初めての旅行とは② my first self planning day trip -part2 | 旅平の恥はかき捨て-What happens in Vegas stays in Vegas-

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旅平の旅平による旅平のための旅行を中心とした自己満足情報発信ブログ

みなさんこんにちは

旅平です!

 

前回、「初めての旅行とはpart1」の続編です(前回記事はこちら)。


当時使っていたオンボロデジカメの画質が悪く、写真はちょっと申し訳ない感じですが、

雰囲気を感じていただけたら幸いです

 

というわけで時は2006年の9月

もう12年も前の話で恐縮です汗)。

 

余っていた青春18きっぷ一回分を使わなきゃ!

そう思って決めた行き先が熱海でした。

 

朝7時過ぎに家を出て、8時に渋谷で湘南新宿ラインに飛び乗り、10時に熱海駅に到着。
思いのほかあっという間の列車旅でした 。

熱海の商店街

多少下調べはしていたけど、一応と駅の観光案内所でMAPをゲットし、

駅を出たすぐそばにある足湯に入りながら「どうしようか...」とあれこれ悩んだ結果、

観光案内所でもらった「文化散策マップ」の通りにまわってみよう!

という結論になり散策をスタート。

 

文化散策マップ(表紙)

地図

※当時の地図をまだ保管していました笑
 

ところが、駅前の足湯“家康の湯”を出て、「よし行くか!」、と思い立った矢先、

次の順路である「④紅葉山一筆塚」なるものが見つからない汗

しかもあきらめてスキップした次の見所も見つからない。 

「これ、道あってんのか?」 

と非常に不安を感じながらも、

ずかずかと足を進めた結果、

見事次なる目的地、来宮神社に着きました(ホッ) 

駅から1.5キロ。ちなみにキノミヤと読みますが、

僕はずっとライミヤと勘違いしてました 

来宮駅


来宮神社

 

ここは天然記念物の大楠の木があって、

パワースポットにもなっている模様(当時はそんなことは露知らず汗)

ちらっと滞在して次へ 

大楠の木


とことこ線路沿いの道を歩き、

来宮駅を過ぎたところにあったトンネル工事の殉職碑と

謎に祭られている救命石なる石を一瞥し、

次のスポット熱海の梅園へ。 



この梅園は梅が約730本有り、満開時にはさぞすばらしい景観となることでしょう。

 

・・・当然ながら9月に梅が咲いているわけでもなく、

ひとまず園内を散策

 

この梅園、意外と見るべき所はいっぱいあり、

森総理と金大中大統領の友好記念碑がひときわ目立つ韓国庭園や

澤田政廣記念美術館(有名な彫刻家らしい)、流れる小川や裏側まで覗けちゃう滝、

そして随所に感じられる園内の自然を味わいながら、ゆっくりと流れる時間を楽しみました。 
 

韓国庭園

 

友好記念碑

 

澤田正廣美術館



 

と、ここまで調子よく回ってきたわけなんですが、

時刻は昼過ぎ天気は曇り。

でも蒸し暑い今日この頃。 

吹き出る汗をぬぐいながら、

たどり着いた明治の文豪坪内逍遥が死ぬまで住んでいた建物は、

早稲田大学の管理のもと木曜と日曜にしか入れず。

 

続いて訪れた熱海の3大別荘の一つ起雲閣も

500円有料と知ってあえなく断念。

 

そんな感じでちょっと疲労も蓄積。

重い脚を引きずり海側へちょっと歩みを進めてみると、

そこにはテレビでよく見た熱海の風景がそこには広がっていました。

 

今回、目的地を決めるに当たって重要視した要素の一つが海の存在。 

僕はあまり海とはかかわりを持つこともなく、

ずっとフェーン現象の激しい内陸の盆地で育ったため、

海は常に憧れの存在でした。

 

もちろんリア充wみたいに海水浴なんか行くわけもなく、

夏休みに一回は海を見に行こうって思ったんです。

(当時バイトで行った京浜工業地帯やお台場から見える東京湾はカウントしてません笑) 

というわけで、天気はイマイチだったけど今までの疲れた気分を晴らすには十分でした。 

元気を取り戻し、お昼は海沿いらしく景色が見えるように工夫されたすかいらーくへ。

 

さすが腐ってもすかいらーくでした。日替わりランチ680円... 

