舟屋に、
夜が来る。

天橋立・宮津から、
さらに海沿いを北へ。

道が伊根湾へ出ると、
海ぎりぎりまで家が並んでいます。

舟屋。

昼間は、舟屋を見に来た人が歩き、
遊覧船や小舟が海を行き交います。

でも夕方になると、
町は少しずつ静かになります。

今回は、そこで帰らない。

家に灯りがつき、
海が暗くなり、
翌朝、漁港がまた動き始めるまで。

伊根に一晩残るための5つの宿です。

AFTER THE VISITORS LEAVE

舟屋は、
夕方から家に戻る。

伊根の舟屋は、観光のためにつくられた建物ではありません。

船を入れる。
魚を扱う。
海と暮らす。

その時間が積み重なって、今の町並みがあります。

だから一番見てみたいのは、
観光の時間が終わったあと。

灯りのついた舟屋。
暗い伊根湾。
波の音だけが残る部屋。
そして翌朝の漁港。

海の京都三部作の最後は、
海のすぐ上で一晩を過ごします。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、伊根湾、舟屋、町並み、夜景、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR HOURS IN INE

伊根に泊まると見えてくる、4つの時間

EVENING|人通りが少なくなる町を歩く

NIGHT|暗い海と舟屋の灯りを見る

ROOM|海のそばで何もしない

MORNING|町が動き出す朝まで残る

01 / STAY IN EVERYDAY INE

CAFE&BB guri

まずは、
「伊根の日常」に泊まる。

1952年に建てられた古民家を改修した、1日1組限定の小さな宿。

舟屋そのものではなく、町の山側にあります。

1階は小さなカフェ。
2階が宿。

舟屋だけを特別な景色として切り取るのではなく、魚を干す風景や港、路地まで含めて伊根の日常を見る。第三章の入口にしたい宿です。

1952|古民家をリノベーション

ONE GROUP|1日1組限定

BREAKFAST|伊根の食材を取り入れた朝食

この宿の決め手|「舟屋を見る」前に、伊根そのものの暮らしへ視線を向けられる

 

 

02 / SLEEP ON THE LAND SIDE

伊根 平田 千歳 Chitose

海を見るために、
あえて山側に泊まる。

舟屋エリアの平田にある、山側の宿。

伊根の町では、海側の舟屋と道路を挟んだ山側の家が、ひとつの暮らしをつくってきました。

だから、舟屋だけが伊根ではありません。

夜の路地を歩き、海側に灯りを見つける。少し引いた場所に泊まることで、舟屋が「町の中の家」として見えてきます。

HIRATA|舟屋エリア内

LAND SIDE|山側の宿

PRIVATE|1組貸切で過ごせる滞在

この宿の決め手|舟屋だけでなく、海側と山側が向かい合う伊根の町そのものに泊まれる

 

 

03 / SLEEP ABOVE THE BOAT

舟屋の宿 和光

ここから、
舟屋そのものに泊まる。

大正時代に建てられた舟屋の2階を改修した、1日1組限定の宿。

1階には今も、船を海から引き上げるための斜路が残っています。

窓の下は、伊根湾。

昼に外から眺めていた舟屋。その2階で灯りを消して眠ると、「海のすぐ上に家がある」という伊根の不思議さが、ようやく身体で分かります。

TAISHO|大正時代の舟屋

SLIPWAY|1階に船を曳く斜路が残る

ONE GROUP|1日1組限定

この宿の決め手|舟屋という建築を「見る」から、「その上で眠る」へ変えられる

 

 

04 / LET THE SEA FILL THE ROOM

FUNAYA KURA 藏

夜になったら、
海を部屋の中まで近づける。

伊根の歴史ある舟屋を使った、一棟貸切の宿。

海を望む風呂とサウナを備えています。

窓の外にあるのは、暗くなった伊根湾。

昼の青い海とは違う。夜になると水面の輪郭が消えて、聞こえるのは波の音。何かを見るためではなく、海のそばに居続けるための一泊です。

FUNAYA|歴史ある舟屋を利用

BATH|海を眺める風呂

SAUNA|サウナ付き一棟貸切

この宿の決め手|伊根湾が暗くなってからも、海との距離をほとんど変えずに過ごせる

 

 

05 / HOT WATER ABOVE THE SEA

伊根の舟屋 雅

最後は、
海の上で湯に入る。

古い舟屋と主屋を改修した宿泊施設。

舟屋の「雅」「風雅」と、山側の主屋「香雅」からなり、舟屋の客室では伊根湾を間近に感じられます。

さらに、舟屋群の中では珍しい天然温泉も。

暗い伊根湾を見ながら湯に入る。そして翌朝、同じ場所に青い海が戻ってくる。海の京都三部作は、夜と朝で表情が変わる海を見て終わります。

FUNAYA|舟屋を改修した客室

ONSEN|奥伊根温泉の天然温泉

BAY|伊根湾をすぐそばに感じる

この宿の決め手|三部作の最後を、舟屋・海・温泉がひとつになる滞在で閉じられる

 

 

 

HOW WILL YOU STAY IN INE?

どんな伊根の夜に、泊まる?

CAFE & BB guri
舟屋だけではない、伊根の日常へ。

伊根 平田 千歳 Chitose
山側から、灯りのついた舟屋を見る。

舟屋の宿 和光
大正時代の舟屋、その2階で眠る。

FUNAYA KURA 藏
風呂とサウナから、夜の海へ。

伊根の舟屋 雅
舟屋の中で、海と温泉を味わう。

AFTER DARK

舟屋に、
夜が来る。

美山では、
山の暮らしの中に泊まりました。

天橋立・宮津では、
海と町の境目に泊まりました。

そして伊根では、
とうとう海のすぐ上まで来ました。

人が少なくなる。
家に灯りがつく。
海が暗くなる。

翌朝になれば、
港はまた動き始めます。

山から海へ。

三つの場所を泊まりながらたどると、
京都は「寺と町」だけではなく、
山と海の暮らしがつながった土地に見えてきます。

舟屋に、夜が来る。

「山から海へ、泊まりながらたどる。」
海の京都三部作を、ここで終わります。

※伊根の舟屋は現在も暮らしや仕事に使われている建物です。私有地・舟屋内へ無断で立ち入らず、夜間・早朝の散策では住民の方への配慮をお願いします。飲食店の営業時間、食事提供、温泉・サウナ等の利用条件は宿泊日やプランによって異なるため、各施設の最新情報をご確認ください。