これまでも観光をフックにした地域活性化に関してや

着地型旅行、着地型観光に関して時々書いてきましたが

今までの話も含めて、少しまとめようと思います。

本日はまずその第1回目です。

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着地型旅行、着地型観光という言葉を聞いた事が無く
ても、「グリーンツーリズム」「エコツーリズム」など
という言葉は聞いた事がある方も多いと思います。
着地型とイコールではありませんが、近い存在である
事は間違いないですし、今現在でも「グリーンツーリ
ズム」や「ブルーツーリズム」「エコツーリズム」を
着地型としたり、それらを地域活性化の切り口にして
いる場合が多ので、記念すべき第1回目はこの言葉を
考えて行こうと思います。

わたくしめ個人的には上記の取組に関しては基本的に
良い事だと思いますが、実施方法などに関しては否定
的に考えています。

何故かと言えば、過去記事でも何度も書いてきましたが
ほぼ全てのプログラムで「団体」が前提になっている
ためです。

また、「団体」が要となっていますのでその内容も個人
が楽しんだり、学んだりするというよりは学校のような
【学び】を第一とするプログラムが多い事が否定的に
成っている要因です。

これも過去に書いたかもしれませんが、これらのプロ
グラムが成功するなら農水省が声高に叫び始めた10数年
前にとっくに成功し、全国に広がり、認知度も上がって
いたのだと思いますが、認知は低いし、プログラムを
作っても集客が出来ないため1~2年で実施をやめてしま
う事例も多数出ています。

また、行政も農水省という中央官庁からのお達しもあり
必死に取り組みましたが、やはりそこはお役人仕事...
言われた通りに作って満足して終わっていました。

もちろん、取組を成功させた地域もあり、今でも先進的
事例として視察やメディア露出が図られるエリアもあり
ますが、それも星の数ほど実施した中でほんの一握り
程度。その中でも代表的なのは「長崎・小値賀」です。

皆さんも聞いた事があるかも知れませんね。

しかし、ほんの一握りのエリア以外はやってもやっても
人が来ないので受入れ側がしびれを切らして自然消滅…
となっているのが今の現状です。

では、成功している事例と失敗した事例で何が違うのか

それはやはり受入れ方法だと考えています。
これまでの「グリーンツーリズム」「エコツーリズム」
とも上記に書いた通り、その根底は「団体」向けである
がために【旅行会社】を通じての販売となっていました

旅行会社には沢山の情報が入ってきますので、その中に
埋もれてしまい、世に出る事が無かった商品などもある
と思いますし、旅行会社に団体が少なく、どうしても
学校団体への販売となった時には、受入れ実績や大型の
受入れも可能な施設・エリアとなり、これもまた限られ
てくる…次年度以降に大型団体を受入れる準備をしても
今度は販売実績が無く…と負の連鎖的にも入れ込みが
なくなり、次第に受入れ側のやる気が殺がれ、プログラ
ム自体が無くなるという現象だったのだと思います。

成功した地域はというと、団体メインでスタートしたと
しても、受入れを少数に区切り、一つの施設・プログラ
ムだけではなく、複数に振り分ける事によって大型団体
(学校団体)も受け入れられるようにしていた事、それ
に少数に区切り、いくつものプログラム・施設を纏める
事で個人利用希望者に対しても対応が可能であった事が
成功の要因であったと考えています。

「グリーンツーリズム」や「ブルーツーリズム」「エコ
ツーリズム」が団体向けに作られたと書きましたが、
それ以前に【旅行】という形態が団体行動(ツアー含む)
から個人旅行に大きくシフトした事も大きな要因だと
思います。

わたくしめが某大手旅行会社に勤務していた1990年代は
まだまだマスツーリズムがまかり通る時代でした。

観光関連施設もバンバン立てていましたし、旅行会社側
でも新しい観光施設などを探している時代でしたし…

それが、2000年代に入りADSLが普及し、ブロードバンド
という手っ取り早い通信インフラが整うと同時に旅行の
手配も自宅で画面(PC)を通して、自己で行うという
スタイルが確立されて行きました。

そうすると旅行会社のカウンターという販売形態が影を
ひそめ、「楽天トラベル」「じゃらんネット」といった
宿泊サイトが台頭し、旅行会社の存在そのものが一般客
から不要とされ始めたんですね。