‐旅平回顧録:当時はお金をけちってあまり食事にこだわっていませんでした汗(深く反省)


今はジョナサンになっている模様


昼食で元気になった僕は海沿いの景色を見ながらビーチを散歩。 

途中 「写真採ってください!!」 と声をかけられスーパーにテンパった意外は問題もなく、

名所“お宮の松”なるものを見て来た道を引き返す。

 

そしてたどり着いた観光コースの終点サンレモ・メモリアル公園

(イタリアのサンレモ市との姉妹都市締結を記念した公園とのこと)

 

これまでは文化散策マップをたどっていろいろみてきたわけなんですが、

マップはここで終了。
しかし時間はまだ2時過ぎ。 

 

そうだ、ロープウェイにのろう!

 

ということで日本一短いロープウェイに乗車w

広がる熱海市外の風景に感動。

そして曇り空にがっくし。

うーんついてないorz

 

そんなくもった景色



ロープウェイを降りた先には熱海のシンボル熱海城が鎮座していたものの、

入場料900円の価値を見出せず、外観だけ見てさようなら。

 

熱海城

 

ということでロープウェイ乗り場に戻って、ある意味熱海で一番有名な秘宝館へ。 

入り口付近にはサイン色紙や写真の数々。

僕はその昔「人気者で行こう」って番組で蛭子さんが来てたのは覚えてたけど、

こんなにロケ訪問していたとは...結構女性も来訪している模様 

個人的にはこういうスポットが好きなので、とても面白かったのですが、
僕の前にいたカップルは、彼氏がガチで見ていて、

彼女が若干ひいていたのが印象的でしたw
 

お勧めはおみくじです

熱海秘宝館

HP:http://www.atami-hihoukan.jp/

 

秘宝館を出た後は、錦ヶ浦という断崖絶壁へ。 


最初見たときは、なんかよく2時間ドラマでラストに出てくる場所みたいな印象。もちろん絶景。

でも下は見れません...。 

しばらく海沿いの道路を歩いていくと、その断崖に階段とか、建物があるじゃないですか

「下に降りれるかもしれない・・・」とワクワクしながらその場所まで歩いていくと、

入り口が封鎖されていて、脇の看板には「私有地につき立ち入り禁止」の文字。 

それを見た瞬間どっと疲れがやって来た。 
ていうかこんなところを私有地にするなんてなんてやつだ。

 

ということでもと来た道を折り返す。 
ぜえぜえ言いながら、下ってきた坂道を自らの足で登り、反対側をロープウェーで降りる。

正直ここまで回るとさすがに限界。

もう少し見たいとこもあったけど、それはまたの機会にしよう。

 

 

ということで最後の目的地へ。 

そう、熱海って温泉なんです。 

日帰り温泉宿も盛りだくさん。 
でも値段はだいたい1000円オーバー。 
東北では日帰り温泉は500円くらいが関の山で、

個人的には温泉にそんな金出せるか!って思ってました。

そんで下調べしていた入浴料350円のところへ行ってみる。 

・・・とても入れる雰囲気じゃなかった泣 
日が当たらず、建物も古く、人の気配がまったく感じられないその場所は、

入り口付近をうろついたものの、どうしても足を進められず、

あえなく断念してしまいました泣

 

無難に1000円払って露天、休憩室、石鹸、サウナつきっていうか、

いわゆる“フツー”の場所へ。

俺ってなんて度胸ないんだろう。 


しょーがないので、入浴料1000円を取り戻すべく、

今日歩きまくった足をほぐしてお風呂でほっと一息。 
熱海の温泉ってしょっぱいんですねぇ

 

・・・

 

のびのびと入浴していると、刺青したお兄さんが現れる!

びびる!

 

旅平は逃げ出した!ザザザッ(ドラクエ風)


 

入浴後は一路駅へ。

朝見つけられなかった名所の一つを最後に発見し、ちょっと喜ぶ。ちょっとだけ。 

駅につくと時刻は午後6時ちょっと前。

ちょうど選挙期間で演説が行われているのを横目に、お土産屋を物色しながら

結局何も買わずに東海道線に乗り込み、熱海に別れを告げ、

僕の初旅行は無事に幕を閉じました。 

 

・・・・

 

やはりこの旅が自分のスタイルの原点かなあと思っています。

足を酷使し、いろんな名所を詰め込むだけ詰め込んで観光し、(あれば)温泉に入る。

このスタイルは今もそんなに変わってません。
 

この旅で歩きとおしたことで、見えてきたこともたくさんあったんですよね。

不意に見知らぬ人に声をかけられたり、思わぬ風景を立ち止まって眺められたり、

もちろん疲労はしたけれどそれは心地よい疲労であって旅の思い出になる。

 

そんなことを教えてくれた、

初旅、熱海でした。

 

パート1よりかなり長くなってる気がするけど、気にしないでおこう笑

 

旅平