川音が、
近くなる頃。

山中温泉の真ん中を、
大聖寺川が流れています。

その川に沿って続くのが、鶴仙渓。

橋を渡り、岩の横を歩き、
木々の間から水面をのぞく。

秋が深くなるにつれ、
鮮やかな葉だけではなく、
その下を流れていた水の存在にも気づくようになります。

今回は紅葉を追うのではなく、
川のそばに泊まり、その音を連れて温泉へ。

山中から山代まで、水の気配をたどる5つの宿を選びました。

FOLLOW THE WATER

景色を見る旅から、
水の気配を聞く旅へ。

鶴仙渓には、こおろぎ橋、あやとりはし、黒谷橋を結ぶ約1.3kmの遊歩道があります。

川床に座る。
橋の上で立ち止まる。
露天風呂から渓谷を見る。

そして山中を離れたら、山代温泉へ。

そこでは川の音の代わりに、
共同浴場へ人が行き交い、湯が満ちる町の気配がある。

雨から川へ。
川から湯へ。
北陸の水を、少しずつ近く感じていきます。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、渓谷、橋、紅葉、温泉、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO FOLLOW WATER

水をたどる、4つの時間

WALK|川沿いの遊歩道を歩く

LISTEN|宿まで続く川の音を聞く

BATH|冷えた身体を温泉へ戻す

TOWN|最後は共同浴場を中心にした温泉町へ

01 / LOOK DOWN INTO THE VALLEY

山中温泉 日本が香る宿 胡蝶

まずは、
川を上から眺める。

鶴仙渓の道明ヶ淵近くに佇む、小さな温泉宿。

大浴場の窓の向こうには、渓谷の景色が広がります。

遊歩道で聞いていた川の音を残したまま、今度は温泉の中から渓谷を見る。

外を歩く時間と、宿で身体を温める時間が切れずにつながる。第二章の入口にしたい宿です。

VALLEY|鶴仙渓・道明ヶ淵を望む

BATH|渓谷を窓越しに眺める温泉

AUTUMN|四季の移ろいを近くに感じる

この宿の決め手|鶴仙渓を「見に行く場所」ではなく、宿の中まで続く景色にできる

 

02 / STAY WITH THE SOUND OF WATER

山中温泉 お花見久兵衛

今度は、
川音の近くまで下りる。

渓谷の自然に囲まれた山中温泉の宿。

楽天トラベルでも「渓谷美と川のせせらぎ」を、この宿の景色として紹介しています。

露天風呂では、建物の中にいながら自然との距離がぐっと近くなる。

昼に川沿いを歩き、夜になってもまだ水の存在を感じている。そんな一日が似合います。

SOUND|川のせせらぎ

VALLEY|渓谷の自然に囲まれる

BATH|自然との一体感を意識した露天風呂

この宿の決め手|景色だけでなく、「川が流れている」という感覚を宿まで持ち帰れる

 

03 / CROSS THE BRIDGE

山中温泉 かがり吉祥亭

川を見るなら、
橋も渡ってみる。

こおろぎ橋と鶴仙渓を望む場所に建つ温泉宿。

渓谷を眺める客室や、せせらぎを感じる露天風呂があります。

ここで大切なのは、宿に着いたら旅を終わらせないこと。

夕方にもう一度外へ出て、こおろぎ橋を渡る。昼より光が弱くなった渓谷は、景色より先に水の音が届いてきます。

BRIDGE|こおろぎ橋のそば

RIVER|鶴仙渓を望む滞在

EVENING|夕方の渓谷を歩く

この宿の決め手|「川沿いに泊まる」だけでなく、橋を渡るという小さな旅まで宿の前につくれる

 

04 / LEAVE THE RIVER, FOLLOW THE BATH

山代温泉 葉渡莉

川を離れて、
湯の町へ。

山中から山代へ下りると、水の見え方が変わります。

葉渡莉には、檜造りと石造りという趣の異なる二つの大浴場があり、姉妹館・瑠璃光への湯めぐりもできます。

ここからは、川を眺めるのではなく、町の中を湯から湯へ歩く。

第二章の水は、ここで「流れていくもの」から「身体を包むもの」へ変わります。

BATH|檜と石、二つの大浴場

WALK|姉妹館への湯めぐり

TOWN|山代温泉の町を歩く

この宿の決め手|山中で追ってきた水を、山代では「湯めぐり」という町歩きへ変えられる

 

05 / THE WATER BECOMES A TOWN

山代温泉 たちばな四季亭

最後は、
温泉を中心にできた町へ。

明治元年創業。山代温泉の「湯の曲輪」にある宿です。

山代には、共同浴場の周囲に宿や商店が集まる、昔ながらの温泉町の形が今も残っています。

宿を出れば、古総湯や温泉寺、古い町並みへ。

第一章で金沢の町に落ちていた雨は、第二章で川を流れ、最後には人が集まる「湯」になる。北陸の水をたどる旅を、ここでいったん町の中へ戻します。

HISTORY|明治元年創業

YUNOGAWA|山代温泉「湯の曲輪」

SPRING|歴史ある源泉の湯

この宿の決め手|川から始まった水の旅を、共同浴場を中心に生まれた「温泉の町」で終えられる

 

CHOOSE YOUR WATER

どこまで、水に近づく?

胡蝶
温泉から、鶴仙渓を見下ろす。

お花見久兵衛
川のせせらぎを、夜まで連れて帰る。

かがり吉祥亭
こおろぎ橋を渡り、渓谷へ戻る。

葉渡莉
川を離れ、山代で湯から湯へ歩く。

たちばな四季亭
最後は「湯の曲輪」という温泉町の原風景へ。

FROM RIVER TO BATH

水は、
少しずつ旅に近づいてくる。

第一章の金沢では、雨が町の景色を変えていました。

第二章では、その水が川になります。

川沿いを歩く。
橋を渡る。
せせらぎを聞く。
冷えたら湯へ入る。

そして最後には、
温泉そのものを中心につくられた町へ。

川音が、近くなる頃。
次はこの水を、日本海まで追いかけます。

※紅葉の時期、鶴仙渓川床の営業、遊歩道の通行状況、温泉・湯めぐりの利用時間などは季節や天候により変わります。雨天・増水時には川床が営業中止となる場合があります。各施設・観光協会の最新情報をご確認ください。