今では世界第2位の旅行会社でもある「JTB」でさえ
路面店から空中店舗へ移行し、200店舗閉鎖などという
ニュースが駆け巡り、自らを旅行会社ではなく、「交流
文化産業」の事業体であるとしました。

更には昨年度から「楽天トラベル」が御三家(J・K・N)
についで業界ランクに飛び込むという事にまでなって
きています。

そういう個人個人の自己手配が進む時代の中で残念な事に
各地で細々と続けている「グリーンツーリズム協議会」等
はますます販路を失い、人が集まらないという事態に陥る
のですが、そこは行政が中心となっている事業体であるが
ために、補助金等で赤字を賄いながら、集客の不備は何か
を考えていないため、ますます利用者がないという事態に
陥るのです。

もちろん、個人客向けに販売を開始すれば売れるという
物でもありません。

NHKで旅に関するレギュラーを持つ某有名コンサルの方
の記事にこんなのがありました。

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『現地発着(着地型)旅行でコミュニティーを元気にしよう』

「この夏、はじめて、現地発着旅行の企画に取り組んだの
ですが、残念ながら初年度の集客はなし。
でも、着地型旅行が市場に浸透するには数年かかります。
こんなことであきらめずに、前を向いて、進んで欲しいと
願っています。」
*****

この根気がどこまで続くか、協議会等を作っても、そこに
参画している方々が販売=即集客と考えているのであれば
それは破滅への第一歩です。

着地型・体験型・GT、BT、ETは業界や行政の関連部署
だけが声高に叫んでいる言葉なのです。

それを一般に浸透させていくには、今までとは切り口を
変えて、まずは個人客にも対応できるプログラム作りを
すること、更には販路を広げる事。

もちろん、旅行会社がダメだとは言いませんが、観光だから
旅行会社でしょ的な発想は通用しません。

今の時代は旅行者の方が情報というものを強く意識し、
一生懸命に情報を探します。

しかし、売る側がその情報の出しどころを間違っている場合
が多いのだと思います。

多分、ネットで探すという行動は何となくわかるから自社サ
イトを設けて販売してるよ~というところは多いと思います。
更にそのサイトにSEO対策もやってるよ~んというでしょう
でも本当にそれで利用者に情報が届いてますか?

断言します!絶対に足りません。

利用者の情報探しの窓口は多岐・多方面にわたります。

それはネット上の窓口だけでも言える事で、ポータルを見て
自社サイトを見て、口コミサイトを見て、場合によっては
それに加えてガイドブックを見てと多方面から見て、最終判断
を下します。

その全てに対応できていますか?

上にも書きましたが、「グリーンツーリズム」や「エコツーリ
ズム」などを実施している事業体には得てして行政がからみ
補助金等を受けている個所が多いと思います。

せっかくの補助金ですので、運営に使うだけではなく、その
プログラムを広めるために使いませんか?

サイトを制作し、無駄なSEO対策費に補助金が消えていま
せんか?

無駄に豪華なパンフレットや旅行会社に支払う協賛金、キャラ
バンと称した地方巡業に消えていませんか?

今の時代、本物を知る子供は少ないですし、その親もまた
本物を知らない世代だと思います。

そういう時代の中で本物を教える「グリーンツーリズム」や
「ブルーツーリズム」「エコツーリズム」、着地型・体験型の
プログラムは重要ですし、もっともっと認知されていいはず!

その認知のためにもっともっと事業体が必死になって取り組ま
なければ、認知されないと思います。

もっともっと個人対応のプログラムが増えて、各地で家族連れ
等が笑顔で楽しんでいる…そんなプログラムで交流人口を増やし
地域の活性化に本気で取り組む事業体がいくつも出て来てくれる
のを願ってやまない今日この頃です。

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長々とまとまりのない文章を書きましたが、せっかくの
良い商品も世に出なければ何にもならないですよね?!

そんな事例がものすごく多いのが「グリーン」「ブルー」
「エコ」各ツーリズムプログラムです。

内容はものすごく面白そうですし、本物を知らない子供たちに
本物を教える絶好の機会だと思いますが、世間に知らせる事を
していないので書かせて頂きました。

この様な事例等をこれからもこのシリーズで取り上げて、
世間に着地型・体験型という観光形態が拡がるようなお手伝い
をしていければと思っております。

ぜひ、これからもお付き合い下さい!!