あの忌まわしき大震災発生から間もなく3ヶ月。

被災地ではまだまだ復興の兆しが見えてこない地域も多々あるように見受けられます。

また、一向に先の見えない「放射能」という得体の知れない恐怖…


様々な要因が重なり、国内の観光産業は大きな打撃を被る事になりました。

直接的な被害のある東北太平洋沿岸部だけに留まらず、日本全体で観光は沈んでいます。


震災直後は被災地域に遠慮した、所謂『自粛』ムードが大きかったため、各地の観光地で

キャンセルの嵐でした。そして、その後に降ってわいた『放射能』という恐怖の大王。


これが自粛以上に大きな影を落としていますね。


今の観光産業はいつの頃からか「インバウンド」なる訪日観光客がメインとなっている地域が

多くなってきていました。

景気の影響で日本人の動きが鈍いと見るや、猫も杓子も合言葉は「インバウンド」「着地型旅行」

ばかり。

その「インバウンド」客が『放射能』を嫌い、JAPAN・日本への渡航をやめているのです。


さあ、日本人を誘致する事から訪日客を誘致する事にシフトした観光地は大変です。

震災後、2週間たつくらいから「自粛の自粛」を呼び掛ける人々が増えてきた事、計画停電の

休止などから日本人は少しづつですが、それまでの旅行を取り戻しつつあります。


しかし、日本人を見捨てて外国人に走った地域は今更日本人の呼び方がわからないのでしょう。

恨みごとの並べるばかりで、自分達が動く事で経済支援になると考えている日本人を見ようとは

決してしません。


その少しづつ動きつつある日本人もその動きは鈍重ですが…(><)


これからは復興に向けた、被災地の経済活動を復活させる事が課題となる訳ですが、こと、観光に

関しては一筋縄ではいきません。


もちろん、観光施設が破壊された等のハード的な問題もありますが、観光客に「安心」を届ける事が

出来ていないからです。


間違ってはいけません、「安全」ではなく「安心」を届けなければいけません。

今の状況では「安全」すら届ける事が難しいので、「安心」を届けるのはまだ先になる被災地が多く

あると思いますが、被災地以外のエリアではどうでしょうか?


うちのエリアはライフラインも交通インフラも通信インフラも整って「安全」ですよ!という地域は

沢山あると思いますが、あくまで「安全」であって、利用者の求める「安心」を届ける事が出来て

いないのではないでしょうか?


東北地方は新緑が萌えるとてもいい季節を迎えています。

新幹線も臨時ダイヤながら全線開通され、観光では若干、利便性の悪かった航空機に変わり本数も

多い新幹線が運行される事により、人々の移動が容易になっています。


ここで「安心」を打ち出せる地域は今年に関しては一人勝ちできる事でしょう。

逆にたとえ「安全」であっても、「安心」を旅行者に訴えきれない地域はいつまでたってもお客様は

戻ってこない事だと思います。


「安心」が何かという事に答えはないと思いますが、少なくともそのエリアを訪れて、身体的影響が

ない、時間を過ごすうえで不便が無い、そして放射能に対する数値的な安全の確証をその土地に

訪れる事が「安心」なのだと言う事をアピールしていかないとならないのではないでしょうか?


経営的に体力があれば、休業というのも選択肢なのかも知れませんが、それも難しいという場合は

泣き言、恨み事ばかりではなく、旅行者を取り込む努力をしっかりとしていかなければなりません。


旅行者は目の前にいます、行きたい!東北を助けたい!等、迷っています。

その迷いをふっ切ってあげるための努力は観光産業従事者が取ってあげなければなりませんよ!

もちろん、国を含めた行政から発信する事も大切ですが、そんなのを待っていたらあっという間に

年を越してしまいます。

自分達の食い扶持は自分たちで何とかする!というくらいの意気込みで情報発信も含めた旅行予定

客に対する取り込みを行って下さい。


しつこいようですが、「安全」をアピールしてもダメです。


「安心」をアピールしない限りは旅行者は戻ってきませんよ!


それを肝に銘じて、ぜひ、日本人観光客の取り込みを初心に戻って行ってみてはいかがですか?

日本人でにぎわう事になれば、おまけでインバウンドも付いてくる事になると思いますので

ぜひ考えてみて下さい