震災からもうすぐ8ヶ月

仮設住宅もほぼ建ち揃い、被災地ではいよいよ生活復興へ向けた本格的な作業が進んでいくのだろうと

思います。


そんな中で、過去の記事を見返していたら反原発について書いていたのですが、最近の煽動的な

反原発・脱原発騒動を見ているとこの記事に書いた「業」について今一度考えなければいけないな~

と思い直したので、今改めてアップします。

(原文を今の事情に合わせて、校正していますので悪しからず…)


この震災もいつの頃からか、震災被害(地震及び津波)よりも原発被害にばかり目が向けられる

ようになってしまいました。

更には目に見えない、得体の知れない、自分達の知らない「放射能」という物質のためか様々な

事が世間で言われていますね。


東電や政府が世間に公表できない何かを隠していると言った事やわざとわかりづらい言葉で隠して

いる、東大は東電からの寄付金があるから信用ならん等々…


別にそれらを否定する気も批判するつもりもないですが、もう少し現実的な事に目を向ける必要が

ある気がしてなりません。

原発を廃止しろ!新しい原発はいらない、新エネルギーを!!等も同様だと感じています。


ダムは自然破壊が起きるからダメ、風力は鳥の衝突や低周波や騒音問題があるからダメ、火力は

石油や石炭の枯渇、CO2の問題などからダメなど、原発事故前はあちこちで騒がれていました。


太陽光にしろ、風力にしろ、自然エネルギーを使う事に関しては、現時点ではその発電量の調整が

出来ないので原発や火力、水力に変わるものとしてはまだまだ難しいですよね。


地熱も一部では言われていますが、環境破壊等々で反対が多いのが現実です。


こんな状況で原発を停止して、代替発電と国民一体で取り組めますか??

多分無理でしょうね、環境破壊、騒音、その他で原発と同じくらいに反対運動が起きると思います。


では、電気を使わない生活が出来るか?仕事が出来るのか??となるとこれまた現実的には無理。


わたくしめは原発の推進派ではありませんが、この状況で代用エネルギーを見つける事の方が

非現実的なのかな?!というのが正直な感想です。


ひとまずは今ある火力、水力発電所のパワーをマックスにする事で原発を止めても問題はないと

思いますが、上記にも書いた環境破壊をどう食い止めるのかという事を早急に進めていかないと

また別な意味の大きな問題を抱える事になるのだろうと考えます。


実際に電力不足からくる不安や交通網の不安定、オフィスの電力確保の難しさから東京を離れ

たり、自宅待機にする会社も数多くありました。

全原発を止めればその電力不足は日本全国に及び、火力・水力等の発電量回復までの間、一時的にせよ

経済機能はマヒするかもしれませんね。


放射能汚染という人々の生活、生命を脅かす問題を抱える原発ではありますが、その恩恵にも与かって

生きているのは間違いのない事です。


本当に今の自分達の生活、仕事を変える事が出来ますか?一時的じゃないですよ、半恒久的に

変えなきゃいけないんですよ??

極端にいえば、PC等で作っていた書類を手書にしていく事出来ますか?ご飯を炊飯器を使わずに

炊く生活に戻れますか??


危ないからという理由だけで遠ざける対策で本当にいいのでしょうか?


我々の生活の根本から見直し、どれだけの電気が必要でそのための発電量を確保するためにの発電所を

どうするのか?

これをしっかりと考えていかなければならないのではないでしょうか?闇雲に原発いらないでは話に

なりません。その原発いらないと叫んでいる大半の人々の情報発信源はしっかりと電気を使うもの

だったりします。PCしかり、携帯電話然り、TVしかり…


話は変わりますが、人間は深い深い業を背負って生きていかなければなりません。


世界の多くの国が捕鯨に反対しています。クジラを使えまえる日本人をクレイジーだと騒ぎます。

しかし、日本人がその昔、牛や豚を食べる西洋の人々をクレイジーだと言っていたというと、その

方がクレイジーだといいました。


ベジタリアンは生物を殺して肉を食べるのはやめるべきだと言うが、そのベジタリアンが食べて

いる植物類も立派な生物で生き物です。


人は生きるために何かを殺して食べたり、生長する植物をとって食べたりします。

それがクジラであれ牛であれ豚であれ野菜であれ果物であれ、何がよくて何が悪いという事はない

はずです。それが業というもの…


原発もそれに近く、原子力は危ないからダメ、火力はCO2が出るからダメ、水力もダメ、何もダメ

ではどうしようもありません。


人間が生活する上で背負う業をどう感じるか、どういう風に受け入れていくか。

一時の感情や情報だけに惑わされず、子供や孫、さらにはその先の事まで考えながら、電気について

考えていかなければならないのだろうと思います。


原発事故で避難されている方のご苦労は我々が及びもつかないものなのだろうと思いますし、今では

各地にホットスポットが存在し、生活を脅かしています。

今、わたくしめが住んでいる千葉県松戸市を含む東葛地域は有名なホットスポットです。


しかし、電気のある生活をやめるという事も出来ずに、ただやみくもに原発反対という言葉を出す

事も出来ません。


原発の危険性、その危険性の除去、また、代替エネルギーの確保等を良く考えながら、節電に努め

今後のエネルギー政策の動向に注視していきたいと思います。