思いつくのが「旅行会社」様(笑)

まー、この時点でこの商品の販売はストップしたと言っても過言ではないかもしれません。

過去記事で何度も書いてきましたが、今の時代、旅行をするのに旅行会社に行く人は少なくなって
います。
もちろん、航空券パックの様な安い商品もありますのでそれらを買い求める客はいますが、その
商取引上ではついで買いの如く、現地の観光商品を買っていく方は皆無に近いと言っても過言では
ないと思います。

また、旅行会社が少しでも安い商品造成を行っている昨今では観光までパッケージングした商品を
発売する事も皆無に近いと思います。

そういった情勢の中、旅行会社に一生懸命売り込みをしても情報の一つとして埋もれていくだけだと
思うのですが、「旅行会社」神話が根強いのか、未だにキャラバンなどを組む観光地まである始末...

いやいや、旅行会社には団体を期待してお願いしてる!という観光エリアもあるでしょう。
はっきり言って、もっとバカです(笑)

今の時代、キャラバンを組んで詣でるお金をペイする程の団体を持っている旅行会社なんてないです。
極端に言えば、JTBですらそこまでの団体販売は無いでしょう。

力が無いのではなく、肝心の「団体」がないのですからw

もちろんん、教育旅行という分野は各AGTとも力を入れていますのでここに向けた発信はありだと
思いますが、その営業成果が出るのは早くて2~3年後、下手したら5年10年のスパンでやっと成果が
出るかどうかです。

そのスパンを我慢出来ますか?!?!?無理でしょう????

いつぞやも書きましたがエリア内の観光活性化を目論んだ会を作ったって、目先の実績に拘って解散
してしまうくらいなんですから5年10年なんて待てないと思いますよw

じゃあ、どうすれば?となるわけですが、そこにどれだけの費用がかけられるかにもよりますが、
根強い人気で即効性の高い効果が得られるのは「るるぶ」「まっぷる」といったガイドブックに
掲載をお願いする事でしょう。

しかし、観光情報として取り上げられる事は余程の事がない限りありません。

どうしても、有料広告枠を買って、そこに掲載する事になるため安くても数十万、高ければ数百万と
いう高額に成る事は間違いなし。

ちなみに観光情報として取り上げられるのは、編集部が各地の情報をつぶさに探して、そのお眼鏡に
かなったものが掲載されるそうです。自薦も受け付けている様ですが、確率は低いようです。

その次はやはりウェブ(インターネット)という事に成るかと思います。

こちらは即効性もそこそこ、費用は定額とメリットは多いと思います。少ない費用でより高い効果を
得ようと思ったら、選任を置くくらいの気構えでネットに注力をすればかなりの効果が出ると思い
ます。

このウェブを使った露出もいくつかパターンがあるのですが、まずは自分のサイトを作り、そこで
商品を販売したり、わたくしめが管理運営する「旅プラスワン」や競合でもある「旅の発見」など
観光情報ポータルへ商品を掲載する方法などが主だった方法でしょうか。

このウェブでの露出に関しては費用的にそんな多くを必要としないため、複合でいくつもの方法を
行うのが一般的ですね。

上での書かせて頂きましたが、旅行会社のパックを利用する人でも現地での情報や観光を探すのは
ネットであったりします。

しかも、ネットの場合は時と場所を選ばないため、販売チャンスを逃さないのが最大の特徴でしょう。

あ、自社サイトに商品情報だけ載せて、詳しくは電話で!なんてのは時と場所を選ぶのでお客様を
逃してしまうパターンですよ…ましてやそれをもってネット販売してます!見たいな事をのたまう
方々も多いので、これを読んだ方はお気をつけ下さいw

他にも観光客向けのフリーペーパーや近隣ホテルにおいてもらう割引券付パンフレットやリーフ
レットなども有効だと思いますがそれなりの費用がかかり、かつ、費用対効果が悪い事がほとんど。

特に体験型プログラム、アウトドアアクティビティ等は事前に予約をしてから参加する人がほとんど
です。

また、最近では割引になったスキー場リフト券やテーマパーク入場券などを事前にコンビニで買う
などの消費行動が当たり前のようになってきています。

ネット等を使って、少しでも安く、お得に参加出来る商品を探すのが今の旅行客です。

ブログやツイッターなどのSNSから自社サイトまでくまなく情報を探し、その中から取捨選択をして
いく賢い利用者に我々も含めて販売する側が付いていっていない状況です。

一部のアウトドア商品などを覗いては、着地型観光商品から得る事が出来る利益はとても薄いもの
だと思います。

その中から効果が高い露出方法、販売方法を選ばなければ、それがどれだけ中身が合って、良いもの
だとしても結局は無くなる運命にあるのだと思います。

「餅は餅屋」という言葉がありますが、旅行に関してはその言葉が合わなくなってきている事は間違い
のない事実です。

旅行をしたいから旅行会社に相談に行くという消費行動はありません。

また、これまでの考えで行けば○○に行きたい⇒▲▲円かかる⇒A社とB社を比べて安い方を...という
行動でしたが、今の時代はかなり様変わりしてきて、旅行と買い物とグルメなどが同じ土俵で比べら
れる時代です。○○円で何をしようか?⇒往復の足に温泉に味覚狩りにお土産がつく旅行にしようか?
xxというシェフの料理が食べられるレストランにするか?通販でフグでも買って食べようか?
⇒この料金でこれだけの内容は無いから旅行にしようか…というような比較行動になってきています。

そういう消費行動の中では、露出の方法を考え、利用者がいる場所に情報を露出しないとせっかくの
商品も売れません。

消費行動も比較行動も一昔どころか1年前とも大きく変わってしまう時代になりました。

その時代の波に取り残されたら、観光による地域活性化なんて無理ですよ!

ネットなんて触った事無いとか若いもんがやる事だなんて時代錯誤な事を言ってる人は引退するか
後進に道を譲るべきです。

上にも書きましたが、旅行に関しては「餅は餅屋」じゃないですよ。
そんな事言ってるからお客様が来ないんですよ~(笑)

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改めて言っておきます。
旅行会社に団体はいませんよ、団体自体が無いんですから。
教育旅行は誘致に時間がかかりますよ、本当にそんなに待っている事が出来ますか?
個人客向けの情報を旅行会社や地元の観光協会だけが知っているなんて事はありませんか?
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観光施設、プログラム実施者、観光行政関係者とも今一度、情報発信について根本から考えてみませんか?

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いやいや、またもや長くなってしまいましたし、取りとめが無い文章になってしましました。

情報発信がなされているかどうかが集客出来るかどうかに繋がりますので、今一度、見直しをして
みて下さい。

どれか一つだけでもダメなんですよ^^

複合的に色々と販売チャネルを広げ、間口を開けておかないと今の時代は負けだと思います。

ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。


最後まで長々とした文章をお読み頂きまして有難うございました。

これからも続きますので、宜しくお願い致します。