湯気が、
町の景色になる。

別府・鉄輪を歩いていると、
町のあちこちから白い湯気が上がっています。

旅館の屋根から。
路地の向こうから。
地獄釜から。
家と家のすき間から。

ここでは温泉は、
「入るもの」だけではありません。

食材を蒸し、身体を温め、
人が長く滞在する湯治場をつくり、
ついには町の景色そのものになる。

地面の熱と一緒に暮らしてきた鉄輪に泊まる、5つの宿を選びました。

A TOWN BUILT ON STEAM

温泉ではなく、
温泉のある暮らしを見る。

鉄輪には、昔ながらの湯治宿や貸間が今も残っています。

そして高温の温泉蒸気は、料理にも使われてきました。

蒸気で野菜を蒸す。
湯に入る。
浴衣で町を歩く。
また宿へ戻る。

観光地を次々に回るより、
ひとつの町に長く残ってみる。

そうすると、湯けむりが
「温泉地らしい演出」ではなく、
暮らしの一部だったことが見えてきます。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、町並み、湯けむり、温泉、地獄釜、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO FEEL THE HEAT

地面の熱を感じる、4つの方法

STEAM|町のあちこちから上がる湯けむりを見る

COOK|温泉蒸気で食材を蒸す

TOJI|湯に入りながら、暮らすように滞在する

VIEW|最後は町全体を覆う湯けむりを見る

01 / COOK WITH THE EARTH

サリーガーデンの宿 鉄輪柳屋

まずは、
地面の熱を食べてみる。

明治時代から続く湯治宿を受け継いだ、鉄輪銀座通りの宿。

中庭には石造りの地獄釜があり、バルブをひねると約100℃の温泉蒸気が吹き出します。

町の商店で野菜や魚を買い、ざるに並べて蒸気へ。

温泉に入る前に、まず温泉で夕食をつくる。地面の熱が食卓まで届いていることを、一番わかりやすく体験できる宿です。

STEAM|石造りの地獄釜

COOK|温泉蒸気で自炊する

TOWN|町で食材を買って宿へ戻る

この宿の決め手|「温泉を味わう」という言葉を、本当に食べる体験まで広げられる

02 / LIVE LIKE A TOJI GUEST

入湯貸間 陽光荘

次は、
温泉町で暮らしてみる。

昔ながらのスタイルを残す、鉄輪の貸間旅館。

食事付きの旅館ではなく、基本は素泊まり。自分で食材を用意して、地獄蒸しで料理します。

湯に入る。
部屋で休む。
自分で夕食をつくる。
また湯に入る。

旅館に「もてなされる」というより、自分の速度で温泉町に滞在する。鉄輪に残る湯治文化へ、いちばん近づける一泊です。

KASHIMA|昔ながらの貸間旅館

TOJI|暮らすように滞在する

JIGOKU|地獄蒸しで自炊

この宿の決め手|「温泉旅行」から、昔ながらの「湯治の暮らし」へ一歩踏み込める

 

03 / SEE THE STEAM FROM ABOVE

別府鉄輪温泉 ホテル山水館

路地を歩いたら、
今度は町を上から見る。

鉄輪の高台にある温泉宿。

6階の展望露天風呂からは、鉄輪の湯けむり、別府市街、別府湾まで望むことができます。

路地の中では、一つひとつの湯気しか見えません。

でも高い場所へ上がると、それが町のあちこちから同時に立ち上っていることに気づく。ここで初めて「湯気が町の景色になる」という意味が見えてきます。

STEAM|鉄輪の湯けむりを一望

BAY|別府湾まで開く眺望

BATH|100%掛け流しの温泉

この宿の決め手|路地で見ていた一筋の湯気を、「町全体の景色」として見直せる

 

04 / BACK TO THE SOURCE

別府鉄輪温泉 山荘 神和苑

町の湯気を見たら、
その源へ戻る。

敷地内に2つの自家源泉を持つ、鉄輪の温泉宿。

加水・加温を行わない源泉かけ流しで、全客室でも天然温泉を楽しめます。

大浴場では、条件によって青く見える「神秘の青湯」と、鉄輪名物の蒸し湯も。

町に漂っていた白い湯けむりの正体は、地面の下から上がってくる熱。その源を、自分の身体で確かめる場所です。

SOURCE|敷地内に2つの自家源泉

BLUE|条件によって青く見える温泉

STEAM|鉄輪名物の蒸し湯

この宿の決め手|町を覆う湯けむりの「見えない地下」を、源泉そのものから感じられる

 

05 / WATCH THE STEAM AFTER DARK

鉄輪温泉 湯けむりの里 東屋

最後は、
湯けむりに夜が来るまで。

鉄輪の高台に建つ宿。

客室や露天風呂からは、別府の町と夜景を眺めることができます。

昼は白かった湯けむりの向こうに、夕方になると町の灯りがつき始めます。

湯気は消えない。ただ背景が昼から夜へ変わる。観光客が帰ったあとも続いている温泉の町を眺めながら、第一章を終わります。

VIEW|高台から見る別府

NIGHT|湯けむりと町の灯り

BATH|源泉100%掛け流し

この宿の決め手|湯けむりが観光の景色ではなく、夜まで続く町の日常だと感じられる

 

CHOOSE YOUR STEAM

どこまで、湯気の中へ入る?

鉄輪柳屋
まずは、温泉の蒸気で夕食をつくる。

陽光荘
昔ながらの貸間で、湯治の暮らしへ。

ホテル山水館
湯けむりを、町全体の景色として見る。

山荘 神和苑
地下から湧く熱の源まで戻る。

湯けむりの里 東屋
最後は、町の灯りと湯けむりを見る。

THE HEAT BENEATH THE TOWN

町の下には、
見えない熱がある。

食材を蒸す熱。

身体を温める湯。

家々の間から空へ上がっていく湯けむり。

鉄輪では、同じ地面の熱が、いくつもの形になって町の中へ現れます。

だから今回は、温泉を一軒だけ楽しむのではなく、
その熱と一緒にできた町に泊まる。

湯気が、町の景色になる。
地面の熱をたどる九州三部作を、別府・鉄輪から始めます。

※地獄蒸し設備、温泉・蒸し湯、浴場の利用時間、料理・自炊設備などは施設や宿泊プランによって異なります。高温の蒸気を扱う設備もあるため、各施設の案内・注意事項に従ってご利用ください。